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第4回世田谷陸上競技会
9月30日(土) 世田谷陸上競技場
男子5000m
18組
13着 今西 14'13"18
DNS 渡邉
19組
9着 相澤 13'48"73
25着 堀 14'06"07
女子3000m
4組
3着 岡本 9'54"25
9着 曽我 10'03"82
DNS 佐藤
5組
20着 塩谷 9'55"38
26着 内田 10'17"43
27着 原子 10'22"13
DNS 大倉
DNS 室伏
DNS 森田
DNS 山口
DNS 和田
自己ベストをマークし、調子の良さをアピールした相澤
世田谷陸上競技会が開催され、東洋大からは男子3人、女子5人が出走。相澤(済2=学法石川)が自己ベストを更新するなど、調子の良さを見せた。
男子5000mの最終組には、出雲駅伝(以下、出雲)にエントリーされている相澤と、堀(済4=大牟田)が出走。スタートから3人の外国人ランナーが飛び出す展開となったが、二人は落ち着いて第2集団でレースを進めていく。実業団の選手も多く、ハイペースかつし烈な順位交代が繰り広げられていった。4000m地点になると、積極的なレース運びをしていた堀が集団から脱落。そんな中、攻めの姿勢を見せたのが相澤だった。前方に位置どり集団を引っ張る力強い走り。激しいペースアップにも対応し、力のある選手たちに果敢に食らい付いていく。相澤は最後まで粘り強い走り見せ、9着フィニッシュ。出雲前ながら自己ベストを叩き出し、本人も「100点くらい与えてもいいかな」と手応えは十分。さらに谷川コーチは「もっと体調が上がってくると思う」と話しており、相澤の出雲での走りに注目が高まる。一方、堀も相澤から遅れはとったものの14分1桁台と安定感を見せた。
女子3000mには、関東女子駅伝に出場しなかったメンバーが出走。岡本が終始レースを前方で進める積極性を見せ、組3着でフィニッシュ。タイムもチーム内トップと、さらなる飛躍に期待だ。
各選手が目的を持って挑んだ今記録会。相澤の自己ベスト更新はチームを活気付けたに違いない。また、十日町記録会では吉川(総1=那須拓陽)が10000mの28分台を叩き出すなど好記録が続出した。勢いをそのままに、目前に控えた出雲へと挑んでいく。
◼︎コメント
・谷川コーチ
来週の出雲(駅伝)がメインなので、調整ではないが、今回走って出雲に向けてコンディションを合わせるような意味合いで走った。メンバーではない堀が走っていたが、出雲を走るメンバーにとっては刺激になるし、全日本へもいい方向へ働くと思う。(4年生については)もうひとつ。堀が走ってくれたので4年生にとっても刺激になるし、4年生の中心そして全体の中心選手になってくると思う。相澤は自己ベスト。今日はそこまでで来週がメインだと思っていたので、今日走ってもっと体調が上がってくると思う。(ハイペースなレースだったが)駅伝だと速いペースで突っ込んでいくこともあると思うのでいい練習になった。(別会場の吉川のベストについて)山本がペースメーカーをしたおかげもあるが、それで1年生から28分53秒は強いなと。来週の出雲も安定して走ってくれると期待している。(出雲について)チーム全体でムードを盛り上げていい駅伝にできればいいと思う。
・相澤(済2=学法石川)
(自己ベストを出したが)自分の中では良くて13分台が出せればいいなと思っていた。まだ調子が上がるかなと思っているので、今日の走りに100点くらい与えてもいいかなと。(出雲に向けて)今年は昨年に比べてチーム全体の力も弱いが、そこを個々が補っていきたい。今日も十日町記録会の方で1年の吉川が10000m28分台といい走りをしたので、下級生から上級生まで、出雲は3年生までしかいないが、全体でまとまって優勝争いをしたい。
TEXT=小野由佳莉 PHOTO=吉川実里