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2018.09.19
硬式野球

[硬式野球]後半粘るも追いつけず 亜大との初戦落とす

平成30年度東都大学野球1部秋季リーグ戦・亜大1回戦

9月19日(水) 神宮球場

●東洋大2-5亜大


1回戦

東洋大

亜大

×


(東洋大)

●上茶谷(1勝1敗)、村上、藤井-佐藤

二塁打:末包(六回)、津田(七回)、小峰(九回)


・打撃成績

打順

守備

名前

(中)

竹原(法4=二松学舎大付)

(左)

飯塚(営3=藤代)


(打左)

井奥(営2=東洋大姫路)

(捕)

佐藤(法3=聖光学院)

(二)

中川(法4=PL学園)

(右)

山田(総3=桐生第一)


(打右)

末包(営4=高松商)

(一)

酒巻(営2=成田)

(指)

岡崎(営1=帝京)


(打指)

小峰(営3=帝京)

(三)遊

津田(総3=浦和学院)

(遊)

小川(法2=霞ヶ浦)


(打三)

木村(総1=霞ヶ浦)



33



・投球内容

名前

球数

四死球

三振

上茶谷(法4=京都学園)

62/3

96

村上(総2=智弁学園)

22

藤井(法4=富士市立)

1/3




先発の上茶谷は4安打1失点に抑えた



津田は立正大戦から好調をキープ

今季初出場の末包は二塁打を放った


亜大との1回戦は上茶谷(法4=京都学園)が4安打に抑えるも四球や失策が絡み2対5で敗戦。勝ち点の行方は2回戦、3回戦へ託された。


 「立ち上がりから丁寧に行き過ぎてしまった」。試合を終え杉本監督と上茶谷はそう口をそろえた。先発の上茶谷は初回、危なげなく打者2人を抑える。しかし、3番打者に四球を許したのをきっかけに三者連続四球で満塁に。味方の失策が絡み2点を先制されると中前打でこの回3点目。反撃したい東洋大打線だが、得点圏まで打者を進めるも決定打が出ない。六回、三ゴロ間に1点を返し、4点ビハインドで迎えた最終回。先頭打者の酒巻(営2=成田)が出塁すると代打出場の小峰(営2=帝京)の右中間を破る二塁打で無死二、三塁。続く津田(総3=浦和学院)の犠飛で3点差まで迫るが反撃はここまで。亜大との1回戦は2対5で敗戦した。


 終わってみれば安打数は7本と亜大に優っていた。「最後の回であんなにあがけるのだからそれをもっと早く出したかった」と杉本監督は指摘。上茶谷は「明日はみんなが勝ってくれると思う。自分は3戦目に向けて準備するだけです」と前を向いた。


 打者では中川(法4=PL学園)が1部、2部合わせて100安打を記録。そして19日付けで中川、上茶谷、甲斐野(営4=東洋大姫路)、梅津(営4=仙台育英)がプロ志望届を提出した。4連覇、そして幼い頃からの夢を叶え、最高の形で大学野球を締めくくりたい。




▪️コメント

・杉本監督

初回、立ち上がりから丁寧に行き過ぎてしまった。集中力が無いわけではないが、もっと自分たちから向かっていく気持ちが大事。最後の回であんなにあがけるのだからそれをもっと早く出したかった。やろうとしていることははっきりしているがそれが実行できていないのが課題。答えは自分たちの中にあると思うので、明日の試合は楽しみにしている。


・上茶谷(法4=京都学園)

今日は丁寧に行き過ぎてしまった。ストレートの調子も普通だったし、自分の調子自体は普段通りだった。空き週の練習もいつも通り。一敗したのは無茶苦茶悔しい。明日はみんなが勝ってくれると思うので、自分は3戦目に向けて準備するだけです。


・末包(営4=高松商)

(代打で出場した時は)今まで4年生の主力に任せすぎていたので、何とかしたいと思った。打てたのは良かった。ただ、負けてしまっては意味がない。空き週を挟んでチームとして調子を上げていくことが難しかった。100%ではなかったと思う。自分はそんなに気負わずに、ピンチの時に1打席でもカバーできたらと思う。優勝するためには、明日は負けられないので、絶対勝ちにいく。


・竹原(法4=二松学舎大附)

今日はあまり調子が良くて5打席凡退。守備面ではそんなに風の影響はなくて、太陽がすごい被って見づらかった。上茶谷もそんなに調子は悪くなかったと思う。その日その日で投げ方変わってるし、自分自身に合うものがあるんだと思う。明日はもう勝つしかないので今日の分しっかりと得点に絡めるようにしたい。


・飯塚(営3=藤代)

左打者は抜けた球が良いところに入って来てて、それが打てなかった。守備の時は太陽に被って来て井奥にも太陽だったり風の向きの話はしていた。明日は負けられない戦い。明日勝てないと優勝できないくらいの気持ちでやっていきたい。


・佐藤(法3=聖光学院)

(代表で一緒だった生田監督の亜大との対戦は)そこにやりづらさは無かったです。お互いにどういう指揮をとるのかというは知っていたので。(一回の失点は)事前の打ち合わせ不足でサインがかみ合わなくて、悪い流れになってしまった。初回に3点とられたのも根本的には自分が原因。上茶谷さんの状態は良い。自分が引き出せなかったので、申し訳ない気持ち。(打席を振り返って)本当に下の方まで落ちてるので、もうあがるだけ。自分の中で見つけていく。


・津田(総3=浦和学院)

中村(亜大)のストレートが良かった。明日は狙い球を絞って打ち損じがないようにしたい。打撃の感覚が良くなってきた。監督に指導して頂いて、空き週で良くなった。日頃からお世話になっている投手陣を助けてあげられなかった。亜細亜には負けてはいけない。2戦目は野手の力で勝ちたい。


・小川(法2=霞ヶ浦)

打てなかったので代えられてしまった。ストレートを捉えられなかった。チームとして、9回にいい流れを作れたので、そのまま2戦目に持っていきたい。


・酒巻(営2=成田)

1戦目を落としてしまったのは本当に悔しい。(9回について)立正大2回戦の時のように、自分が塁に出て逆転できるかもしれないと思ったし、そう言われて打席に入った。直球を狙って振り抜くことができた。内角を攻められたので狙った。(打点を上げた三塁ゴロについて)中川(法4=PL学園)さんに「自信を持って振れ」と言われた。チームとして、少し打てないと雰囲気が沈んでしまう。9回の攻撃で乗れるなら、初回からやろうと監督にも言われた。明日は試合開始から雰囲気良くやりたい。亜大には負けてはいけないと思うので絶対に勝つ。


・‪村上(総2=智弁学園)

調子自体は普通だった。久しぶりの公式戦だったので、割り切って投げようと思ってた。ピンチの中での登板だったし、ビハインドだったので。亜大打線は4番に日本代表もいるし怖い打線だなと思った。明日はもう負けない試合だし、自分の出番があったらしっかりと流れを変えられるような投球をしたい。


・岡崎(営1=帝京)

春に戦った時よりも球が来てたと思う。春は連投だっし、その疲れがない分かなと。ヒットになったのは直球をしっかりと振り切った分良いところに落ちてくれた。明日はもう負けられないから出場機会があれば、しっかりと打ってチームの勝利に貢献したい。


TEXT=望月優希 PHOTO=望月優希、川口朋珠、須之内海