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2016.04.03
陸上競技

[陸上競技]主力二人がシーズン好スタートを切る

平成28年度第1回世田谷記録会

4月2日(土)世田谷区立総合運動場陸上競技場

男子5000m

14組

3着 口町 13'58"67

15組

17着 櫻岡 14'01"58


見事なラストスパートを見せた口町


櫻岡は自己ベストを更新した


 世田谷記録会の5000mに口町(法4=市立川口)と櫻岡(済4=那須拓陽)が出場。最終学年を迎えた主力二人が今季初となるトラックレースに挑み、今後へ弾みをつけた。

 スタートを勢いよく切った口町は積極的に前に攻める。先頭のすぐ後ろに付きレースを進め、中盤でペースが落ち何度か抜かれるものの食らい付いていく。レース終盤、口町は東洋大OBの淀川(H26済卒=愛三工業)と競り合う展開に。離されそうになる場面でも粘り、ラスト100mに差し掛かった瞬間、ギアを切り替えこん身のスパートをかけて激走。淀川を突き放し、組3着でゴールした。自己ベストにはわずかに及ばなかったが、谷川コーチも「すごくいい走りだった」と評価した。

 最終組に出場した櫻岡は合宿明けでのレースとなった。前半はハイペースな先頭についていくが、3000m過ぎに合宿での疲労が出て徐々に後方へ下がってしまう。自己ベストは更新したものの、13分台を狙っていたため満足とはならない結果となった。しかし、「疲労を抜いて状態を整えて出たらいいパフォーマンスができると思う」と谷川コーチが期待するように、調子を合わせてレースに臨むことができれば13分台も確実に出すことができるに違いない。

「この後につながるような走りができれば」と谷川コーチは出場の意図を語る。口町も櫻岡も今季初のトラックレースで状態の確認や課題を見付けることができただろう。この初戦での感覚を次のレースへと生かしていきたいところだ。

■コメント

・谷川コーチ

今日は初戦だったので口町と櫻岡のある程度状態がいい13分が出るか出ないかのメンバーを連れてきた。シーズンスタートだったのでここでどう結果を出すとかではなく、この後につながるような走りができればと思った。口町に関しては先輩の淀川もいて、二人で粘って粘って13分台が出たので、彼の走りとしては今日はすごくいい走りだった。状態を考えたら13分台はちょっと無理だと思っていたので、状態のわりにはよく走った。櫻岡に関しては合宿明けで後半3000mから疲れが出た走りだったが、最低限の走りはしてくれたので次もう一回疲労を抜いて状態を整えて出たらいいパフォーマンスができると思う。(タイムは)自己ベストですけど本人的にはもうちょっと上を狙っていたので13分55とか最低13分台を狙っていたのですごく不本意そう。ただ、初戦なのでそんなに欲を言っても仕方ないので、今日走ったことで体調が上がってくればいいと思っている。1戦目2戦目の上積みというのはすごくあると思うのでこの後頑張ってくれると思う。


TEXT=吉川実里  PHOTO=福山知晃

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