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2018.10.14
サッカー

[男子サッカー]猛攻封じ込め明大に2発快勝!チームは4試合負けなし

第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)第16節

10月13日(土) 味の素スタジアム西競技場


東洋大2-0明大



<得点者>

26分 坪川

87分 荒川


<出場メンバー>

▽GK

松本健太(国3=柏U-18)

▽DF

坂本涼斗(国2=柏U-18)

浦上仁騎(国4=大宮Y)

土田直輝(国2=大宮Y)

渡辺星夢(国4=前橋育英)

▽MF

坂元達裕(社4=前橋育英)

高橋宏季(国4=FC東京U-18)

坪川潤之(国3=矢板中央)

野本幸太(国2=市立船橋)

▽FW

松崎快(国3=大宮Y)→90+2分 横山塁(国1=FC東京U-18)

小林拓夢(国3=帝京長岡)→64分 荒川勇気(国3=旭川実業)



先制点が決まり喜ぶ選手たち


2アシストの活躍を見せた松崎


松本は安定したセーブで無失点に貢献した



 関東大学サッカーリーグ戦第16節の相手は、この夏の総理大臣杯覇者・明大。前半に坪川(国3=矢板中央)が先制点を奪うと試合終了間際には荒川(国3=旭川実業)がダメ押しの追加点を挙げる。チームはこの2点を守り切り2試合連続無失点で快勝した。



 直近3試合負けなしの東洋大は勢いそのままに試合に臨んだ。しかし試合開始から押し込まれる展開が続き、思うようにリズムをつくることができない。攻め込まれる場面もあったが体を張ったディフェンスで守り切った。その中で試合が動いたのは26分、坪川がボールを奪うと松崎(国3=大宮Y)が右サイドに持ち込み再び坪川にスルーパス。走り込んだ坪川はこれを冷静に決め先制に成功する。39分にはGK松本(国3=柏U-18)がシュートを片手でセーブし無失点に貢献した。


 1点リードで迎えた後半は前半以上に自陣でプレーする時間が続いた。また、後半はセットプレーも多く何度もゴールを脅かされた。しかし松本や浦上(国4=大宮Y)を中心に声を掛け合い、安定した守備で得点を許さない。その中で点差を突き放したい東洋大は64分に荒川を投入。すると87分、守備に徹する中でチャンスが訪れる。松崎が左サイドをドリブルで駆け上がり相手を引き付けると最後はフリーの荒川にパス。荒川はこれを確実に決め勝負を決定付けた。押し込まれる展開の中で明大の猛攻を0に抑えた東洋大。2―0で勝ち点3をつかみ取った。


 安定した守備の中で数少ないチャンスをものにした。守備について松本は「全員がしっかり集中して守れていた」と振り返る。また「あまりやられる感覚がない」と坪川。この無失点は今後の自信につながる。次節は前期0―1で負けを喫した駒大との対戦。集中応援日でもあるだけに浦上は「強い東洋大というのを見せられれば」と気合十分だ。正念場を乗り越えさらにパワーアップしたチームは次節、駒大にリベンジを果たす。



■コメント

・古川監督

前節に引き続いて守備の安定感が勝利につながったと思う。(試合展開について)相手は夏のチャンピオン。先手を取られてしまうとより厳しい試合になってしまうのではないかと思い、覚悟して臨んだ。最初相手の圧力があったがそこをなんとかしのいで数少ないチャンスを先制点という形でものにできた。(先制点を取れたことによって)守備を安定させていく覚悟ができたのではないかと思う。(次節の意気込み)東洋大の現役の学生もOBの方たちも協力して(集中応援を)成功させようとしている。多い集客が期待できると思う。その中でしっかり勝ちゲームを見せられればと思う。


・浦上(国4=大宮Y)

明大には知っている選手も多い中で、前期もそうだったけれど本当に一番負けたくない相手。それが2-0という形で終わって良かった。(2試合無失点について)GK含めて後ろ4枚は集中してるし、坪川や宏季(高橋)もすごく守備してくれている。もちろんサイドハーフやFW、全員の守備が失点0につながっていると思うので、そこは継続して自分中心に声を掛けてやっていきたい。(次節に向けて)集中応援ということでいつもより東洋大を観に来てくれる人も多くなる。絶対に勝ちたいですし、強い東洋大というのを見せられればいいなと思う。


・松本(国3=柏U-18)

明大が勢いのある相手なのは分かっていた。しっかり後ろが0で抑えつつ前が取るところで点を取れたので、結果的には攻守ともにしっかりやることをやれたかなと思う。(セットプレーが多かったが)自分たちのミスからセットプレーになったりもした。それも中で割り切って集中して守ろうというのは声かけができていた。全員がしっかり集中して守れていたっていうのは大きいと思う。(次節に向けて)集中応援ということでいつもより多くの人が来てくれるとは思うが、集中応援だから特別なことをするというわけではなく今まで積み上げてきたものを来週からも出せれば結果につながると思う。しっかり練習をしていい準備ができるように頑張っていきたい。


・坪川(国3=矢板中央)

立ち上がりから明大は人にくるチームなので、自分たちがよりいいポジションをとって主導権を握っていこうという話があった。うまく(試合に)入れたかなと思う。(4試合負けなしだが)筑波大の時はセットプレーだったりでやられてしまうことが多かったけれど、最近は守備の部分で連動できるというかあまりやられる感覚がない感じ。筑波大からの3試合で5ゴール奪えているのはいいこと。(今のチームの強さは)練習からすごい雰囲気が良い。練習から球際とか切り替えというのを要求し合っていて、練習から高いインテンシティでできているからこそ、ピッチに立った時に自信を持ってやれていると思う。(次節に向けて)駒大の星キョーワァンは仲が良い選手で、ずっと連絡も取っていて対戦するのを楽しみにしている。前期は負けているので、後期は絶対に勝ちたい。


・松崎(国3=大宮Y)

やっぱり相手が明大ということで最初から難しい試合になることは分かっていたが、後半劣勢の中上手く押し返すことができて追加点が取れたのでよかった。(2アシストは)本当は自分が点を取れればいいが、チームにつなげればいいと思っているので、2人がよく決めてくれたなと思う。最近理想的なゲームができていて、前半先に点を取って後半も受身に回らずしっかり前から押し返していって、今日追加点取れていい形になっていたのでこのままこの流れを次の試合でも継続できたらいいと思う。(次節に向けて)人がいつもより来てくれると思うので、その中でも今日みたいなゲームを見せて、お客さんが来てよかったと思えるゲームをした上で勝てるというのが1番いいと思うし、そういうゲームにしたい。



[次戦試合予定]

第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)

第17節 10月20日(土)vs駒大

しらこばと運動公園陸上競技場にて 11:30キックオフ



TEXT=金澤瑞季 PHOTO=美浪健五、牧田のどか