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2018.09.24
サッカー

[男子サッカー]野本先制するもロスタイムに決められ専大とドロー

第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)第13節

9月23日(日) 筑波大学第一サッカー場


東洋大1-1専大


<得点者>

15分 野本


<出場メンバー>

▽GK

松本健太(国3=柏U-18)

▽DF

坂本涼斗(国2=柏U-18)

浦上仁騎(国4=大宮Y)

土田直輝(国2=大宮Y)

渡辺星夢(国4=前橋育英)

▽MF

坂元達裕(社4=前橋育英)→67分 中村陸(国2=柏U-18)

高橋宏季(国4=FC東京U-18)

坪川潤之(国3=矢板中央)→87分 神山京右(国1=横浜FC・Y)

野本幸太(国2=市立船橋)→64分 勝野瑛(国4=浦和Y)

▽FW

松崎快(国3=大宮Y)

小林拓夢(国3=帝京長岡)



力強いディフェンスを見せた浦上


野本は先制点となるゴールを決めた


細かく味方に指示を出す松本


 第92回関東大学サッカーリーグ戦で、専大と対戦。前半に東洋大が先取点を決めるも後半終了間際のロスタイムで専大に決められ、1-1の同点で試合終了となった。


 前半は東洋大のペースに持っていくことができ開始15分、野本(国2=市立船橋)がゴール前に抜け出した小林(国3=帝京長岡)のこぼれ球をうまく拾いシュート。「ちょうどこぼれ球がきたので決めるだけだった」と自身のゴールについて振り返った野本。このシュートが先取点となる。その後、前半何度もゴールに向かうが決めることはできずに前半終了となった。

 後半は入りから専大のペースに持っていかれる。なかなか東洋大のペースに持っていくことができず、「中盤のディフェンスラインにボールが入る回数が多くなったので、こちらもFWのカードを一枚削って中盤の枚数を増やした」と古川監督は交代のカードを切った。そんな中、73分専大のシュートを見事にGK松本(国3=柏U-18)がファインセーブ。しかし、ロスタイムに入って2分に試合が動く。左サイドからあがったクロスにうまくヘディングを合わせられて、ゴールを決められてしまう。これによって、試合は1ー1の同点となった。

 「最後しっかり勝ち点1を拾って終わったというところは、評価に値するところだと思う」と古川監督。まだまだ試合は続くので、1試合1試合集中していきたいところだ。


■コメント

・古川監督

前半は、相手のシステムが前節とは違っていてアンカーを置くシステムだったので、前半相手のシステムを見てうまくそのアンカーの脇のスペースをつければっていう風なところは、選手とベンチと共有しながらやっていた。そこをうまく何回か取れて攻撃の形ができたり、うまく先制できたりとある程度自分たちのリズムでできたかなという感じだった。後半になって自分たちのシステムと相手のやってくる形のところで、中盤のディフェンスラインにボールが入る回数が多くなったので、こちらもFWのカードを一枚削って中盤の枚数を増やして、そこにスクリーンするようなことを試みたんですけど、より押し込まれる時間帯が長くなってしまったかなっという感じ。これをそのまま逃げ切れれば、問題なかったんでしょうけど、最後の最後で追いつかれてという感じになってしまうとシステム変更だとかいうところが、選手たちにネガティブな印象を残してしまうのかなというところ。最終的には、勝ち切りたかったゲームだった。今日のゲームも失点した後の残り時間で守り切ろうと思っているのにがっかりして逆転負けするという試合も今まで見てきてるので、最後しっかり勝ち点1を拾って終わったというところは、評価に値するところだと思う。次のゲーム以降も試合展開によってしっかり勝ち切ることと、勝ち点1でも拾うところをそのゲームごとに流れを読みながら、勝ち点を伸ばしていってインカレの出場権というところもまだまだチャンスはあると思っている。まずは残留ってところを決めれるように1試合ずつ集中してやっていければと思う。


・浦上(国4=大宮Y)

前節負けてしまったので今回絶対に勝ちたかった。こういう結果になってしまって残念。(前半の内容は)すごく全員が集中したし、前半に関してはいい入りができた。(土壇場での失点のシーンは)あの失点の形は東洋大の課題でもあって、勝っているゲームをいかに終わらせるかを大事にしたい。もちろん0に抑えることも大事だし、そこはもう1度集中してやらないといけないと思う。(次節に向けて)本当にもう後がないですし、今日の勝ち点1をどうつなげるかが大事。追いつかれてしまったけれど決して負けたわけではないので、ネガティブになり過ぎず次に向けていい準備をしたい。


・松本(国3=柏U-18)

前半いい流れで先制点が取れて、ああいう状況の中で追加点を取らなければいけなかった。後半は相手に押し込まれる展開で守り切れない、そういう最後守り切る力がまだ足りないと思う。練習からフィニッシュの精度だったり、ゴール前の局面の部分を突き詰めていかなければいけないと感じた。(ハーフタイムではどんな話を)前半いい流れで進められたので、まずはリードを保ちながらボールをコントロールしていこうと話していた。(次節に向けて)もう落とせる試合が本当に無いし、今日みたいな展開がこの先もあると思うので、そういう所で勝ち切る力をつけていきたい。


・野本(国2=市立船橋)

前半は自分たちのペースで攻撃できていたのだが課題である後半にずっと押し込まれていてそこでいかに攻撃でボールを持てるかが今の課題だと思う。(ゴールシーンを振り返って)拓夢くんがニアにランニングしてて中に入ったらこぼれてくるかなと思って走り込んでいたところにちょうどこぼれ球がきたので決めるだけだった。(専大相手に苦手意識は)専大は体力面ですごいあるので東洋はそういう面で後半体力負けしていると思うのでそこが自分たちの課題だと思う。負けないようにしたい。(収穫と課題)今日はいい形でシュート場面とか自分が攻撃で終わる、シュート終わる場面が多かったのでそういうのが通用するのが収穫。課題は後半チームが押し込まれているところで自分が攻撃でチャンスを作ってチームに攻撃の時間をもたらせるかが課題だと思う。(次節に向けて)勝ちしか見ていなくて勝ちにこだわって勝ち切れるかが次節の意気込み。


[次戦試合予定]

92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)

14節 9月29日(土)vs筑波

龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて 11:30キックオフ


TEXT=廣瀬璃子 PHOTO=美浪健五、谷口奏生