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第29回上尾シティハーフマラソン
11月20日(日) 上尾運動公園陸上競技場スタート・フィニッシュの上尾市内折り返しコース
ハーフマラソン
大学生男子の部(学連登録者)
5位 相澤晃 1:02'05
10位 櫻岡 1:02'44
21位 小早川 1:03'04
33位 竹下 1:03'30
44位 堀 1:03'46
50位 牧浦 1:03'50
54位 中尾 1:03'53
92位 菅原 1:04'38
133位 定方 1:05'16
155位 吉村 1:05'34
164位 唐本 1:05'40
181位 田中 1:05'56
195位 高森 1:06'13
202位 野村 1:06'21
204位 山口健 1:06'22
244位 小笹 1:06'56
東洋大歴代3位のタイムをマークしゴールした相澤
表彰式では笑顔をみせた
濃霧の中、レースは行われた
男子長距離部門は箱根駅伝を控え、メンバー選考の場として計16名が上尾ハーフマラソンに参加。ハーフマラソンが不慣れな選手が多い中、相澤晃(済1=学法石川)の5位入賞をはじめ好タイムが続出。箱根に向け順調な仕上がりを見せた。
濃霧で視野が悪い中、レースは中央学院大の横川が飛び抜けると、少し離れた2位集団の先頭に櫻岡(済4=那須拓陽)が位置取り。混み合う集団で積極的に前に出て様子をうかがう。最上級生に負けじと後輩も必死の粘りで応える。折り返し地点では全日本駅伝でも活躍のルーキー相澤晃が櫻岡に並び上位集団に付けレースは終盤へ。ラストスパートでは相澤晃が3位争いまでもつれ込み5位でフィニッシュした。タイムも今季チーム最速を叩き出し設楽啓太・悠太兄弟(共にH25年度済卒=コニカミノルタ・Honda)に次ぐ東洋大歴代3位を記録。ハーフマラソン初挑戦とは感じさせない堂々とした走りで抜群の存在感を示した。他にも小早川(済3=武蔵越生)、竹下(済3=東農大三)など全日本を走ったメンバーが好タイムをマーク。箱根駅伝のメンバー入りへ状態の良さをアピールした。
「コンディションがいいので、ベストは出して当然」と酒井監督。駅伝では様々なケースでも一人で状況判断できる適応力が問われる。記録がいい中でも、順位で他大学に及ばなかったことを課題に挙げた。来週は川越ハーフマラソンに今回走らなかった選手が参加し、状態を確認する。チーム内競争は激しさを増していく。
▪コメント
・酒井監督
全日本駅伝が終わって、箱根駅伝のメンバーを見る上で収穫と課題の両方があった。(1年生の相澤晃が5位というのは)いい傾向にある。良かった。全日本駅伝で走れている者はしっかりと走れている。おそらく(服部)弾馬(済4=豊川)や(山本)修二(済2=遊学館)も走らせれば記録は出る。全日本駅伝でいまいちだった者はやはりもう少しというところ。(相澤晃は春は故障していたが)上がってきている。夏も故障していたがその間もやることはやっていた。箱根も計算が立ってくる。(他の選手も自己ベストが多数出たが)コンディションがいいので、ベスト記録は出して当然。試合の中身に関してはそこまでレベルは高くない。記録だけなら他の大学も出している。その中で勝たないと。タイムが出たからといって一喜一憂することなく、これが単独走だったらとか、湿度・気温が高かったらどうなのかとか、(駅伝では)一人で状況判断できるようにしないといけない。(例年より多いエントリー数というのは)ハーフマラソンの実績が無い選手たちが多いので、ここでハーフマラソンの経験と他大学と一緒に走る経験を積ませたかった。(次戦、川越ハーフマラソンは)今回走らなかった選手たちを出す予定。
TEXT=大谷達也 PHOTO=小野由佳莉、伊藤空夢