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第94回関東大学バスケットボールリーグ戦
９月18日（火） とどろきアリーナ
東洋大57－52慶大
14｜１Ｑ｜13
14｜２Ｑ｜16
12｜３Ｑ｜11
17｜４Ｑ｜12
スターティングメンバー
５渡邉浩平
６ 東山勝彦
７ 大野太聖
８ 古賀森人
35 杉田涼
杉田は得点でチームを引っ張った
インサイドからシュートを決めた上甲
７戦目を迎えた東洋大は慶大と対戦。試合は３Ｑまで40－40という大接戦を見せる。続く４Ｑで東洋大が流れをつかみ57－52で勝利を収めた。
勝負は序盤から互いに一歩も引かない攻防を繰り広げた。初めに慶大がスリーポイントを決めるも、すぐに東洋大がシュート２本を決め、追い越す展開となる。両校共に堅いディフェンスのためなかなか点を得られない場面が多かったが、慶大がシュートを決めれば次には東洋大もシュートを決め返すというシーソーゲームが続いた。３Ｑ終了時点で40－40と先の見えない互角の戦いとなった。
続く４Ｑでは途中まで42－44と１ゴール差を追っていた東洋大。そこで展開を変えたのは上甲（済１＝幕張総合）だ。立て続けに３本のシュートを決めると、流れを自分達に引き寄せた。その後も全員でリングに向かうという強い気持ちでゴールを奪いにいく。点を取られるたびに取り返し、リードを譲らない。「古賀（済２＝横浜）が０で抑えてくれた」と佐藤コーチが言うように、試合を通して古賀が慶大の得点源となる選手を０点に抑えた。皆の活躍が功を成し、最終的には57－52で勝利した。
「４Ｑをしっかりやれば勝てる試合もあった」と杉田（済４＝市立船橋）は今までの試合を振り返る。今回は今まで通りでは駄目だとチーム内で声かけをしていた。集中力を切らさずに流れをものにし、チームとしての成長を見せた。
接戦を勝ち切る強さを見せつけた東洋大。次戦は国士大と対戦する。「今日勝てたことで流れに乗って連勝していきたい」と上甲。２連勝に期待がかかる。
■コメント
・佐藤コーチ
非常にロースコアだがディフェンスが非常に良かった。全員が集中していた。４年生の佐久間と杉田がチームを引っ張ってくれた。慶大のフィジカルなプレーにも負けないで全員がリングに向かって良かった。慶大の４番の選手が今まで得点を相当取っていたが、古賀が０で抑えてくれた。非常にチームに貢献してくれた。０で抑えることは非常に難しいこと。それをしっかりとこちらの言った通り実行してくれたのが勝利に繋がった。（上甲選手が得点をかなり取っていたがどうだったか）３Ｑの入りがターンオーバーが多くてそこを全員で我慢して１年の上甲がインサイドで身体を張ってくれて良い働きをしてくれた。これだけで終わるのではなく１年生だから伸び代も沢山あると思う。次も期待したい。（次戦に向けて意気込み）とにかくいつものように先のことを考えず今何ができるか。目の前の試合を全力で戦うということが今年の東洋の目標でもあることなのでそこをしっかりやっていく。
・杉田（済４＝市立船橋）
１試合通しての課題が我慢強さだったので、我慢強くディフェンス守って、相手のフィジカルとかにも我慢強くできたのでそこが良かった。自分たちの課題が４Ｑ全部が内容悪くて落とす試合が多くて、４Ｑをしっかりやれば勝てる試合もあった。今まで通りだったらダメだと自分たちで声かけもして立て直していこうと、信長さんに頼らないでコート内で声かけするところが今日のいいところだったと思う。（次戦に向けて）次も相手は強くてでかくて、我慢強さが大事だと思うので、次戦も勝って波に乗っていけるようにしたい。
・上甲（済１＝幕張総合）
前半はターンオーバーとか多くて、流れがうちにこなかったが、最後ターンオーバーも出なくて、流れがこっちにきて勝てたので良かった。（よかった点と反省点）中で攻められたのはよかったが、リバウンドとかチームのディフェンスができなかったところがあるので、次戦はそういいところをしっかりしていきたい。（４Ｑのタイムアウトで言われたこと）３ポイントを落とさないことと、ターンオーバーはダメってこと、あとはファールはしてもいいけどシュートファールはしちゃダメってこと。（次戦に向けて）今回勝てたことで流れに乗って連勝していきたい。
TEXT＝並木星夏 PHOTO＝外狩春佳、土橋岳、渡部穂乃花
