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12月25日から北海道釧路市で第92回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が行われます。そこで、インカレ直前特集と題してスポトウが選出したチームのキーマンたちにインタビューを行いました。今回は、DF石田陸選手です!
ルーキーらしからぬ活躍でチームを勝利に導いた
先日の2019年度関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、リーグ戦)最終戦では試合終了間際に同点となる貴重なゴールを決めるなどチームに貢献し、1年生ながら大活躍だった石田選手。そんな石田選手にリーグ戦の振り返りやご自身の地元・北海道釧路市で行われるインカレへの意気込みなどお話を伺いました。(取材日・12月5日、聞き手=沓名凜)
――リーグ戦を振り返っていかがですか。
いい意味で東洋らしさが出たリーグ戦だったかなと思います。まだ1年生なので全然チームのことを分かっていないとは思うんですけど、それでも分かるくらいはっきりと東洋らしさが出ていたと思います。チームの雰囲気とかは調子が良い時は良いし、悪い時は悪いって感じでしたね。
――印象に残っている試合は。
2つあって、1つ目は決勝リーグの早大戦。すごく気合いが入っていたんですけどその気合いが空回りして負けたので印象に残っています。もう1つは最終戦の中大戦。早大戦とは逆に緊張しつつも落ち着いてプレーできたし、勝つっていう気持ちがいい自信になって雰囲気よくゲームができました。それに中大には今シーズン勝っていなかったのですごくうれしかったです。
――DFとして意識していることはありますか。
相手との1対1や、体を使った守りですね。そこはすごく自分自身の強みだと思っています。あとは安定した守り、チームに信頼されるような守りをすることを意識しています。
――試合でのルーティンはありますか。
特に決めてないです。でも実は高校生の時は30個くらいあったんです。何時間前にご飯を食べるとかいろいろ試してみたんですけど、学生なので絶対にできるっていうのが難しくて。ルーティンってやっぱりどんな状況でも絶対にできるものでないとダメだと思うんです。だから大学ではやめました。でもリンクに入る時と出る時の礼は絶対にすると決めています。
――アイスホッケーを始めた理由は。
ぼくの叔父がプロのアイスホッケー選手で祖父がアイスホッケーのオリンピック選手だったのでその影響もあって自然と始めました。アイスホッケーは身近な存在でしたね。
――東洋大に進学を決めた理由は。
いろんな大学から声をかけられていたんですけど、最後まで待っていてくれたのが東洋で。あとはプロアイスホッケー選手になりたいという夢があるのでアイスホッケーに取り組む環境であったり、アイスホッケーに対する熱意がすごく感じられたりしたので東洋に決めました。
――高校生の時と比べて練習などの変化は。
高校の時よりも自分のためになる練習が増えましたね。言われたようにプレーするのではなく、自分で考えて練習しています。あとはウエイトもトレーナーと話してトレーニングしています。それからしっかり休養を取るようにしています。休養の大切さをすごく感じています。
――寮生活はどうですか。
もう慣れました。だけど寮の仕事が大変です。(笑)
――インカレにむけて現在の調子はどうですか。
リーグ戦が終わってこの1カ月、調子は悪くはないです。このまま気持ちを安定させていければいいかなと思います。
――4年生とプレーできるのも最後ですが4年生に対する思いなどはありますか。
4年生はチーム作りから変えていて後輩の意見も聞きたいと1年生の僕の意見でも聞いてそれを認めてくれるし、コミュニケーションも率先してとってくれるので感謝しかないです。最後だと思うとさみしいですね。
――インカレは石田選手の地元釧路での開催ですが個人的な目標はありますか。
この1年でどれだけ成長したかっていうところを地元の先生や仲間、家族に見せたいです。多くの知り合いが見ていると思うと気持ちが高ぶりやすくなるので、落ち着いてプレーできるように練習の時から少し意識しながらやっています。こっちにきてすごく感じたのは見られていないとこんなにものびのびとプレーできるのかということ(笑)。久しぶりに地元でやるのでドキドキしています。
――では最後にインカレへ意気込みをお願いします。
リーグ戦では優勝できなかったので、インカレは絶対に優勝します!!
石田選手ありがとうございました!次の特集もお楽しみに!
得点を決め、ガッツポーズを見せた
◆石田陸(いしだ・りく)
学部・学年・出身校/社会学部・1年・武修館
身長・体重/178㎝・85㎏
生年月日/H12・4・27
血液型/O型
好きな食べ物/お母さんの作るうどんとおばあちゃんの作る唐揚げ
マイブーム/TikTokを見ること