記事
11日（土）に東洋大学グラウンドにて立正大学を迎えて開幕する平成27年度東都大学野球２部リーグ。なんとしても５季ぶりの１部復帰へ、開幕を控えた硬式野球部の声を５日間に渡りお届けする。
第３日目は、サイドスローから切れ味鋭い球を投げ込む左腕の増渕雅也投手（営４・鷲宮）。プロ野球選手を兄に持つ増渕。早くから中継ぎとしてブルペンを支えてきた。今季はエース・原との２枚看板として期待が懸かる。そんな彼に、話を伺った。（取材日・３月21日、聞き手・千野翔汰郎）
――最近の調子は
あまりよくないです。オープン戦２戦目で崩れてしまって。
――今年は先発でいくという話が出ているが
まだ確定ではないです。
――２戦目と考えていいですか
まだわからないですが、予定としては。
――配置転換はどう思いますか
やっと先発ができる位置になって、自分の中でやりがいは感じています。
――これまでより長いイニングを投げることに対して、スタミナなど不安は
そこまでないです。むしろ先発としてイニングを投げたいと思っていたので。
――心境の変化や、調整の変化は
ゲームをつくる役割があるので、気持ちが違ってきますね。球数も増えてくるが、ブルペンで多く投げてきているので体力はついてきています。
――理想は
最低でも５回は投げ切りたいです。ゲームをつくって勝てるピッチャーになりたいです。
――上のステージは考えていますか
できれば社会人とか。結果を出せば自ずと進路は見えてくると思うので、結果第一で。
――プロは
兄がプロ野球選手なので、早く近づきたいとは思っています。
――お兄さんがプロ野球選手ということでやりづらさを感じたことは
兄は兄で自分は自分なので、特別意識したことはないですね。
――最上級生として思うところは
自分たちの代が１年の時に２部に落ちてしまって、今の４年生しか１部の舞台を知らないので、上にあげないといけない責任は感じています。
――ここまで振り返ってみて転機となった試合はありますか
２年生の時の駒大との入れ替え戦ですね。その時自分は、打者１人にしか投げなかったんですけど、そこで投げたことをきっかけに勝ちたい、１部に行きたいという思いが一層強くなりました。
――目標としている選手はいますか
福岡ソフトバンクホークスの森福投手です。体型が細いのに抑えていてすごいなあと思って、参考にしています。
――現状の仕上がりは
まだ半分くらいです。ここからあげていきたいです。
――今年の春季リーグの目標を教えてください
先発して勝ちゲームにすること。自分が投げる試合は全部勝ちたいです。
