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2018.05.06
少林寺拳法

[少林寺拳法]塚本5位入賞 さらなる高みを目指す

第55回少林寺拳法関東学生大会

5月4日(金) 日本武道館


本選入賞

単独有段の部 5位 塚本

女子初段の部 5位 足立・早川ペア


本選出場

女子段外の部 萩原・本田ペア

男女初段の部 鮎川・金子ペア 

統制部長として結果を残した塚本

連携抜群の足立・早川ペア


第55回少林寺拳法関東学生大会が行われ、東洋大から様々な部門に出場。中でも単独有段の部で塚本(国4=土浦第二)、女子初段の部で足立(社3=浜松)・早川(文2=成田国際)ペアがそれぞれ5位入賞を遂げた。

 

「運営のミスで、自分が本選に行けない順位になっていてそこでばたばたしてしまった」と語る塚本。予選と本選の昼休憩の時間でも十分な練習ができない状態であった。それでも「本選は予選よりも落ち着いてできた」と不測の事態をものともしないメンタルの強さで見事5位入賞を果たした。もちろん5位という順位に満足をしているわけではない。「狙っていた順位はもっと上だったし、自分の出ている部門はメインではないと思う。もっと上の舞台で輝きたい」と目指すべき世界はまだまだ上である。さらなる高みを目指す塚本の活躍に期待だ。


また足立・早川ペアも息のあった演武で見事5位に。昨年の全日本学生大会に続き入賞を果たし経験の差を見せつけた。

 

少林寺拳法人口の減少により部門統合が起きており、入賞が以前より厳しくなった。チーム、・団体として結果を出すためにもそれに屈しない力が必要になる。「チームとしてやっていくべきことを前に立って率いていきたい」と塚本が語るように、入賞者を一人でも多く増やすためにもチーム力の向上は必須である。東洋拳士たちは日々成長を遂げていく。


■コメント

・塚本(国4=土浦第二)

(5位という結果について)もっと上の順位がよかった。(予選から本選で変わったことは)特になかった。予選で少しばたばたしていた。運営のほうでのミスがあった。間違いで自分が本選に行けない順位になっていたのでそこでばたばたしてしまいお昼の時間の練習があまりできなかった。それでも予選のときより本選のほうが落ち着いてできたと思う。(チーム全体の結果について)競技人口も減ってきてまとまったりしてしまった部門があったりして、本来入賞が狙える選手が入賞できないなどいろいろ厳しいところがあるがまだまだ伸びると思うのでそういうのにどんどん逆らっていっていきたい。(今大会にむけて取り組んできたことは)個人としては、就活だったり勧誘活動だったりで大変だったがなんだかんだ乗り切ってできた。特別やったことは今までと同じく特にない。(新体制になって)自分たちの代が2年生の頃からガンガンいう人たちだったのであまり今までとは変わらない。(今大会で得られた収穫と課題は)2年生のころから成績があまりよくなかったのでやっと成果がでてきたのはよかった。課題は、自分の出ている部門はメインじゃないと思う。もっと上の舞台があると思うのでそっちで輝けるようにしたい。(これから取り組んでいくことは)団体としてはもっともっと入賞者を出すこと。入賞できる大学だというイメージをPRしていく。入賞者が多いと勧誘もうまくいくと思う。個人としては、チームとしてやっていくべきことを前に立って率いていくことが自分の役目だと思うのでしっかりやっていきたい。


TEXT=小島敦希/PHOTO=小島敦希、土橋岳