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第32回日本平桜マラソン
4月3日(日)静岡県草薙陸上競技場(スタート・フィニッシュ)
男子23.5km
2位 山本修 1:14'40
9位 田中 1:19'15
山本修は中盤で一時トップに立った
田中は前半から苦しい走り
2位で表彰台に上がった山本修
日本平桜マラソンにて山本修(済2=遊学館)が2位で表彰台へ上がった。東洋大からは山本修と田中(済2=自由ヶ丘)の二人が招待選手として出場し、標高差250mにも及ぶ難コースに挑んだ。
明朝から降り続いていた雨はスタート前にはやみ、曇り空の中でレースが行われた。今大会のコースはスタートしてから9km地点までをひたすら上り、その後はゴールまで下り続けるのが特徴。その標高差は250mまで達する。レースは4kmで先頭集団から田中が振り落とされ、山本修を含む3人の争いに。9km過ぎの下りからは山本修が先頭に立ち、集団を引っ張る場面も見られたが平坦に差しかかる16kmで失速。勝負所でチャンスを失い、青学大・貞永に離され2位でのフィニッシュとなった。序盤で精彩を欠いた田中は、終盤も日本平の厳しいアップダウンを対処することができず9位。箱根メンバーである山本修と同じ練習をこなせていただけに悔やまれるものとなっただろう。
厳しいアップダウンのコースを走り終えた二人。元々ロードの適性を持っているだけに、今回の結果が駅伝シーズンではどのように反映されるだろうか。佐藤コーチは「積極的にレースを組み立てられるようになってほしい」と語った。今春、1年生を迎え入れ初めて先輩となった2年生たち。一回り成長した彼らの活躍に注目だ。
■コメント
・佐藤コーチ
修二はもうちょっとだった。勝負所で仕掛けられなかった。もっと最後、積極的に仕掛けられるようにならないと。勝負の世界だから負けは負け。アップダウンのあるコースだから一概に力だけじゃなく、勝つレースができれば良かった。これからトラックに入るが、まだ少し守りに入ってしまっている。積極的に自分でレースを組み立てられるようになってほしい。
TEXT/PHOTO=伊藤空夢