Article

記事


2016.04.14
硬式野球

[硬式野球]山下、連日の好救援!大学初勝利挙げる

平成28年度東都大学野球春季1部リーグ戦・中大2回戦

4月13日(水) 神宮球場

東洋大9-6中大

7回のピンチを切り抜けた山下

大学初勝利を挙げた


※掲載が遅くなり、大変申し訳ございません。

 またもや新人右腕が好投を見せた。七回1死二塁でマウンドに送り出された山下(営1=東邦)は「抑えたい」その一心で腕を振った。前回同様、イメージ通りの真ん中に強いボールを投げ、見事ピンチを切り抜け嬉しい大学初勝利を挙げた。

 同期の津田(総1=浦和学院)が八回に勝ち越しスリーランを放ち、あとは抑えるだけ。しかし、先頭打者を四球で出塁させてしまい「(四球を)出す場面ではなかった」と振り返る。ここで「クイックが安定していた。一球投げてみて、いける」と投球方法を変えた。それに冷静さも加味され、きっちり抑えた 東洋大の勝利ムードが漂っている中、淡々と投球練習をこなす山下。迎えた九回二死まで取ったが、続く打者に右前打を打たれたところで高橋監督が歩み寄る。「次の次まで回したら変える」指揮官の言葉に闘志を燃やした。「最後は自分で締めたかった、代えられたくなかったので絶対に抑える」。山下の熱意がボールに伝わるとバットの空を切った。

 終わってみれば最長イニングとなる2回2/3を投げ切った。これまで登板した3試合で7回、被安打2と安定した投球で監督の期待に応えた。「ピンチでもそうでなくても強いボールを投げる」と大車輪のルーキーが優勝に向けて突っ走る。


■コメント

・山下(営1=東邦)

(七回1死二塁の場面では)きれいに抑えられたらいいなと思った。前と変わらずイメージは真ん中に強いボール。(八回を振り返って)四球を出してはいけない場面だったが出してしまった。今日はクイックのボールが安定していた。一球投げてみて、いけるなと思った。あとは落ち着いて真ん中付近に投げればいいかなと思った。松田(中大)さんの次が左で、左まで回したら変えるぞと(監督に)言われた。最後は自分で締めたかった、代えられたくなかったので絶対に抑えると思った。(亜大戦に向けて)やることは変わらないのでピンチでもそうでなくても強いボールを投げることができたらいいと思う。


TEXT=星川莉那 PHOTO=美馬蒔葉、菅野晋太郎