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2018.05.06
相撲

[相撲]今年度初となる社会人選手との対戦!城山が個人戦Vも、団体戦は2連覇ならず

第28回全国選抜大学・社会人対抗相撲九州大会


5月5日(土・祝) 福岡久山相撲場


団体戦

予選敗退


個人戦

優勝 城山

第3位 白石


城山(左)は決勝戦で山本を下し優勝を果たした



個人戦第3位の白石(左)と優勝の城山


 選抜九州大会が福岡久山相撲場で開催された。個人戦には東洋大から4人の選手が出場し城山(法3=金沢市工)が優勝、そして白石(法4=専大松戸)が第3位と大健闘をみせた。しかし、2連覇のかかる団体戦ではまさかの予選敗退と、歯がゆさも残る試合結果となった。

 

 優勝の瞬間は刻一刻と迫っていた。明るい日差しが照りつける久山相撲場。個人戦決勝の相手は、177㌢/110㌔と出場選手の中では比較的細身ながらも体格を活かした素早い動きと技でここまで破竹の勢いで勝ち進んできた山本(沖縄県)。呼吸を整え、城山は俵をまたいだ。仕切り線の前に立つと、決まって正面左へ体を向け大きく背伸びをする。インターハイ優勝を成し遂げた高校2年時から始めたこのルーティンは、自身をリラックスさせるために行なっている。


 「足からですよ!」「楽に楽に!」。土俵外からは仲間や今大会東洋大職員として出場していたコーチ陣からの声援がとぶ。両手をついて待った無し。審判の「ハッキヨイ」の合図で両者激しくぶつかりあう。山本に両差しされるも、冷静に腕を極め、最後は寄り倒しで軍配は城山に。昨年度の国体優勝以来のタイトル獲得に、両手を強く握り、ぐっと喜びを噛み締めた。


 一方、団体戦は前回大会優勝校として今年も優勝候補筆頭とされていたが、まさかの予選敗退に終わった。予選では東洋大職員チームには全勝するも、福岡県チームと長崎県チームには無念の全敗。「ここまでの2大会(宇和島大会、宇佐大会)で優勝してきていたから、気が緩んでいたんだろう」と濱野監督も厳しく振り返った。


 優勝の喜びも予選敗退の悔しさも味わった選抜九州大会。今大会で得た課題を胸に、これからも稽古に励み成長を続ける選手たちから目が離せない。


■コメント

・濱野監督

情けない。去年もこのメンバーで優勝したし、気持ちの問題だよ。ここまでの2大会(宇和島大会、宇佐大会)で優勝してきていたから、気が緩んでいたんだろう。気の緩みを一番心配しているよ。みんなうちを目標にして稽古してきているんだから、このままじゃいつかは追い抜かれてしまうよ。(城山選手は)力的には優勝して当たり前。それが今まで負けていたということが問題なんだよな。(城山選手の強みは)やっぱり体感が強い。基礎練習をよくやっているから、そういうところが生きているんだと思う。

・白石(法4=専大松戸)

情けない試合だった。普通に自分たちが弱かった。(個人3位の結果について)優勝したかった。とりあえず天皇杯出れるので良かった。

・城山(法3=金沢市工)

団体戦負けてしまったので何も言えないが、とりあえず団体戦の分も勝てて良かった。(印象に残っている取り組みは)準々決勝のアイシン軽金属の黒川選手との取り組みと、準決勝の近大の元林選手との取り組み。黒川選手はアマチュアの大会ではいつもベスト4には入っている強豪選手ですし、今日はここが勝負だなという気持ちだった。元林選手は宇和島大会、宇佐大会ともに優勝していて、他大学の学生の中では地力が一番抜けていると思う。


TEXT=永田育美 PHOTO=水野桜、永田育美

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