Article

記事


2018.09.24
ラクロス

[男子ラクロス]学習院大に敗戦、リーグ戦勝利が遠い

第31回関東学生ラクロスリーグ戦男子・2部Aブロック

9月23日(日)

フクダ電子フィールド

東洋大4-7学習院大


中野宏は攻撃の要の存在に
果敢に攻める中野廉
2得点の活躍を見せた松尾主将

試合後うなだれる選手たち


 リーグ戦3戦を終えて未だに勝利のない東洋大。負けると3部との下入れ替え戦が決まる重要な試合で学習院大と戦った。1Qで大きく差を離されると縮めることはできず敗戦。あと1試合を残し下入れ替え戦が決まってしまった。


 1Qで相手に最初のフェイスオフを取られ試合を握られる展開に。7分、ゴール前でDFらが交錯しできた一瞬の隙に押し込まれ失点を許してしまう。そこから立て続けにゴールを決められ4失点。1Q終了間際にMF中野廉(文2=城西大城西)が2試合連続のゴールを決め1点を返すも、3点ビハインドで最初の20分を終えた。


 2Qから「引いて守ろう、受け身になろうと話した」と松尾主将(ラ4=立川国際)が振り返るように戦略を変え、守りから攻撃を仕掛けることに徹した。それが上手くはまり6分にMF中野宏(ラ4=星稜)のショットがゴールに収まり得点。しかしすぐさま相手に返され点差が縮まらない。相手のショットが続きG徳田(ラ3=浦和南)中心に守りの時間が増える。


3Qは相手のファールから松尾主将のショットで1点を返すことに成功。流れにのりたいところだったが、パスミスが目立ちチャンスをものにできない。11分には再び失点を許してしまう。変わらず3点ビハインドで向かえた最終4Q。ゴール裏でパスを受けた松尾主将が切り返してショットを決め、立て続けに攻めるも決定力に欠けゴールをものにできない。14分に失点し、そのまま試合は終了。1Qの連続失点をカバーすることができず4-7で敗戦してしまった。


 終始攻められる展開でなかなかボールに触れることができなかった東洋大。我慢の時間が多く、自分たちのラクロスをさせてもらえなかった。次戦はリーグ戦最終戦であるがその後には下入れ替え戦が控えている。「上手く流れにのることができるような試合にしたい」と中野宏は意気込みを語った。学習院大戦で見えた課題を改善しチームスローガンの『ALL OUT』、全力を出し切り勝ちを目指す。




■コメント

・松尾主将(ラ4=立川国際)

前回同様最初に相手に点を取られてしまって、自分のポジションは前なので見ているだけしかできず相手に詰められる時間も多く正直悔しい試合だった。負けたら3部への入れ替え戦のかかる試合で絶対に勝たなければならない試合だったが、細かいミスが続きうちのやりたいラクロスができなかった。悔しい。(強化すべき点)うちはきれいな形で点を取ることはなかなか難しいと思う。相手に攻めさせるわけではないが、相手が攻めている間に守ったり、相手のショットをゴーリーが止めたりボールダウンしたところからの切り替えでブレイク、カウンターで点を取るところなどを強化しなければならない。(戦略は)1Q目は前から当たっていこうとしたがうまくはまらなかったので、2Q目からは引いて守ろう、受け身になろうという形でやった。そこで相手にわざとシュートを打たせてそこからの切り替えでやろうとなった。(最終戦・明学大戦に向けて)昨年のリーグ戦で初戦であたって負けてしまって流れがつかめなかったので、リベンジではないがそれと同じような気持ちで戦いたい。2部のリーグ戦は最終戦だが下入れ替え戦が決まってしまったので2部の相手にしっかり勝利して自信をもって3部の入れ替え戦にいきたい。

・中野(ラ4=星稜)

前半に点を取られすぎた。そこでもうちょっと集中力を持って取り組めたら、結果が違ったのかなと思う。(1Q終了後ベンチでは)1Qでやっていたディフェンスを2Qくらいから変えた。それが上手くはまったのでクオーター間のディフェンスの指示というのは上手くもらえたと思う。(自身の得点は)自分のミスからの得点だったので、ほっとしたというのも1つあるが、そこから流れに持っていけなかったのがだめだった。(チームの反省点)ディフェンスもオフェンスも集中力がなくて、勝負どころで相手を見きれてなかったり、シュートを決めきれなかったり、そういう勝負どころでの弱さが出たと思う。(次戦に向けて)明治学院大は強いと思うが、最後、たぶん下入れ替えが決まってしまっているが、それに向けて上手く流れに乗れるような試合にして、絶対勝ちたいと思う。


TXET=鶴田華穂         PHOTO=水野桜