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2018.09.09
アメフト

[アメフト]川島、大西ら攻撃陣躍動!成城大下し白星スタート

平成30年度関東学生アメフト秋季リーグ戦

9月9日(日)アミノバイタルフィールド

東洋大27ー14成城大

14|1Q|0

7|2Q|0

0|3Q|0

6|4Q|14



先制のタッチダウンを決めた宮崎


1試合に2度のインターセプトを見せた吉原


自らのランでタッチダウンを奪った大西



平成30年度関東学生アメフト秋季リーグ戦(以下、リーグ戦)が開幕。成城大を相手に攻撃陣が躍動し、27-14で初戦を勝利で飾った


 第1Qから攻勢を仕掛けたのは東洋大。QB川島(ラ4=岡山城東)の正確なパスで着実にゴールラインまでの距離を縮めると、最後はRB宮崎(ラ2=明治学院東村山)がタッチダウン(TD)を決め、幸先のいいスタートを切る。その後も川島からWR田松(文4=秋田南)、WR大西(国4=関東国際)へのパスがことごとく通り、前半だけで3つのTDを奪い21-0と差をつけた。

 後半もチームで連動した動きを見せる東洋大は、3Q7分にCB吉原(社3=都立野津田)のインターセプトで勢いづく。4Qには成城大にゴールラインまで20ヤードと攻め込まれるも、「流れを変えたいタイミングだった」とまたしても吉原が見事なインターセプトで流れを呼び戻す。すると直後の攻撃で大西が約40ヤードもの距離を、相手を寄せ付けない圧巻のランで駆け抜けダメ押しのTDを決めた。終盤、成城大の追い上げに合うも、最終スコア27-14で成城大を下した。


 攻撃陣を束ねるQB川島がその実力を見せつけた。「落ち着いてプレーができた」と自身のプレーを振り返り笑顔で答えた。2週間後に控える筑波大戦を前に大西も「勝ちにいく」と気合十分。初戦勝利の勢いそのままにチームは連勝を狙う。



■コメント

・大西(国4=関東国際)

今日は勝つしかないという気持ちで挑んだ。2月から準備してきたことをやるだけという気持ちだった。(TDについて)田松や川嶋がTDを決めていて、そろそろ自分も欲しいなと思っていた。自分たちのプレーをミスなく確実にできたことが良かった(夏の間の練習は)ウエイトトレーニングなどで、パワーを強化してきた。その成果が今日出たのではないかと思う。(次戦に向けて)勝ちにいく。今日の試合のようにはいかないかもしれないが、点の取り合いになったときにしっかり勝てるように準備していきたい。


・川島(ラ4=岡山城東)

入りから(大事に)やっていこうと思っていたので前半は良かった。けれど後半は落ちる部分もあったので、そこは改善点かなと思う。(初戦勝利を飾ったが)そこはもういいスタートが切れたとシンプルに思います。(自身のプレーは)落ち着いてプレーできたので良かったとは思う。後半相手のプレーに対してアジャストしきれていない部分があった。(多くの得点が生まれたが)やっていて楽しかったです。(次戦に向けて)僕らは一つ一つ戦っていくのをモットーにしているので、次は考えずに一つ一つのプレーを落ち着いてやろうと考えている。


・吉原(社3=都立野津田)

練習でやってきたことを試合で出せたので、満足できたところもある。後半は全体的に甘さが出てしまって、パスが通されてしまうこともあったので、2週間あるので次までに修正していきたい(中盤に決めたインターセプト)ボールが来たときにいけるなと思った。少し流れを変えたいタイミングだったので、決まって良かった。基本的なことではあるが、声を出すことを意識して、それで周りも色々と気づいてくれたところもあったので、個人的にはそれは成長だと思う。(次戦に向けて)今日まずは1勝できてうれしい。ここからいい意味で調子に乗っていきたい。ただ、ここで過信しすぎると、悪い流れに傾いてしまうのでそこはしっかり気をつけて、準備していきたい。


TEXT=美浪健五 PHOTO=松本菜光花