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2018.06.29
レスリング

[レスリング]東日本選手権で1年生田下を筆頭に12名が入賞!

東日本学生レスリング春季選手権大会

6月27日(水)~6月29日(金) 駒沢体育館

新人戦の部


男子グレコローマンスタイル

60㌔級

黒崎(法1=館林) 初戦敗退

田下(社1=鹿島学園) 準優勝

63㌔級

太田 (社2=埼玉栄)ベスト8

友田(済1=帯広北) 初戦敗退

小柳(ラ1=玉名工) ベスト16

72㌔級

小関(済2=山形商) 初戦敗退

岡崎 (済1=池田)初戦敗退

77㌔級

永石(社2=島原) 初戦敗退

大渕 (法1=花咲徳栄)初戦敗退

87㌔級

佐藤空 (済2=小倉商)ベスト8

97㌔級

斎藤(社1=富岡実業)初戦敗退

130㌔級

境 (社1=宮崎工)ベスト4

若林(済2=市立太田) 初戦敗退


男子フリースタイル

57㌔級

黒崎 初戦敗退

65㌔級

小柳 ベスト16

友田 ベスト16

太田 ベスト4

70㌔級

小関 初戦敗退

岡崎 初戦敗退

74㌔級

大渕 ベスト8

79㌔級

永石 初戦敗退

86㌔級

佐藤空 初戦敗退

92㌔級

斎藤 初戦敗退

125 ㌔級

若林 初戦敗退

境 ベスト4


女子の部

50㌔級

小倉(ラ1=海洋) 初戦敗退

53㌔級

堀(社2=安倍学院) ベスト4

62㌔級

三輪(ラ2=安倍学院) 2位

65㌔級

鈴木(社3=市立太田) 初戦敗退


選手権の部

男子フリースタイル

57㌔級

岡迫(社3=霞ヶ浦) ベスト4

61㌔級

宮内(ラ3=埼玉栄) ベスト8

武田 (法4=福島) 初戦敗退

70㌔級

高橋(文4=日大山形) 初戦敗退

三上(法3=盛岡工) ベスト4


男子グレコローマンスタイル

55㌔級

菅原(社3=秋田商) 初戦敗退

63㌔級

海老島(ラ4=新座総合) ベスト4

磯部(社1=中津商業) ベスト8

67㌔級

清水(済3=富岡) 初戦敗退

黒木(済3=宮崎工) ベスト4

川瀬 (済4=いなべ総合)ベスト4

82㌔級

芝本(法3=宮崎農) 初戦敗退


田下は1年生ながら準優勝に輝いた

両スタイルで活躍した太田

新人戦の部・女子の部で入賞を果たしたメンバー(左上から太田、田下、境 左下から鈴木、三輪、堀)

選手権の部で入賞をしたメンバー(左から黒木、海老島、三上、岡迫、芝本) 


 1、2年生が出場出来る新人戦の部。3、4年生が出場する選手権の部、女子の部の3部門によって開催される東日本学生選手権が開催された。優勝者こそいなかったが、新人戦の部でルーキー田下が男子グレコローマンスタイル60㌔級で準優勝。それを筆頭に3日間で、12名の入賞者が誕生した。

 

 初日に行われた新人戦の部、男子グレコローマンスタイルではルーキーが活躍を見せる。特に60㌔級に出場した田下は初戦から準決勝まで、規定のポイント差をつけて1度も最後まで試合をさせなかった。圧巻だったのは初戦。開始30秒でダイナミックな投げ技で4点を先制するとそのままフォールの体勢へ。わずか45秒で試合を決めた。その後も投げ技を着々と決め、勢いのままに勝ち上がる。迎えた決勝の相手は、インターハイ優勝経験もある実力者山口(日体大)。コーションで相手に1点を許すも、相手のローリングは持ち堪える。田下も攻めるが、後半バックを取られ2点を追加される。そのまま試合

は終了。優勝まであと一歩届かなかった。しかし、今回決勝までは100点の内容で試合を運べたことは大きな収穫になった。


 2日目は新人戦の部男子フリースタイルと女子の部が行われた。男子は多くの選手が前日のグレコローマンスタイルの疲労が残る中の試合へ。前日のグレコローマンスタイル63㌔級でベスト8まで進出した太田がフリースタイル65㌔級では3位に入賞した。しかしこの結果に試合後、「攻めの展開のつくり方が悪かった」悔しさを見せた。太田の結果に船津コーチは「本人も悔しがってたけどよくやったと思う」と健闘をたたえた。レスリングはフリースタイルかグレコローマンスタイルのどちらかに特化する選手が多い中、太田の強みはどちらもこなす技があること。自身の武器に磨きをかけ、さらなる飛躍に期待したい。

 一方、女子はあと一歩のところで鈴木が決勝進出を逃すなど悔しい試合が続いた。次戦までに、今回見つかったそれぞれの課題をどのように改善するかがカギとなる。


 最終日は3、4年生が選手権の部に出場した。男子フリースタイル57㌔級に出場した岡迫が2回戦まで順当に勝ち進んだ。しかし準決勝で苦戦。得意の片足タックルが上手く入れず準決勝で敗退となった。男子フリースタイル70㌔級でも三上が2回戦でとって取られての試合を11-9で制す。しかしその後の準決勝で試合のペースを相手に取られ準決勝で敗退。あと一歩のところが足らず、5人が準決勝で敗退する結果となった。


 多くの選手が入賞を果たした一方、悔しい思いをした選手も多くいた。次の舞台は8月終盤に行われる全日本学生選手権。今回の結果を次戦へ生かせるか。自身のレスリングを見つめ直し、飛躍を目指す夏が始まる。



■コメント

・船津コーチ

リーグ戦ではすごくムードが良かったが、そこからこの大会までの間が緩んでいた。そこそこの成績で惜しい試合は何試合かあったが、優勝者が出なかったのは悔しい。(準優勝の田下は)天性のものを持っているからもっともっと練習をやっていけばもっと上にいける素質はある。(太田は)天性のものを持っていてあんな身体能力の人はなかぬかいないと思う。だけどここ一番の時に自分で相手を分析してしまってそれが出ちゃう。今日も決勝まではいけると思ったが、相手が強いと思ってるのが出てしまった。強みはフリーとグレコが両方出来ること。今年のインカレに期待をもたせたい。女子もムードはいいのでもう少しレベルが上がればいい成績を残せると思う。今回負けてみんな悔しがっていたから、こうすれば勝てたというのはわかっていると思う。そういう選手は強くなる。

・太田(社2=埼玉栄)

グレコはグランドが攻めも守りも弱い。フリーは体力がないのと先に点数を取られて、自分の攻めの展開の作り方が悪かった。良かったところは無い。体力づくりとグランドを強化していきたい。(インカレでは)メダルを取りたい。

・田下(社1=鹿島学園)

強い相手と2回戦と4回戦で当たるというのはわかっていたので、決勝まではいけないかなと思っていたが、決勝までいけてやっぱり決勝では勝てなかったがよかったなというのは自分の中である。(1番手応えのあった試合は)やっぱり決勝で、練習量の差とか技量の差というのを痛感させられた。(課題は)組手の攻防のときに相手のスピードが速くなると付いていけなくなるところがあるので、そこをもっと直していきたい。ガンガン練習していきたいなと思った。(収穫は)決勝までの試合は全部フォールかテクニカルフォールだったので、よかったなと思う。(今後に向けて)これからインカレとか内閣杯、秋の新人戦があるのでそれに向けて練習量を増やしていきたいなと思う。


TEXT=梅山織愛 PHOTO=梅山織愛、稲村真織、小野由佳莉