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2018.11.26
アイススケート

[スピードスケート] 各選手健闘するも、個々の課題を見つめ直すレースに

第38回全日本大学スピードスケート選手権大会


11月24日(土)〜25日(日)

 群馬県スポーツセンター 伊香保リンク


1日目

◆スプリント部門

男子500m

5位 小林 36”38

6位 川目 36”54

14位 石原 37”12

24位 川森 37”48

34位 吉田 38”17

40位 小岩 38”74


男子1000m

6位 小林 1’13”91

10位 石原 1’14”62

25位 遠藤 1’17”31

28位 川目 1’17”79

32位 小岩 1’18”33

33位 川森 1’18”38

37位 吉田 1’18”76


総合部門

男子500m

6位 仲 37”86

14位 奥山 38”29

28位 林 39”10

36位 杉山 39”46

37位 黒岩 39”50

51位 佐藤 40”88

54位 竹中 41”67


男子5000m

8位 林  7’10”28

9位 黒岩 7’15”97

16位 竹中 7’17”67

41位 仲  7’36”77

43位 佐藤 7’37”64

45位 奥山 7’39”64

53位 杉山 7’56”50

2日目

◆スプリント部門

男子500m

 5位    小林 36’40

 16位   川森  37’13

 22位   石原  37’37

 32位   吉田  38’17

 35位   遠藤  38’29

 42位   小岩  39’05

  失格   川目  

 

男子1000m  

5位     小林  1”13’21

18位    石原  1”15’40

23位    小岩  1”16’65

27位    遠藤  1”17’34

35位    石原  1”18’26

40位    川森  1”18’76


総合部門

男子1500m

8位       林  1”54’82

9位       仲  1”56’62

14位    黒岩 1”57’11

15位    奥山 1”57’43

35位    杉山  1”59’82

39位    竹中  2”01’75

43位    佐藤  2”06’15


男子1万m

8位       林  14”51’43


総合成績

スプリント部門

4位        小林

15位        石原

49位        川目


総合部門

10位         林

25位        黒岩       

26位         仲

34位        奥山

45位        竹中

50位        杉山      

52位        佐藤


自己記録更新を果たした小林

林は1年生ながら総合部門チーム内トップの順位をおさめた




冬空の下行われた第38回全日本学生スピードスケート選手権大会に、東洋大からは14選手が出場した。加部監督が氷上トレーニング不足と懸念する中、主将の小林(社4=市立長野)は全レースで安定した記録を出し、スプリント部門総合4位入賞となった。


少し風が吹く中で始まった1日目。500mでは小林が36秒38で5位入賞。続いて川目(社4=駒大苫小牧)も36秒54を出し、6位入賞を果たした。小林はコンディションはいい状態だったものの、屋外でのレースならではの難しさも痛感し悔しさを滲ませた。


2日目、1日目で好成績をおさめた小林はこの結果に満足することなく500m、1000mともに5位という力走をみせた。結果、スプリント部門総合4位と自己記録更新を果たした。「昨日よりかは質の高いレースというか自分の中で納得いく滑りができたと思う」と語った。1500mでは林(社1=山形中央)がチーム内トップの8位で終え、総合部門総合10位でレースを終えた。レース後「まだまだ課題がたくさんあるなと感じた」と話した林だが、1年生ながらもすでにチームには欠かせない存在となっている。これからの活躍に期待だ。


「今年は北海道の地震でスケートリンクが使えないということがあったので、思った以上に氷上トレーニングができなかった」と加部監督は語った。今大会は1、2年生が多く出場した。選手層としてはまだまだと語る加部監督だが、インカレの目標は優勝。インカレまで残り約1ヵ月、選手たちはさらなる成長を遂げる。


◾︎コメント

・加部監督

今年は北海道の地震でスケートリンクが使えないということがあったので、寮での陸トレなどできることをやってたが思った以上に氷上トレーニングができなかった。大会も3週間早まったので、それに合わせて計画していた。色々な大会に出場して経験を積んでいたが、やっぱり氷上トレーニング不足かなと。4日ぐらいで仕上げるのも難しいし、他のチームも同じことだが、計画的にいかなかったことはこんなはずじゃないということが多いかなと。今大会の1万mに林が進めていたが、見ていてわかるように層の厚さを考えるとまだまだ。来月から軽井沢で合宿が始まるし、ローカルの大会もあるので練習として出場して、やってきたことを確かめながらのレースをやっていきたい。来年は1、2年生が主体になっていくのでもう一回始めからチーム作りをしたい、そのようなインカレにしたい。

・小林(社4=市立長野)

(1日目は)出来としては80点くらいですけど、修正できる部分があったと思う。悔しい結果ではある。500mの最終コーナーでミスをしてしまって減速してしまった。1000mは向かい風に対して少しスピードに乗り切れなかった。(コンディションは)結構いい状態で記録も狙えると思っていたが、出なかったのが残念。(2日目は)500mが最初の100mはよかったのだが、第1コーナーでスピードに乗り切れなかったのが反省点で1000mも最初は良かったが上がりで思ったより落ちてしまったのでそこは課題だと思う。今日は点数をつけるとしたら90点くらい。昨日よりかは質の高いレースというか自分の中で納得のいく滑りができたと思う。(今大会を振り返って)自分自身の全国大会で初の4位入賞ができたことでこれは収穫だと思う。(チームの雰囲気は)ちょっとずつインカレに向けてチームとして目標持ってやっている最中なのだがまだまだこれからかなと思う。(インカレへの意気込み)主将として一番に結果で背中でチームをけん引していけるようにしていくのが最低限でそれとあと1ヶ月しかないので4年生の川目と一緒にうまくチームをまとめいってインカレでいい結果を出せるように頑張っていきたいと思う。個人的には500mと1000mで入賞することとリレーで表彰台に上ること。

・林 (社1=山形中央)

今シーズンのなかでは一番良い滑りができた。(1万mは)まだまだ課題がたくさんあるなと感じた。後半がすごい途中課題だらけだった。(強化合宿は)やっと練習がしっかりできるようになってきたかなと。(インカレへの意気込み)入賞をとりあえず目標にやっていきたい。


TEXT=酒井菜摘、森美香子  PHOTO=谷口奏生、越塚日南