記事
第33回日本平桜マラソン
4月2日(日) 草薙陸上競技場周辺コース
23.5kmの部 大学招待選手
10位 定方 1:16'55
14位 唐本 1:17'54
16位 田中 1:19'18
定方にとって上り坂への課題を感じたレースとなった
日本平桜マラソンに東洋大から唐本(総4=大阪桐蔭)、田中(済3=自由ヶ丘)、定方(工2=川棚)が出場。26名もの招待選手が出場した中、3人とも前半から果敢に食らい付く。前半の上り坂で粘り切れず、課題の残る結果となったが、各自長い距離を踏むことで早くも駅伝シーズンを意識した取り組みになった。
序盤から10㎞近く続く上り坂が選手を襲った。およそ250mの山道を駆け上がる特徴的なコースに、先頭集団についていた東洋大の3選手は悲鳴をあげた。坂道の半分もいかない5㎞地点で集団から離される。しかし、定方が巻き返しを図る。ゆったりとした下り坂に入ったところでピッチを上げ、中ほどだった順位を5番手までのし上げた。だが猛攻もそこまで、終盤は23.5㎞の距離の長さに疲労が募り、足が前に進まない。次第にペースは落ち、10位でフィニッシュ。「上りはいけると思っていたが、実際力が及ばなかった」と悔いの残る結果となった。
「23㎞は箱根でもある距離なので、その距離を走りきること、さらにペースを上げていく展開で走りたかった」と定方。早くも箱根駅伝を見据えた意識でレースに臨んでいる。今冬、チーム全体での走力の底上げを図るべく、例年よりも多くハーフマラソンなど長い距離を経験。今回の経験もまた、迫りくるトラック、駅伝シーズンへの礎になるに違いない。
▪コメント
・定方(工2=川棚)
上りでしっかりついて平坦で勝負すると考えていたが、半分もいかずに(東洋大の)3人とも離れてしまってそこから及ばなかった。下りでだいぶ巻き返して5番手くらいまでに上がったが、平坦で(足が)動かなくて抜かれるだけ抜かれてしまった。(反省は)上りはいけると思っていたが、実際力が及ばなかったので、上りを鍛えていかなければいけない。自分はスピードというよりは長い距離をメインでやっていて、トラックより箱根を目指した練習をしていて、23㎞は箱根でもある距離なので、その距離を走りきること、さらにペースを上げていく展開で走りたかった。できなかったので、23㎞という距離でもしっかり走る力をつけていかなければと思った。(今年の目標は)今年は箱根で本気で勝ちにいくということをチームみんなで思っていて、自分も箱根で走ってチームの総合優勝を貢献したい。
TEXT/PHOTO=大谷達也