Article

記事


2018.04.27
硬式野球

[硬式野球]国学大2回戦 あと一本が出ず5-6で惜敗

平成30年度東都大学野球1部春季リーグ戦

4月24日(火)神宮球場

●東洋大5-6国学大


(イニングスコア)

2回戦

国学大

東洋大


(東洋大)

村上、中田、●山下雅(1敗)ー佐藤

二塁打:小峰(三回)酒巻、津田(四回)、竹原(七回)


・打撃成績

打順
守備
名前




(指)
佐々木(営1=帝京)




(左)
小峰(営3=帝京)




打左
飯塚(営3=藤代)




(中)
竹原(法4=二松学舎大付)




(二)
中川(法4=PL学園)




(捕)
佐藤(法3=聖光学院)




(右)
木村(総1=霞ヶ浦)




(一)
酒巻(営2=成田)




打一
宮川(法4=開星)




(三)
津田(総3=浦和学院)




(遊)
小川(法2=霞ヶ浦)






33



・投球成績

名前


球数

四死球
三振

村上(総2=智弁学園)
51/3
21
99




中田(営4=大宮東)


14




●山下雅(営3=東邦)
22/3

32








先発の村上は6回を投げ4失点と悔しい結果に


先制点を決めた小峰


中川の一振りで試合は振り出しに戻った

 

 国学大2回戦は先制し勢いに乗るも、九回に逆転を許し5―6で惜敗。互いに点を取り合う展開が続いたが、あと一歩のところで粘れず、勝ち点をかけた勝負は3回戦に持ち越された。


 先発のマウンドを任されたのは村上(総2=智弁学園)。四回まで無失点の好投を続け、2年生ながらも緊張を感じさせない堂々たる投球を見せた。村上を援護するように打線も奮起。三回、1死二塁の好機で小峰(営3=帝京)が適時二塁打を放ち先制点を奪う。続く四回にも、酒巻(営2=成田)がチェンジアップに上手く対応し適時二塁打に。「コンパクトに打つことができてよかった」とリーグ戦自身初打点を決め笑顔を見せた。さらに津田(総3=浦和学院)が適時二塁打を放ちリードを広げた。

 しかし五回、村上が4番・鎌仲(国学大)に一発を浴び1点を返される。それまでテンポ良く打者を抑えてきた村上だったが、六回には先頭打者に中前打を許す。四球も絡み1死一、二塁のピンチを招くと、その後は国学大打線につかまり逆転を許す。「今日勝って勝ち点を取りたかった。申し訳ない」と6回4失点の投球を悔やんだ。

 監督は「六回の失点は相手の集中力というか執念を感じた」と語るよう、相手の勢いを止めることができず苦しい展開となった。それでも七回、中川(法4=PL学園)の適時打で同点に追い付き振り出しに戻る。昨年2季連続でベストナインを獲得している中川。今季はなかなか調子が上がらず苦しんでいたが、意地を見せた。

 試合は同点のまま九回へ突入。七回から登板した山下(営3=東邦)が逆転の打者を許すと、続く打者は監督が1回戦から警戒していたという小川(国学大)。決め球のシンカーを打たれ決勝点を与えてしまう。「一塁が開いていたので、小川を歩かせればよかった」。指揮官は采配ミスと厳しい表情で語った。

 この敗戦でチーム順位は暫定2位に。目標としているリーグ優勝のために、ここで立ち止まるわけにはいかない。

■コメント

・杉本監督

(九回逆転の場面)あれは私のミス。盗塁で2死二塁となって(決勝打の)小川を歩かせればよかったのに、追い込んで勝負に行ってしまいシンカーを運ばれた。小川は国学大1回戦から警戒していた。その辺りは試合の前からしっかり指示をしておくべきだった。六回の失点は国学院さんの集中力というか執念を感じた。先発の村上もよく投げてくれたが、五回以降崩れてしまい失点を重ねてしまった。投げさせるかの判断は予測しずらいところだった。甲斐野は延長戦になることを考えていたので九回は出さなかった。小峰の頭部への死球は今のところ問題ない。明日は勝ち点を取るために頑張ります。


・中川主将(法4=PL学園)

1回戦が良い勝ち方だったので、2回戦は負けてしまって本当に悔しい。(次戦に向けて)もう勝つだけなので、明日に向けて調整していきます。

 

・佐藤(法3=聖光学院)

バッティングとしてはしっかりと球が見えていい感じ。あとは、甘い球に対してどう対処するか。今はファウルにしてしまっているので、そこをしっかりと打ちたい。今日の投手陣は、村上はテンポを大事にしようと思っていた。中田さんに対しては、相手がスライダーを狙っているのがわかっているのに要求していたので甘さが出た。山下雅は次の打者勝負でもいい場面で中途半端な配球になってしまったので日々勉強です。もっと分かりやすい要求の仕方をすればよかったのかなと思います。明日、勝たないと行けない展開になったのでしっかり勝つだけ。最後一点でも多く取れるようにがむしゃらにやっていきたい。

 

・酒巻(営2=成田)

(二塁打を打ったのは)チェンジアップ。国学大先発の山岡がコースの投げ分けをしてくるのがわかっていたので、昨日はアウトコースに目つけしてインコースをさばく練習をしました。その中で大振りにならないでコンパクトに打ててよかったです。明日は上茶谷さんで勝たないとチームが成り立たないと思うので、チーム一丸となって団結力で戦い抜きたいと思います。

 


TEXT=松本菜光花 PHOTO=須之内海、永田育美