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2018.05.28
陸上競技

[陸上競技]トラック優勝ならず 各部門で悔しさ残る結果に

第97回関東学生陸上競技対校選手権大会

5月24日(木)〜27日(日)  相模原ギオンスタジアム


トラック総合2位  69点


▼4日目


男子200m準決勝

1組

DNS  ウォルシュ

2組(風:-2.2)

8着  松尾  21"74


男子5000m

5位  相澤  14'10"88

8位  西山  14'13"41

16位  渡邉 14'32"55


男子ハーフマラソン

9位  山本修  1:05'36

12位  吉川洋  1:05'53

34位  小笹  1:08'49


男子4×400mリレー

2位  東洋大(松原ー櫻井朴ー柴崎ー吉津)  3'08"79


男子三段跳び

20位  吉川光  14m81  (風:+3.7)


女子5000m

5位  和田  16'25"63

6位  白川  16'27"46

10位  室伏  16'38"55


0.04秒差でわずかに優勝へ届かなかった

10000mから修正をし結果を残した相澤

和田は後半粘り力のある走りを見せた

来年はトラック優勝奪還を目指す


    前日と比べ晴天に見舞われた大会最終日。急激な気温上昇と強風が競技に様々な影響を与えた。トラック連覇がかかった東洋大だが、各種目での取りこぼしが目立ち王者の座を譲る形となってしまった。


    ウォルシュ(ラ4=東野)を温存しながらも予選を難なく突破した4×400m(以下、マイル)メンバー。決勝ではウォルシュを使うかと思われたが、足の調子を考慮し予選と同じメンバーで戦うことに。「ジュリアン(ウォルシュ)抜きで優勝する。やるしかない」と櫻井朴(総4=国学院栃木)主将は闘志を燃やした。予選とは走順を入れ替え、1走に予選で好走を見せた松原(法3=九州学院)、3走にルーキー柴崎(法1=米沢中央)を起用。新たな布陣で優勝を狙う。1走の松原はいいスタートを切るも後半思うようにスピードが上がらず前方からやや遅れた状態で2走の櫻井朴へ。必死に前を追いかけ200m地点で先頭集団の後ろへぴったりつく。さらにカーブのところでスピードを上げラスト100mのところで一気に抜き去るかと思われた。しかし、前の選手と交錯してしまい不運に見舞われる。それでも最後詰め5番手でバトンリレー。3走の柴崎は落ち着いた軽快な走りを見せ、最初の200mで4位に順位を上げる。ラスト200mでもしっかり先頭争いに食らいつきアンカーの吉津(ラ2=豊橋南)へ。200m地点まではあまり差は縮まらず。このままの順位でゴールかと思われたがここで吉津が見せた。前を走る選手のスピードが落ちたのを見逃さず一人また一人と抜き去りついには先頭の日大と並ぶ。勝負の行方はラスト50mに委ねられた。吉津が前に出ようとするも日大も譲らず。そしてついにゴール。ほぼ同着であったがわずか0.04秒差で勝負を制したのは日大。猛烈な勢いで走りきった吉津も悔しさを隠せず崩れ落ちた。2位はもちろん悔しい結果である。それでも梶原監督は「ジュリアンがいない中であと一歩で勝てるというところまで来た」とプラスに捉える。全日本インカレでは、ウォルシュ 、負傷により欠場となった池田仁(法4=岩村田)を加え、さらなる進化を遂げ優勝を狙いにいく。


    男子ハーフマラソンには昨年の同種目で日本人トップの2位でゴールした山本修(済4=遊学館)のほか、箱根駅伝を走った小笹(済4=埼玉栄)、吉川洋(ラ2=那須拓陽)が出場。スタートは比較的スローペースで進んでいく。レース中盤にさしかかったところで山本修、吉川洋がニャイロ(山学大)とともに先頭集団を引っ張る。しばらく集団は崩れずこのまま行くと思われたが、ニャイロが一気にペースを上げたところで徐々に集団は崩れ、東洋大の選手たちは先頭集団から離れてしまう。レースは終盤に差し掛かり山本修が入賞を狙いにいける位置まで追い上げる。しかし、惜しくもあと一歩及ばず9位でフィニッシュ。吉川洋も最後の追い上げを見せるも叶わず、11位でゴール。小笹は、暑さの影響もありレース中盤から大きく遅れてしまう。「ハーフ部門で得点できなかったのは非常に残念」と酒井監督は語った。入賞を狙っていた分悔しい結果となってしまった。


