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2018.10.07
アメフト

[アメフト]「力の差がはっきりした」 青学大に敗れ、連勝途絶える

平成30年度関東学生アメフト秋季リーグ戦

10月6日(土)アミノバイタルフィールド

●東洋大7-40青学大

0|1Q|7

0|2Q|12

0|3Q|14

7|4Q|7


WR田松主将は約35ヤードのランを見せた


タックルで相手を封じ込める守備陣



秋季リーグ戦開幕から勝ち星を重ね続けてきた東洋大。しかし、ここまで躍動を見せた攻撃陣が今試合ではタッチダウン(以下、TD)1本のみと息をひそめ、守備面でも40点を奪われるなど強敵・青学大を前に完敗した。

 

 「力の差がはっきりした」とCB吉原(社3=都立野津田)が語ったように実力の差を見せつけられた。第1Qでは相手のファンブルしたボールをすかさず奪ったり、CB天野(ラ2=県立柏)がインターセプトを決めたりと、相手に攻撃のリズムを作らせない。しかし次第に攻め込まれ、1本目のTDを奪われる。続く第2Qでは痛恨のセーフティを許すも、その後CB吉原が相手の緩いパスを見逃さずにインターセプトを決める。しかしなかなかファーストダウンを獲得することも難しく、守備もまとまらず追加点を許し0-19で前半を折り返す。

 

 第3Qでも得点を許し、みるみると点差が開いていく。それでも第4Qの試合終了まで約2分のところでQBからのロングパスをWR大西(国4=関東国際)が確実にキャッチし待望のTD。7-40で試合を終えた。

 

  「自滅だった」と振り返るのは藤澤オフェンスコーチ。フィールドゴール(FG)を決めきれない場面が2度あったり、言わば自殺点であるセーフティを許したりするなどのミスがあり、その結果がこの得点差につながった。次も強敵の明学大との対戦であるが、ここを乗り越えないことには1部昇格を現実のものとして語ることはできない。悲願達成のために、この敗戦を糧に次戦に挑む。


■コメント

・藤澤オフェンスコーチ

足りないところは全て。自滅だった。いつもできることができないなどのミスがあり、それがチームに蔓延したという感じ。(課題は)オフェンスについては、こういうときに誰かインフィールドで良い形をつくってくれる選手がいれば良い。良いも悪いもQB次第だとは思っている。オフェンス、まだまだだと思う。ビデオで何ができてないのかを見て、今日の負けが収穫になるようにしたい。(次戦に向けて)点を取らないと始まらない。「点を取れるオフェンス」が今年の命題。取れる人間は取り続けて、取れない人間は取れるようにすれば勝てる。一回仕切り直して、「点を取れるオフェンス」をもう一回再構築します。


・吉原(社3=都立野津田)

力の差がはっきりしたところがあって、点数を取られすぎてしまった。ディフェンスのスタートする場所が悪かったのもあるけれど、40点取られたというのは受け止めないといけない。そこを2週間頑張って改善して次の明学大に挑みたい。(自身のインターセプトについて)相手のパスの球が緩かったのでそこはちゃんと取らないとと思った。この時は9点差で、ここでインターセプトして攻撃にいい流れを持っていかせたかった。(次戦へ向けて)1部に上がるためには次勝たないと、これまでやってきたことの意味が無くなってしまう。何が何でも勝ちを取りにいきたい。


TEXT=川口朋珠 PHPTO=美浪健五