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2018.08.27
サッカー

[女子サッカー]インカレ目指すリーグ開幕戦 大東大とスコアレスドロー

第32回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第1節

8月26日(日) 東洋大学板倉キャンパスサッカー場


東洋大0ー0大東大


<出場メンバー>

▽GK

垣内愛菜(食4=大商学園)

▽DF

大島彩香(食3=久喜)→46分 斎藤麻由(食3=常盤木学園)

久保真理子(食2=浦和LY)

常田菜那(食2=大商学園)

澁澤光(食1=常盤木学園)→45+1分 山幡あや(食3=常盤木学園)

▽MF

松井彩乃(食4=聖和学園)

常田麻友(食2=大商学園)

林みのり(食1=大商学園)

佐々木葵(食1=花咲徳栄)

▽FW

大内梨央(食2=常葉学園橘)→89分 塩谷瑠南(食1=前橋育英)

牛久保鈴子(食1=作陽)→78分 鈴木環子(食4=ノルディーア北海道)


今季のチームの主将を任された松井


林は鋭い出足で攻守に貢献した


左サイドで相手の脅威となった佐々木


 昨年は4位で終わった全日本女子サッカー選手権大会(以下、インカレ)での優勝を目標に掲げ、幕を上げた関東大学女子サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)。大東大との開幕戦は互いに決め手を欠き、スコアレスドローとなった。


 38℃の猛暑の中行われた大東大との一戦。序盤は相手の前線からのプレスに対し、思うようにパスを回すことができない。また、開幕戦独特の緊張感からか、容易なミスが目立ちあわや失点というシーンが続いた。それでも43分には大内(食2=常葉学園橘)を中心に細かいパス交換から最後は牛久保(食1=作陽)がシュートを放つも、DFに当たり枠を外れる。また、前半の終わりには澁澤(食1=常盤木学園)、大島(食3=久喜)がアクシデントにより交代を余儀なくされてしまう。

 後半、攻勢に出た東洋大は47分に大内のシュート、続く49分には佐々木(食1=花咲徳栄)のクロスに牛久保が合わせるが、どちらも枠を捉えることができない。チャンスをなかなかものにできない時間が続くと、65分にこの試合最大のピンチを迎える。中番でボールを奪われると、DFのいない左サイドへ展開され、ゴールへと独走を許してしまう。そのままペナルティーエリア付近から放たれたシュートは、GK垣内(食4=大商学園)が横っ飛びでボールに触れると、これがポストを叩き先制点は与えなかった。その後も左サイドの佐々木のドリブルから何度もチャンスを作ったが、最後までネットを揺らすことはできず。0-0のまま試合終了の笛が鳴った。

 「今日は入りから全員が固かった」と松井(食4=聖和学園)が口にしたように、開幕節の難しさを思い知る結果となった。それでもチームはこの引き分けに決して悲観的にならず、戸田監督も「勝ち点1はインカレに行くためには貴重なものになる」と長いリーグ戦での初戦として前向きに捉えていた。1年生の台頭も著しい新チーム。次節の神大戦で勝利を挙げて勢いづいていきたいところだ。


■コメント

・戸田監督

大学リーグの雰囲気に飲まれた選手が多かったという印象。(大島)彩香と(澁澤)光が(負傷で)いなくなったことも含め、開幕戦ではいろいろなことが起こるということを学ばせてもらった。(チームの状態は)けが人もいなくていい状態で臨むことはできた。まぁでも予想しなかったことが開幕戦で起きてしまったなという感じ。(スコアレスという結果は)相手もだいぶこちらを研究してきていて、選手たちは普段と違うようなことを求められていた中で、相手の裏をかくだとか、相手の嫌なことをするだとか、個人個人が持っているアイデアをもっと出していかないと、早大などの選手と比べると物足りないなという感じ。(次節へ向けて)選手たちには言ったけれど別に負けたわけではないので、勝ち点1というのはインカレに行くためには貴重なものになる。逆にここで開幕戦で大勝してしまってチームの気が緩むよりは、私はいい勝ち点1だと思っている。まずは選手たちの精神的な疲労と体力的な疲労をとって次の神大戦に向けていい準備をしていきたい。


