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2015.08.03
陸上競技

[陸上競技]夏の強化期間に向け課題を得る大会に

第4回サマーチャレンジにいざ

8月1日(土)新座市総合公園陸上競技場


男子100m

1組

1着 吾郷 10"89

DNS 永井

2組

1着 ウォルシュ 10"54

3組

DNS 山藤


男子200m

1組

1着 ウォルシュ 20"95

5着 野口 22"26

2組

5着 越栄 23"19


男子400m

1組

DNS 山本


男子800m

1組

1着 眞柄 1'53"40

2着 増田 1'53"84

3着 松崎 1'54"55

5着 海谷 1'56"45

6着 尾上 1'56"52

7着 長尾 1'57"14

8着 本平 2'01"70


女子400m障害

1組

1着 長畑 64"70


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ウォルシュは専門外の種目でも地力の高さを見せた


 第4回サマーチャレンジにいざが行われ、短距離部門と中距離部門が出場した。その中でも、100mと200mでウォルシュ(ラ1・東野)が大幅に自己ベストを更新した。

 ウォルシュは、専門の400mに必要なスピードの現状確認として臨んだ。本人も好感触をつかんだ100mでは、10秒54と、持ちタイムを0秒5近く更新する好記録をマーク。その2時間後に行われた200mは、疲れからか後半の伸びに欠けるも4月の岩壁杯に出した自己ベストを大きく上回ってみせた。しかし、土江コーチは「日本代表やオリンピックを狙っていくにはひとまずこれくらい、というところにはあともう少しほしい」と、高いレベルで戦うためにさらなる強化の必要性を示した。今後はウォルシュの持ち味である積極的な入りを生かすために、ベースアップに取り組んでいく。

 中距離勢は、全カレ選考の一環として800mに出場。レースは、大きな集団のまま眞柄(済2・三条)が先頭を引っ張る形でラスト1周に入る。すると、増田(済1・北陸)や松崎(済1・中央学院)ら1年生が積極的に食らい付く。ラスト100mはスパート勝負となり、眞柄が先頭を守り切ってゴールした。気温も湿度も高い悪条件で、全体的に記録は低調となった。しかし、眞柄が「こういう条件の試合もあると思うので、今日の経験を生かしてしっかりやっていきたい」と話すように、今後はどのような気候条件にも対応できる力が必要となる。

  記録はなかなか振るわなかったものの、各選手とも今後に向けて課題を得ることができた。これから待ち受ける夏の強化期間で課題をクリアすることで、さらなるレベルアップを図る。


■コメント

・土江コーチ
それぞれ記録を上げるために出場した。ウォルシュはスピードがついてきたので、今後400mを上げるための指標として100m、200mが大事になってくる。(評価は)どちらもベストだったが、日本代表やオリンピックを狙っていくにはひとまずこれくらい、というところにはあともう少しかなと。前半飛ばすタイプなので、自分の持っているスピードが速ければ速いほど楽になってくる。ベースを上げるために現状の確認ができた。今日は400m専門の選手の200mのスピードのチェックというのが多かったが、全体的にはぼちぼちという感じ。今後の課題が見つかった。(今後に向けて)今年の全カレ、来年の全カレに向けて、秋に記録を上げられるようにしていきたい。ウォルシュに関しては全国レベルの大会でしっかり結果を残したい。

・眞柄(済2・三条)
先週のレースから1週間調整してきて、おとといの刺激の段階から体が動くなと思っていたが、予想以上の暑さだった。全カレの選考レースだったので、前半から飛ばして引っ張った。400mの通過が56秒だったのと、ホームストレートの風が強かったこともあってあまりうまくいかなかった。暑い中でも1着をとれたことは良かった。気候条件が良くなくてもタイムが出るときは出ると思うので、まだまだかなと思う。(今後に向けて)このようなタイムではまだ全カレで戦えない。こういう条件の試合もあると思うので、今日の経験を生かしてしっかりやっていきたい。今年も夏合宿での練習をしっかりこなした上で、800mでは1分50秒切り、1500mでは3分50秒切りを目標にやっていきたい。

・ウォルシュ(ラ1・東野)
コンディションは良かったので100mは10秒4台を出せれば絶好調かなと思っていた。あと少しで切れなかったので悔しい。頑張りすぎずに、気持ち良く走り切ることを意識した。(振り返って)100mはいい感じに終われたが、200mは最後疲れてしまった感じがある。最初の200mで気持ち良く入って、最後の100mでたれないようにピッチを改善していきたい。(今後に向けて)全カレでは45秒前半を出して優勝したい。

TEXT/PHOTO =青野佳奈