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平成29年度 第２回 世田谷陸上競技会
６月10日（土） 世田谷区立総合運動場陸上競技場
男子5000m
８組
１着 土壁 14'46"27
９着 中村拳 14'58"16
９組
５着 中野 14'54"18
22着 田中建 15'19"96
24着 吉田 15'25"10
29着 杉村 15'34"94
DNS 定方
DNS 古江
10組
20着 菅原 15'01"04
26着 浅井 15'19"37
DNS 大西
DNS 高森
11組
４着 福井 14'36"76
19着 小田14'49"94
20着 山口 14'50"50
30着 小倉 15'06"77
35着 中畑 15'27"41
12組
17着 飯島 14'54"26
13組
33着 荒武 15'15"94
DNS 野村
14組
22着 小早川 14'46"86
DNS 竹下
先週に続き先頭でレースを引っ張った土壁
小早川は今後調子を上げていきたい
世田谷記録会に男子長距離部門から多数の選手が出場。スピード練習の一環としてレースに挑み、先頭で集団を引っ張る積極的な姿勢が目立った。その反面、後半粘りきれずに失速する展開が多く、それぞれ課題を確認する場となった。
男子5000ｍの８組にエントリーした土壁（総２＝つるぎ）は先週の日体大記録会からの連戦となった。2000ｍ付近で先頭集団が６人に絞られてさらに選手がこぼれていく中、土壁が先頭に飛び出した。そのまま差を付け単独トップを快走。終盤こそペースは落ちたものの、組１着でのゴールとなった。先週に引き続き前に出てレースを形作る積極性を見せ、地力を伸ばしていることがうかがえるレースとなった。
14組には５月初めの記録会ぶりのレースとなる小早川（済４＝武蔵越生）が出場。実業団の外国人選手が集団を引っ張りレースはハイペースに進む。小早川も集団の中ほどから徐々に順位を上げていき、そのまま３番手を独走。しかし、後半に差し掛かると追い上げてきた後方の集団に飲まれて順位を落としてしまう。今記録会に合わせて調整してきてはいたものの、故障が長引いた影響もあり後半粘り切れなかったことが今後の修正点となるだろう。
また、それぞれの組でレース序盤に田中健（済３＝自由ヶ丘）や浅井（済１＝一関学院）、飯島（済１＝山学大附）が積極的に前に出てレースを進める場面が目立った。だが、終盤まで集団前方をキープし切れず失速してしまう展開も多く見られたため、地力の底上げが必須となる。
長距離部門にとって駅伝シーズンに向けた試練の夏がもうすぐやってくる。「チームづくりをしっかりやって、いいチーム状態で夏合宿を迎えたい」と谷川コーチが語るように、各々の状態を上げていくことも必要だが、チームとしてもまとまりが不可欠になる。今レースでは先輩、後輩隔てなく声を掛け合う姿が多く見られ、そのような互いに向上していく気概がいいチームをつくっていくに違いない。勝負の夏へと向けて、チームは準備を整えていく。
■コメント
・谷川コーチ
ある程度距離を踏んで練習する中で記録会をスピード練習の一環として出した。記録がそこまで出る状態で出場したわけではないが、練習の中でどれだけ走れるかを見るつもりだった。思ったより地力がないかなと感じた。（１年生が多く出場していたが）１年生はこの春入学して慌ただしい中でやってきてタイム的にはなかなかまだ出てきていないが、試合をやれる状態、この後練習をできる状態にはなっているので、夏に立て直してしっかり走り込みをやりたい。（小早川は）故障が長引いたりして癒えてすぐ試合に入ったが、まず試合に申し込みをしたらしっかり出るというところで、（試合には）ちゃんと合わせられてきた。ここから夏にしっかり走り込むと小早川自身言っていたので頑張ってくれると思う。試合に申し込んでも欠場者がいるというのは反省点。（今後は）まだチームが夏に向けて一つになっていない状態なので、まずチームづくりをしっかりやっていいチーム状態で夏合宿を迎えたい。
TEXT/PHOTO＝吉川実里