・松井(食4=聖和学園)

開幕ということもあって、今日は入りから全員が固かったのが引き分けてしまった原因だと思う。いつもは普通にこなしてるプレーとかいつもだったら通ってるパスが、緊張からか通らなかったり自分たちのリズムにならなかったのが今日の反省だと思う。(開幕戦の結果について)結果は全然満足していない。絶対勝ち点3を奪わなければいけない中で、負けなくて良かったということと絶対勝たなければいけなかったという点で、負けなくて良かったってプラスに捉えないといけないと思う。これから3連戦が待っているので切り替えて、あと3つ勝つことだけに集中してプラスに捉えていきたいと思う。(見えた課題は)課題は相手に引かれたとき。相手のDFラインが引いたときとかブロックしたときに自分たちからアクションしてポジションチェンジとかできずに相手の目の前でボールを動かしているシーンが多かった。もっと自分たちから攻撃のアクションを取ったりゴールを目指した攻撃をするところ。あとは横の揺さぶりもなかったので、相手が一番嫌がるのは横に展開することだと思うので相手の嫌がるプレーを選手一人一人がやっていくことが課題。(次節に向けて)次節の神大は創部2回しか勝てていない。でも前回の関東リーグではかてているのでそのいいイメージを持ちつつ、しっかりと自分たちらしいサッカーをすることを大事にして絶対勝ちたいと思う。


・林(食1=大商学園)

初めての関東大学リーグは雰囲気がいつもとなんか違う感じだった。(試合の)入り方も相手の勢いに結構飲み込まれてそれを引きずってしまった。結構惜しい場面もあったが押し込まれる場面も結構あって、バタバタした試合に前半特になってしまったと思う。(初めての大学リーグだったが)もうちょっと日頃の練習で先輩たちから厳しく言われたことをそれ以上にもっとやっておけば良かったと思った。練習の物足りなさをここで実感した。(CBにポジションが変わったが)とりあえず絶対無失点というのが大前提にあった。後ろからどれだけいいボールを配給していい攻撃につなげられるかを意識してやった。(もともとDFの練習もしていたのか)自分の特徴であるどこでもやれるっていうので、準備は常にしている。(関東大学リーグの目標)リーグ戦は1位を目指すこと。その中で試合に出続けて、ただ出るだけではなくてしっかり印象付けられる何かをしてチームに貢献したいと思う。(次節に向けて)今日も負けたわけではない。あの差を今日の試合で気付けたので、あと1週間いい準備をして次節の神大戦でいい入りからできるようにしたいと思う。


・佐々木(食1=花咲徳栄)

全員が入りから固くなってしまっていた。もっと落ち着けば自分たちのプレーができていたのに単純なミスなどが多くて、自分たちで見えない敵を作ってしまっていた。(左サイドの突破が目立ったが)自分は後半勝負と思っていて、相手が疲れているところでドリブルの精度を上げてゴールにつながるようなクロスを上げなきゃいなかったけれど、仕事ができず奪われ方も良くなかったので修正していきたい。(大東大の印象は)全員がハードワークできる選手。足がつっても気持ちで、全員で声を掛け合って団結していた。(次節へ向けて)来週までにいい準備をして、今日はなかなか得点に絡むプレーができなかったので、左サイドを絶対に突破できるようなスピードでチームに貢献して絶対に勝ち点3を取りたい。


[次節試合予定]

第32回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第2節

9月1日(土) 対神大 東洋大学板倉キャンパスサッカー場にて 15:00キックオフ


TEXT=美浪健五 PHOTO=金澤瑞季、美浪健五