    5000mには、10000mで入賞を果たした相澤(済3=学法石川)、西山(総2=東農大二)に加え世界クロカン4位の実力者である渡邉(済3=吉原工)がエントリー。レースは塩尻(順大)、ワンブイ(日大)が積極的にレースを引っ張る展開に。東洋大の3選手もしっかりとそれについていく。ペースはどんどん上がっていき大きな動きを見せたのは2500m地点。先頭の二人が一気にスピードを上げ抜け出す。それについていくことができず4位争いへとまわる。それでも粘りを見せた3選手だが残り3周のところで渡邉が大きくペースダウンし入賞争いから一歩遅れる。ラスト一周で相澤、西山を含む5選手がし烈な4位争いを繰り広げる。後ろからの追い上げに必死に逃げる。ラスト100mの地点で西山のペースが上がらず。逆に相澤はペースを上げそのままゴール。結果的には5位相澤、8位西山と二人の選手が入賞を果たした。「10000mやっての入賞はよく頑張った。それでもラスト一周のところでもっと執着心を出してほしかった」と酒井監督は振り返る。駅伝シーズンへ向けて収穫とともに課題を得る結果となった。


    女子5000mは、順位の変動が激しい白熱したレースとなった。レース序盤は、今大会10000mで優勝を果たした関谷(大東大)が先頭集団を引っ張る。それにしっかり白川(食3=常総学院)、和田(食2=順天)がついていく。室伏(食4=白鴎大足利)も少しは遅れるものの徐々に先頭集団との差を埋めていく。レースが動きはじめたのは残り4周。スピードがどんどん上がりはじめ、優勝争いは8人に絞られる。残り3周となりそろそろ集団がばらけるかと思われたそのとき、仕掛けたのは白川だった。「今まで1番前で走ることはなかったのでそこは一つ殻を破れたと思う」と白川は振り返る。一時は先頭に躍り出るも、後ろと差をつけることはできず。残り2周に差し掛かったところで大東大の2選手が一気にラストスパート。白川、和田は必死に追いかけるもどんどん離されてしまう。ラスト1周、5位争いを繰り広げたのは白川と和田。前を走る白川を必死に追う和田。ラスト100m、順位がついに入れ替わり和田が5位でゴール。白川は6位と悔しい結果となった。また室伏は10位と高順位でゴール。駅伝シーズンへ向けて3人が10位以内とチーム力アップを感じるレースとなった。


   様々な部門で得点のとりこぼしが見受けられトラック優勝を逃してしまった東洋大。それでも100mで優勝を果たした宮本(法1=洛南)、競歩で圧倒的な力を見せつけた池田向(済2=浜松日体)など各部門で確かな実力を見せつけた。さらなるレベルアップ、そしてトラック優勝奪還にむけてまた新たなスタートが始まる。


■コメント

・梶原監督

200mは(ウォルシュ)ジュリアンに関してはやれない状態ではない、本人もやれますと言っていたが昨日よりちょっと足のハリが強くなったので、ここで無理をさせて日本選手権に向かっての練習ができなくなってしまうのでは、やっぱり日本を背負って立つ人間である以上は大事にしてと。マイル前にもう一度チェックしてマイルはいけたらいきたいと本人が言っていたので、マイルに備えると。ということで、200はジュリアンに関しては見送ると。松尾は予選で前半もう一つ攻め切れなかったので、そこをしっかり攻めようという話をして前半攻めたのだけれども後半ちょっともたなかったのかなと。まあ向かい風の中ではああいうタイムになってしまったのはしょうがない。ただいいところはだいぶ出てきたので、これからの練習を頑張って、全カレではしつかりやろうという話をした。吉川はまだ練習が十分にできなかったので、これからこれを機に練習ができれば才能はあるので将来はもっとやれるだろうと。マイルに関してはジュリアンの足が不安だったので、ジュリアンがいなくても十分勝つチャンスがある、ジュリアンがいないチームで勝つんだということがまた強いチームになるために必要だなという思いがあって、ジュリアンを外して4人で勝とうと。まあ昨日予選でいい走りをした松原がちょっと伸びを欠いたのが、響いたかな。それぞれの位置の中でそれなりにしっかり走ったし、(櫻井)朴也も足が前の選手と引っかかってしまうことがあったので、まあそれらについてはマイルの中でよく起こりうることだがちょっと位置取りが悪かったので、そこはちょっと注意したが出せる力はしっかり出してあと一歩というところまで追い詰めたので、相手もそう簡単には勝たせてくれないのでここまで勝負になったというのが、ジュリアンがいない中であと一歩で勝てるというところまで来たのでよく頑張ったかなと思う。日本インカレにはみんな整えてみんなが万全な中で、じゃあこの4人でいこうよという形で戦いたいなと思う。(櫻井朴の2走での起用について)1走にちょっと不安定な部分があるのでもし1走で流れがつくれなかった場合には、朴也になんとか流れを戻してくれというところで櫻井に対して信頼感があるので、本当はもっと楽なところで走らせてやりたいが池田がちょっとけがをしたりというのがあったので、そうせざるを得なかったというのがある。(池田の状態は)全治3週間と言われたが治療は今のところ順調にいってもうちょっと早く治るかなと思うので、秋には池田が戻ってきてジュリアンも足の不安がなくじゃあこの中で誰がいくんだというような争いをするようにして全カレは迎えられると思うので、そこをまた楽しみに。


