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2023.10.11
コラム

第826回 鳥取での素敵なお話 執筆者・髙橋生沙矢

一年越しに念願の出雲大社行けましたー‼

みなさんお久しぶりです!9月の後半からインフル、101号制作、出雲駅伝取材と怒涛(とう)の忙しさで死にそうになっていた3年の髙橋です!


 一昨日出雲駅伝が終わりましたね。選手全員が出雲初出場の中で、全力を出し切った陸上部長距離部門の皆さんの走りに、取材しながら元気をもらいました。選手の方々、応援していた鉄紺ファンの皆様もお疲れさまでした!今回はそんな取材が終わった翌日に、観光で行った鳥取で出会った食堂のおばさんにかけてもらった素敵なお言葉について書かせてもらいます。


 私たちは出雲駅伝が終わった翌日、過去の先輩たちが出雲後に鳥取砂丘に寄って帰ったという話を基に、砂丘に行ってみることにしました(笑)。いざ見てみた鳥取砂丘、自然の雄大さをものすごく感じたし、「馬の背」と呼ばれる名所を登り切った時の達成感は言葉にしかねます。ぜひ今回のコラムを読んだ人は砂丘に行ってみてくださいね!

感動的だったけど風の強かった砂丘

 さて、最初から話が脱線しましたが、食堂の話に戻りましょう(笑)。砂丘観光が終わった私たちは、後輩の女の子が探してくれた食堂「浜市」さんに行くことにしました。そこでは、美味しいお魚に限らず、洋食でも濃厚なハンバーグなどを味わい、とても満足な時間を過ごすことができていました。すると突然食堂の方から「大学生?」と声をかけられ、鳥取に来た理由を尋ねられました。出雲駅伝の取材で山陰地方に来たことを伝えると、なんとその方は駅伝ファンだというではありませんか!(東洋ファンじゃなかったけど...笑)そこで東洋大の順位を聞かれ8位だったことを伝えると、その人は「優勝するチームにはもちろん優勝に関するエピソードがいっぱいあるけど、優勝できなかったチームにも練習の中で駅伝の為に育んできた努力がある」というお話をしていただきました。

 その言葉に私はハッとさせられました。普段新聞部の活動をしていると、どうしても取材にいった試合や大会だけでの結果に注目が行きがちです。しかし、どんな結果であろうとも絶対に選手たちには、練習の中で「ここを頑張った!」と思えることや、コーチにかけられた力の出る言葉など、エピソードがあるはずです。段々そのようなエピソードを意識した取材もできるようにはなってきましたが、核心的なところまで届いているかと言われるとまだまだ。もう引退まで4か月を切りましたが、残り少ないスポトウ人生、ここから取材させてもらう時には、結果だけにフューチャーせず、感動的な裏話なども読者の皆様にお伝えできればなと思うし、後輩にもそのように指導していきたいです。


 一年に一回あるかないかの真面目コラムでした(笑)。次回はいつになるかわかりませんが、引退コラムですかね...。そう考えると一年間秒で過ぎてくな、と思わされます。後少しのスポトウ人生、これからも全力で駆け抜けていきますのでよろしくお願いいたします!