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第14回チャレンジ・ミートゥinくまがや
4月30日(日) 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
男子1500m
12組
5着 生井 3'49"96 ※大会新
11着 小倉 3'55"77
男子5000m
6組
1着 吉川 14'23"87
2着 田上 14'24"38
5着 古江 14'36"37
6着 田中龍 14'37"59
9着 唐本 14'40"23
11着 岡里 14'48"96
12着 飯島 14'52"68
13着 大西 14'59"03
14着 杉村 14'59"26
19着 中野 15'19"61
DNS 植田
DNS 菅原
DNS 定方
DNS 土壁
DNS 浅井
DNS 吉田
7組
6着 小笹 14'33"71
7着 荒武 14'40"47
10着 中畑 14'44"22
12着 高森 14'56"26
DNS 小早川
DNS 野村
DNS 渡邉
DNS 大澤
男子3000m障害
6組
2着 小室 8'58"12
3着 小柳 9'07"77
11着 小田 9'38"35
女子1500m
6組
4着 門間 4'47"67
7組
3着 和田 4'34"77
11着 塩谷 4'39"35
14着 曽我 4'50"37
女子5000m
1組
9着 森田 17'14"68
11着 原子 17'20"52
14着 内田 17'41"34
DQ 新井
集団の先頭を走る吉川(右)と田上
小室は関カレで入賞を狙う
熊谷市で行われたチャレンジ・ミートゥに長距離部門から男女ともに出場した。特に男子5000mの6組目には1年生が多数エントリーし、吉川(ラ1=那須拓陽)と田上(ラ1=九州学院)がワンツーフィニッシュを決めるなど、下級生の活躍が目立つ大会となった。
東洋大から7人の1年生が出場した男子5000mの6組目。レースを先導したのは二人の1年生だ。岡里(総1=富山商)と吉川は積極的に前へ出ると集団を率いてレースを進めていった。後半に差し掛かると吉川が先頭へ。岡里は後方へ下がるも、吉川とそのすぐ後ろに付いた田上が4000mでペースを上げ、先頭争いは3人へと絞られた。さらにラスト1周で吉川と田上が抜け出し、ゴール間際まで競り合いながらゴールラインを駆け抜けた。吉川に先着を許したものの、田上は自己ベストを更新。積極的にレースを展開する姿勢に1年生の勢いを感じるレースとなった。
「チームの底上げ」を意識している1年生。今季すでに13分台を記録した大森(済1=佐野日大)、西山(総1=東農大ニ)といった存在が同学年に与える影響も大きい。1年生の中には先週の平国大記録会から連戦となる選手も多く、コンスタントに試合を重ねていく中で自己ベストが出ることも期待できるだろう。「学年としてあいつが頑張っているから俺もという意欲がある」と酒井監督は1年生を評している。互いに意識し、競い合いながら高め合っていくことが「チームの底上げ」につながっていくに違いない。
また、男子3000m障害では「関カレの入賞を狙ってほしい」と酒井監督が期待をかける小室(済2=仙台育英)が8分台をマーク。関東インカレ(以下、関カレ)を意識したレースを展開し、前半から2番手についた。だが、残り800m辺りからトップの選手に付いていけず引き離されてしまい、単独2位でのゴールとなった。今後は後半の課題を改善し、安定して8分台を出せるようになることが求められる。
一方女子は、5000mに主将の内田(食4=学法石川)が出場。久々のレースとなったが実習で練習を積めない時期もあり、状態は万全ではなく苦しい展開となった。関カレまで1ヵ月を切ったが、スピード練習を取り入れながら調子を上げていく。同組で出走した森田(食3=浜松商)は後半に持ち前の粘り強さで集団に食らい付いていった。関カレでも持ち味を生かした走りで上位を狙う。関カレの選考も兼ねて先週の日体大競技会からの連戦となった1500mのメンバーも含め、「現状を確かめられたレースになった」と永井監督。女子長距離部門の関カレ前の大会出場は今回で最後。来る関カレへ向けて、各々が準備を進めていく。
関カレのエントリーまで残された日数はあとわずか。参加標準記録の突破者が増えるにつれ、チーム内での選考争いもこれからさらにし烈を極めていく。「関カレに向けてチーム一丸となって調整していきたい」と永井監督が語るように、関カレまでの期間を有意義なものにし、それぞれ万全の状態で本番を向かえたいところだ。
■コメント
・酒井監督
吉川は大学に入ってから本格的にしっかり備えたレースだったので、その中でまずまずの走りだった。田上も自己ベストだった。6組目の1年生は新生活が始まって少し疲れも出てきている中で収穫が多いレースだったと思う。大森も西山も13分台でそれぞれ大学入ってから走っているし、学年としてあいつが頑張っているから俺もという意欲がある。吉川の優勝コメントにもあったが、底上げの意識を持ってやっている。上級生もそれに負けないようにやってほしい。(最終組は上級生が出場していたが)外国人選手のペースが速かったのもあるが、もう少し自分の今の状態と合わせてレースを組み立ててほしかった。(3000m障害では)小室は関カレの入賞を狙ってほしいので、関カレのレースを想定した入りだった。8分台を出したとはいえ、後半に課題が残ったので8分台を出せる安定した力と関カレは予選、決勝と2レースあるのでスタミナ面を鍛えていきたい。
・永井監督
(1500mは先週出た選手もいたが)2週連続でやって関カレ前の最後の試合だった。先週と今週でどうかというところを確かめたかったので2週連続で出た。和田については苦しいところを我慢できていたので関カレへ向けてもう1回調整していけば関カレでもいい走りをしてくれるのではないかと思う。(5000mは)内田は実習に行っていて練習が積めていなかった時期があったので、1試合出てここで現状を確かめたかった。5月は関カレに向けてもう少しスピード練習を入れながら仕上げていければと思う。森田も本来の後半しっかり粘れる走りができていたので、前半のスピードの練習を入れていけるような状態にして関カレを向かえられればと思う。(今大会は)現状を確かめられたレースになった。関カレに向けてチーム一丸となって調整していきたい。白川や大倉など準備している選手もいるのでその選手も含めて選んで、選ばれたからにはしっかりと最後まで諦めずにプレーしてほしい。
TEXT=吉川実里 PHOTO=吉川実里、福山知晃