・酒井監督

(ハーフマラソンについて)やはりインカレは点数とっての対抗戦なので、ハーフ部門での0点というのは今回トラック優勝を逃した敗因である。非常に残念な結果であった。(5000mについて)二人入賞したとはいえ、10000mやっての西山と相澤の入賞。よくがんばったと思うが、やはりラスト一周の中での競り合いに負けてるというところからもう一つ執着心をだしてもらいたかった。駅伝のことを考えるとそこがまだまだ課題。(これから取り組んでいくことは)全体的に見ても駅伝を考えればどのチームもとりこぼしがかなりある。学生なのでこういう大会を経験することによって成長していく。これからどのようにチーム作りをしていくか。もう一回やるべきことをしっかりやっていきたい。


・永井監督

レースは風があって暑い中で思ってたよりペースも上がらず、白川が得意とする早いペースで粘り切る走りができなかった。展開的に白川にとって不得意なレースになったと思う。その分和田がペースダウンした所で落ち着いていけて2人で入賞できたとこは良かった。白川は前に行くのであれば、もっともっと自分でペースを上げて早いペースにして、得意な形にもっていく。そこまでできる力が彼女にはまだないのかなと思った。しっかり課題にカバーをつけて上りだろうが、下りだろうがコンディションが悪い中でも自分のレース、得意なパターンにはめていく力をつけないと勝つのは厳しい。和田はペースが落ち着いていたので、ラストに力のある和田にとって得意なレースだったのかと。ただ練習では白川についていけているので2人で入賞するのではないかなと予想はしていた。そのとおりになって良かった。それと室伏が最後までレースを投げずに順位を上げて10位でゴールしてくれたことが良かった。どこの大学も3人目までいい走りができていない中、室伏の走りは駅伝シーズンにつながるものになってくれた。


・櫻井朴主将(総4=国学院栃木)

(マイルリレーを振り返って)ジュリアン(ウォルシュ)を抜いて優勝するというのが目標だったので2位という結果は悔しい。(ウォルシュが抜けるというオーダーは)直前に決まった。監督に伝えられてやるしかないなという感じだった。(2走を務めて)後輩たちばかりで自分ひとりが上級生だったので前にいる人は全員抜こうと思ったが、第3コーナーで相手と被って転びそうになって減速してしまった。そこで減速しなかったら勝てたのかなと。(主将として、4年生として最後の関カレは)チームとしての目標が達成できなかったので、この借りは全日本インカレで1部優勝して返したいなと思う。


・相澤(済3=学法石川)

(10000mからの調整は)10000mでは7位ということであまり思うような結果が出ずに悔しい思いをしたので、5000mではしっかりリベンジをしようと思い調整してきた。(レースプランは)コンディションよくなかったが、積極的に前からいくというレースを心がけていった。しかし終盤きつくなって離れてしまったがある程度粘って、最後しっかり切り替えることができてよかった。(日本選手権に向けて)まだまだ調子が上がりきっていないので、しっかり調子を合わせて日本選手権ではしっかり入賞できるように頑張りたい。


・白川(食3=常総学院)

(レースプランは)表彰台を狙っていたということもあって、粘りのレースをしようと思った。(実際にレースを振り返って)持ちタイム的には3番を持っていたが、関カレというのは速さじゃなくて強さが求められるレースなんだと感じた。(結果について)本当に満足行かない順位でここ最近では一番悔しいレースになってしまったと感じている。収穫は、今まで一番前に出るということがなかったのでそこに関しては一つ殻を破れたと思う。課題としては、風が強かったのでもっと周りを利用させてもらって風除けをしたり、駆け引きに勝てる強さを身につける必要があると思った。(次にむけて)この悔しさを味わった分もっと強くならなきゃいけないと思う。結果が悪くてくよくよするのだったら、しっかりとその悔しさをはねかえせる程の練習をする。今、5000mの東洋大記録を持っているのでさらに更新できるようにがんばっていきたい。


・和田(食2=順天)

前の強い人についていって、スパートをかければいいと思っていた。途中で離されてしまったが、粘りの走りで切り替えられたので良かったなと思う。強い選手たちがたくさん出ていたレースだったのでその人たちの力を借りて粘ってついていって、チャンスがあれば出ていこうと思った。スパートにはあまり自信は持てていないし、体幹や筋力もないので今年はそういう力をつけていきたい。(5位入賞という結果について)素直にうれしい。自分でもびっくりしている。今回はタイムが出なかったので次はしっかりタイムを出して、ラストのスパートを磨いて行きたいと思う。


TEXT=小島敦希、PHOTO=小野由佳莉、両角あずさ、稲村真織

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