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2018.09.19
硬式野球

[硬式野球]主砲・中川がリーグ通算100安打を達成!

平成30年度東都大学野球1部秋季リーグ戦・亜大1回戦

9月19日(水) 神宮球場

●東洋大2-5亜大




リーグ通算100安打を達成した中川


 バースデー初安打から約3年半。2打席目の中前打で主砲・中川(法4=PL学園)が参考記録ながらも、東都リーグ通算100安打達成した。

 本人も気づかぬ偉業だった。通算安打数を99として迎えた2打席目、1ストライクから亜大先発・中村稔の122㌔の変化球をきっちりとらえ中前へ打球を運び、難なく通算100安打を達成する。しかし表情は普段と変わらない。記録に対して「今日で通算99安打じゃないんですか」と中川。「全然意識していなかった」と亜大1回戦で記録を達成したことに気づかず、試合後に驚きの表情を見せた。



 中川の公式戦初安打は3年前の春季2部リーグ戦、東洋大の開幕試合である立正大1回戦で放ったものであった。奇しくも中川の誕生日である4月12日に5番・指名打者として公式戦に初出場を果たすと、当時立正大エースの黒木(現・オリックス)から4打席目。2球見送ってカウント1ー1から打棒を振り抜くと、打球は二遊間を抜け中前へ。記念すべき初安打となった。記録へのスタートラインへ立つと、中川の勢いはここまで止まることを知らない。1年時に28安打、1部昇格後も25安打、28安打とコンスタントに結果を残し続けた。そしてついに初打席から約3年半後、亜大1回戦で初安打の同じ中前打を放ち100安打を達成した。


 たが、この記録は中川にとっては通過点に過ぎない。入学時から目指し続けてきた首位打者の称号。大学4年間での経験を胸に、自分を信じ打席に立てば、自ずと結果は付いてくる。


▪️コメント

・中川主将(法4=PL学園)

(初回の失策は)必ずアウトにしないといけないということで、丁寧にいきすぎた。初回だったので何としても取り返そうという気持ちで臨んだ。(先発・中村に対して)ストレートは振り遅れ、変化球に対しては詰まってしまった。ポイントが定まらず攻略できず、それが序盤打線が繋がらなかった理由。自分としては、ストレートを張りながら変化球に対応できた。



TEXT=永田育美 PHOTO=川口朋珠