Article

記事


2015.08.06
コラム

第473回 温度差と鳥肌 執筆者・佐田毬絵

  バスの中からこんにちは。2年の佐田毬絵です。

  大学もようやく夏休みに入り、今日は尾瀬でのスポ東夏合宿最終日。企画側として正念場だった3日間が、終わりを迎えようとしています。

  尾瀬は日中と夜の寒暖差が大きい場所です。窓を開けたまま寝ていたら、今朝は少し喉が痛くなりました。でも喉の痛みくらいなら、放っておいても自力で治せます。けれどもし、例えばそれが人間関係だったり、何かの問題点の話だったら。あるのが当たり前のような温度差が、大きなずれになって、どうにかなると思っていた小さな症状が、他人の手を借りないと治せない病気になってしまうかもしれない。同じものを見ているようで、共有することなんてできないところが、人と人との関わり合いの中で一番もどかしいなと思います。ただ、みんなが一つのものを好きだと思う気持ちを持っているのなら、その差を埋めるには十分。その事を、今回の合宿で3年生に見せつけられました。

  たくさんたくさん笑わせてもらった最高の出し物。スポ東が好きだ、だから悔いを残さないようにやるんだという思いが、3年生の全員をつないでいたと思います。一分の隙も無かった。鳥肌が立ちました。

  これから私たちが、あんな風に同じ気持ちを持っている事を証明できるか。1年かけて探っていくべき大きな課題です。でもきっと、あの団結を見なければ気づけなかった。本当にありがとうございました。

  そしてみんなお疲れさま。合宿を楽しんでくれたなら嬉しいです。気をつけてお家に帰ってね!