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2018.03.31
特集

[特集]應援指導部・スタンドとグラウンドを繋ぐ

 東都大学野球春季リーグ戦開幕まであと9日。神宮球場のスタンドには野球部の勇姿もさることながら、常に選手と日程を同じくし戦い続ける應援指導部の姿があった。今回は東都大学野球リーグ戦に全試合帯同している東洋大應援指導部の皆さんのインタビューをお届けする。

 今回、インタビューに応じてくださったのは主将の平良(文4)さん(左下)・チア部門の横田(ラ4)さん(左上)・楽器部門の吉田(ラ4)さん(右上)・リーダー部門の橋本(法3)さん(右下)の4人。


--まず、入部のきっかけを教えてください
平良さん:高校の時に競技者としてやっていたが、怪我をしてしまった。その時に大学で競技をやるのかそれともサークルに所属するのか迷っていたら、新歓期間にビラを配っていて目に留まったのが應援指導部でした。
横田さん:私の場合は駅伝が好きで、せっかく部活動の強い大学なので何かで関わりたいと思っていました。その中で身体も動かせる場所がここでした。
吉田さん:私はもともと吹奏楽を高校までやっていたので。あとはこの部10人という少数でやるのでそういうところも1つポイントでした。
橋本さん:自分は高校生の時から神宮球場のリーダー板に憧れがありましたね。初めて来たのが2年生の秋。六大学の應援団が立ってるのを見て自分もあそこに立ちたい!と思いました。


--10人という少数での活動ですが大変なところはありますか
吉田さん:そうですね。人数が少ない分音量などはどうしても負けそうにはなります。その点をカバーするためには気持ちが大事だと思います。東洋大の場合は一人一人の気持ちの強さでは負けないですね。


--今まではどんな部活動の応援に行きましたか
横田さん:基本的な活動としては硬式野球部のリーグ戦と陸上部の長距離部門である駅伝です。過去にはボクシング・アイスホッケー・フィギュアスケート・ラクロスにも行ったことがありますね。あとは声が掛かればどこにでも!というスタンスでいるのでお待ちしています!


--今まで行った現場で1番大変だった場所を教えてください
橋本さん:大変の種類もたくさんありますね(笑)気候面だと仙台で行われる杜の都駅伝ですかね。体力的には、出雲駅伝の応援に行ってそのあと帰宅せずに神宮球場に行った時ですかね。いい思い出です(笑)


--今まで活動をしてきて1番やりがいを感じたのはどんな時ですか?
平良さん:4年生は入部した年に全日本駅伝で優勝を経験できました。駅伝だけでなくいろんな部活の優勝を間近に感じられる。これが1番のやりがいだと思います。


--最後に應援指導部の今年の目標をお願いします
吉田さん:この代の目標が『応援席とグラウンドとの温度差をなくそう』なので、球場に来てくれた人たちが一生懸命になってくれる応援席を作りたいです。


    球春到来とともに應援指導部の戦いの幕が上がる。スタンドからの声援がリーグ戦3連覇を後押しする。

TEXT/PHOTO=須之内海