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2018.09.30
アイススケート

[アイスホッケー]チャンスを得点につなげられず、0-4と明大に敗戦

平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦

9月29日(土) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ


東洋大0-4明大


果敢に攻めるFW古川誠主将

GK水田は相手チームのシュートを何度も阻止した


   関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、リーグ戦)の6戦目は4月に行われた関東大学アイスホッケー選手権大会で、7季ぶりに勝利を果たした明大との試合。PP(パワープレー)の局面が何度もあったが、なかなかチャンスを自分たちのものにできず0―4と敗戦した。

 

   試合開始直後、いきなりSH(ショートハンド)の状況で相手に先制点を許してしまうが、東洋大も攻めるプレーを見せた。しかし、シュートするもなかなかゴールが決まらない。さらに開始9分、またしてもSH(ショートハンド)と厳しい展開に。その後、PP(パワープレー)とチャンスの状況が訪れる。その中でシュートするも相手に阻止されてしまう。1ピリではシュート本数が東洋大は10本、明大は4本と多く決めていたが、惜しくも得点にはつながらなかった。

 

   2ピリ開始3分、さらに明大に得点を決められてしまう。その後も両チームとも攻めの姿勢を見せ、お互いにパックを譲らない。PP(パワープレー)になる場面もあったが、得点することができず0-2と点差を縮めることはできなかった。3ピリでも同じような状況が続いた。激しいプレーを見せ、FW古川誠主将(社4=白樺学園)やDF渡邉(社4=日光明峰)がシュートするも決まらず。相手チームのシュートをGK水田(社3=駒大苫小牧)が何度もセーブするが開始15分、3点目を決められてしまう。さらにその直後、立て続けに点を奪われ0-4と1点も奪い返すことができず試合は終了した。

 

  「本当に細かいミスが最後までひびいたゲームだった」と鈴木監督は試合を振り返った。次戦はリーグ戦現在1位である早大との試合。「自分たちが今できるベストゲームをしたい」とFW古川誠主将は意気込んだ。今回の試合で見つけた課題を見つめ直し、1次リーグ最終戦である早大戦に挑む。


▪️コメント

・鈴木監督

自分たちのミスから失点が多かったので、全体的にはそれを修正しきれなかったゲームだった。(PPのチャンスで点を決められなかった原因は)ルーズパックが相手に負けている部分はあったので、もう少しルーズパックのバトルを勝っていいセットアップをすればもっとチャンスが作れたのではないかと思う。(良かった選手は)全体的には誰がすごくいいとか悪いとかは無かったが、本当に細かいミスが最後までひびいたゲームだったと思う。0ー4という本当に悔しい数字ではあるが、内容的にはそこまで力の差があるゲームでは無かった。シーズンを通して明大戦はキーとなるゲームになると思うので、次に向けてもう一度やり直したいと思う。(次戦に向けて)今日は自分たちのミスがあったゲームなので、ミスをしたらなかなか勝ち切れないということを選手たちに話した。ただ本当に明日はチームにとって大きなゲームなので気持ちを切り替えて試合に臨みたいと思う。


・FW古川誠主将(社4=白樺学園)

良くもなく悪くもなくという感じ。1つも落とせない状況で、4失点された上に完封負けしてしまったのはもう少しできたのではないかという感じが残っている。(試合展開について)1ピリスタートは東洋大がずっと攻めていた。押し込まれる展開はなかったがカウンターで明大の強さを見せられた。あの1ピリの押し込んでる時間帯に得点できなかったことが最後までひびいた。(4失点について)春夏4失点している。さすがに4失点したら勝てる試合も勝てないと思う。失点数を他のチームと同じように3とか2に抑えられたら。もう少し失点数を減らさないと勝てないかなと感じる。(見えた課題)シュート数も結構打っていて攻められてはいるが最後スコアできないっていうのが去年からの課題。そこをしっかり改善していかないと今後どんなチームと当たっても苦しい試合になってくると思う。スアリングの部分を改善していきたい。(次戦に向けて)1次リーグ最終戦なので、自分たちが今できるベストゲームをしたい。この敗戦を引きずらないようにしっかり気持ち切り替えて試合ができればと思う。


・GK水田(社3=駒大苫小牧)

(試合を振り返って)全体的に調子がよくも悪くもなかったが、試合の内容もずるずるそんな感じにいってしまい、いい結果が残らなかった。今日の試合は反省点だらけで、ちょっと集中しすぎて硬くなってしまっていて、ミスが多かった。(失点後の声掛けは)あまりなかった。(リードされる展開で)結構おされっぱなしだったので、キーパーからしたらもう少し援護があったら助かるなとは思う。(リーグ戦前半が終わるが)初戦落としたのがでかかったので、やっぱり最初からぐっと集中してやらないといけないなと思う。(リーグ戦後半は)まだまだ反省点だらけの東洋大学なので、この反省を生かして練習して成長していけたらなと思う。


TEXT=岡村珠里、PHOTO=伊藤なぎさ、吉留奈津