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2018.05.07
ラグビー

[ラグビー]オープン戦が開幕!新星フィフティーンが大東大破る

2018年度オープン戦

5月5日(土) 東洋大グラウンド

〇東洋大 57{12ー15、45ー26}41 大東大



東洋大
スコア
大東大
前半
後半
得点
前半
後半


T




G




P




D


12
45

15
26
66
合計
41



背番号/ポジション
名前
出身校
学年
1/PR
深澤    翔祐
深谷

2/HO
館澤 徹士
盛岡工業

3/PR
小山内 健
昌平

4/LO
鴨澤    亭佑
黒沢尻工業

5/LO
葉室    廉
静岡聖光学園

6/FL
土肥    航
長崎海星

7/FL
吉尾    凌平
昌平

8/No,8
高野    雅義
報徳

9/SH
海老原  鏡太
茗渓学園

10/SO
杉野    幹太
長崎海星

11/WTB
石原    駿
高鍋

12/CTB
須崎    春臣
国学院栃木

13/CTB
山納    大志
川越東

14/WTB
菊池    優介
国学院栃木

15/FB
伊藤    千貴
仙台育英



菊池(右)は2つの独走トライで流れを呼んだ

トライしたメンバーに駆け寄る主将の高野(右)


ついに2018年度のラグビーオープン戦が開幕。東洋大は福永新監督を迎えての初戦だったが、格上の大東大相手に57-41と強いオフェンス力を見せつけた。

 

  オープン戦の初戦は関東学生1部リーグに所属する大東大。2部に所属する東洋大にとっては格上の相手である。今試合は福永監督就任後初の対外試合とのこともあり、気持ちを新たに試合に臨んだ。先制したのは東洋大。相手のノックオンからマイボールに持ち込むと徐々に攻め込み、前半5分にモールで押し込み先制点を奪う。16分にも前線での素早いパス回しで追加点を奪い幸先の良いスタートを切った。しかし大東大も黙ってはいない。東洋大の得点後にすかさずトライで返すと、前半終了間際に逆転を許し12-15で前半を折り返す。

 

 流れを変えたのは今シーズン副主将を務める菊池(総4=国学院栃木)のプレーだった。後半4分、相手のパスをインターセプトするとそのまま独走し逆転のトライ。さらに10分にもインターセプトからの独走トライを決め、チームに勢いをもたらす。時間が経つにつれフォワードとバックスの連携も徐々にかみ合ってくる。「後半ではみんな自分のやるべき事をやって、焦ることなく気持ちを切り替えることができた」と菊池。フォワードのスクラム、モールで主導権を握ると、バックスを中心にトライを量産。後半に45点を挙げる攻撃力の高さで、今季オープン戦の初勝利を飾った。

 

 オフシーズンはフィジカルを中心に強化し、体づくりに励んだ。その力強さは強豪・大東大にも劣らないほど成長を遂げている。新たに福永新監督を迎え再スタートする東洋大フィフティーン。「引き続き元気、東洋大らしさというのは受け継いでいる」と高野主将(文4=報徳)は語る。変わらないスピリッツを胸に、新たな東洋大フィフティーンのシーズンが始まる。


■コメント

・高野主将(文4=報徳)

前半は、フォワードで思った以上に今まで練習したことが出せたのでよかった。ちょっとバックスでミスが多かったが、そこは修正していったらなんとかなるなって感じだった。後半は、バックスが陣地取りをいい感じにやってくれて、フォワードも強みであるモールとスクラムで相手を圧倒していたので良かった。(大東大は)強い選手だとは聞いていたが、僕らも日本一のチームを目指しているのでやはり負けてられないなという気持ちだった。(去年から引き継いで)ずっとやってきているのはフィジカル面。体づくりと体力づくり。この二つは今日の試合で出せたかなと思う。あとは、一昨年から引き続き元気。これだけは東洋大らしさっていうのは受け継いでいる。(今日見えた課題としては)最後にめちゃくちゃ点数を取られたので、そこのディフェンス面。ミスが多かったので、ミスをなくしてディフェンスで0点に抑えられるようにしたい。


・菊池(総4=国学院栃木)

監督が変わって、新体制の中でどうなるかと思ったが、今まで練習でやってきたことをやろうと意識していた。出だしにしてはいい感じだった。(現時点の調子は)どんどん体も仕上がってきていて、ディフェンスのなかでいかに相手にプレッシャーをかけられるかということと、今回はトライも取れたのでそこは良かった。最初はみんな慌てていて、やってきたことが出せていなくて。後半では自分のやるべき事をやって焦ることなく気持ちを切り替えることができたのでよかった。(オープン戦の目標は)内容より結果にこだわっていきたい。内容も大切だが今までずっと2部にいるので、オープン戦で全勝していい形でリーグ戦に向かっていきたい。


TEXT=大谷達也 PHOTO=森美香子、大谷達也