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12月25日、第96回日本学生氷上競技選手権大会（以下、インカレ）が開幕する。「学生日本一」をかけて５日間の戦いが繰り広げられる。昨年無念の準優勝に終わった東洋大は王者奪還に挑む。インカレ直前特集と題し、３、４年生インタビューをお届けします！
インカレ開幕まで５日。トップバッターは３年生の大友宏太選手、大久保雅斗選手です！
お２人のアイスホッケーに対する熱い思いや、チームの注目ポイントなどをお聞きしました！（取材日：12月10日、聞き手＝福富善）
（＃17 FW大久保雅斗選手（社３＝駒大苫小牧））
ーー秋リーグ全体を振り返っていかがですか。
（大友）１、２年生はある程度試合に出させていただいていましたが、今回の秋リーグは自分がやりたかったプレーができず、出場機会も少なかったと感じています。しかし少ない中でも出た際には自分ができる最低限の事は出来ていたと思います。
（大久保）個人的には春はポイントもしていて活躍ができ、チームに貢献できていたと思いますが、秋はなかなかポイントが付かなくて、準優勝はできたものの、自分としてはもっとゴールをしたかったなと思います。
ーー印象に残っている試合はありますか。
（大友）セカンドリーグの明治戦で負けてしまったことが印象に残っています。ファーストリーグは勝ちましたが、セカンドの早稲田戦で負けてしまって、勝たなければいけない状況でしたが、そこで負けてしまったということが自分的に印象に残っています。
（大久保）僕は逆にその早稲田戦が結構印象的だなと思っていて、キャプテンの中島さんが反則で退場してしまって、試合で攻めていたけど点数もあまり入らなくて、FW陣は点数に結びつかなかったというか、中島さんはチームにとっての中心選手なので、あの人がいなくても勝てるというのを証明したかったなと感じました。
ーー全日本でのH.C.栃木日光アイスバックスとの試合を振り返っていかがですか。
（大友）自分が一年生のころから準々決勝で試合をしているんですけど、去年までは実力の差を感じていました。それは今年もあったんですけど自分たちがやるべきことをちゃんとやってて、決めるとこも決めていたら正直勝てた試合だとは思うので、点数は惜しい結果だったんですけど、悔しい試合だなと思います。
（大久保）宏太も言ったように本当に惜しい試合だなって思ってて、攻めてる時間は向こうのほうがほんと多くて、耐える時間のほうが多かったと思うんですけど、でも少ないチャンスで点取って3－2になったりとか、僕らにもチャンスはあったと思うので決めきるところを決めきれていれば、勝ち切れるチャンスはあったと思う試合でした。
ーー全日本ではどの様な気持ちで試合に挑まれましたか。
（大友）自分たちチームの目標でベスト４に入ることがあるんですけど、毎回惜しいところまで行けてて、今年は絶対勝ちたいなと思っていたんですけど、今年も惜しくも負けちゃいましたが、どうしてもベスト４に行きたいという気持ちで挑みました。
（大久保）僕も全日本ベスト４に入りたいっていう気持ちはあったんですけど、自分の力が去年に比べてどれだけアイスバックスに通用するのかという実力試しというか、自分がどれだレベルアップしてるのかなっていうのを今回の大会で分かればいいかなと思いながら臨みました。
（＃41 FW大友宏太選手大友（社３=白樺学園））
ーーインカレの個人的な目標をお願いします。
（大友）去年明治に惜しくも負けちゃって、悔しい思いをしてるのでインカレは最初から最後まで試合に出続けられるようにするのと、チームを優勝させれるように自分がやるべきことをやっていければなと思います。
（大久保）去年オーバータイムで負けて悔しい気持ちを味わって、明治が喜んでる姿も今でも忘れられないので、僕が打ったゴールもノーゴールになっちゃって悔しい気持ちもずっとあるので、まずはやらなきゃいけないことはそうなんですけど、ゴールに向かって、チームに貢献できればなと思います。
ーー今年のチームの強みを教えてください。
（大友）点数が入り始めれば、どんどん入るチームだと思うので、チーム全体でゴールに向かっていければ、東洋のいいホッケーができるんじゃないかなと思います。
（大久保）強みとしてはキーパーの佐藤さん中心にまず守りからやっていって、攻めも守りもみんなでやって、他の大学にも劣らないくらい攻守ともに強いと思うので、そこだと思います。
ーーご自身が思う東洋の注目選手を教えてください。
（大友）1人目は自分の同期であるFW＃11の山崎創也です。理由としては身体はチームの中でも小さい方なんですけど、積極的にゴールに向かう姿勢だったり、パックプロテクションがチームの中でも上の方だと思うのでそれを試合で生かしてどんどんゴールしてくれると思うのでそこは注目してもらいたいです。もう一人は大久保雅斗です。理由は雅斗は大学生の中でも体格がいい方だし、プロにも負けないくらいいいシュート持ってるので、どんどん積極的に点数を入れてくれると思うのでそこを期待したいと思います。
（大久保）僕は＃38の柚木辰徳さんですね。やっぱこの前の室蘭戦（全日本）でもすごいシュート打ってたし、すごい体格もあって、経験もたくさんあると思うので期待しています。僕もほんと山崎選手はほんとに身長は小さい方なんですけどスピードもすごくあるし、チェックもガンガン行くし、ゴールに向かう姿勢はほんとに同期の僕もいい刺激をもらっているので期待してます、彼には。
ーー大久保選手から見た大友選手の強みは何ですか。
（大久保）そうですね…宏太はほんとパスもシュートもすごい良いもの持っているんですけど、今はなかなか結果に結びついていない面もあるんですけど、自信もってもっと積極的にプレーしたらもっと良くなると思います。
ーーインカレに向けてのモチベーションを教えてください。
（大友）４年生と関わるのは３年目なんですけどいろいろ１年生のころから可愛がってもらったりしたので、今年が最後って考えると最後優勝させて終わりたいなという気持ちです。
（大久保）僕は春は勝って、秋は準優勝で最後のインカレは皆で優勝して笑って終わりたいので絶対負けたくないという気持ちで頑張っていきたいです。
ーーライバル視している選手はいますか。
（大友）山崎創也です（笑）。それこそ自分もあんまり身長が大きくなくて、創也がやっているプレーが身体が小さいなりにできるプレーの一番良い形だと思うので、できている彼は羨ましいし、すごいなと思ってます。
（大久保）僕はキャプテンの中島照人選手です。たぶんプレースタイルは違うと思うんですけど、中島さんは代表とかも選ばれていて、高いレベルでホッケーをしているので、同じセンターとしてどれだけそこに食らいついて行けるかはライバル視しています。
ーーちなみに大友選手は１年時のインタビューで大久保選手の事をライバルだとおっしゃっていましたが、今はご自身にとってどんな存在ですか。
（大久保）（笑）…
（大友）それこそ１年生の時、雅斗は試合に自分より出ることが多くて、チームに貢献していて 、プレー面でもいいものを持っているので負けたくないと思っていた部分がありました。今もそれがなくなったわけでは無いんですけど、今は創也が学年が上がるに連れていろいろよくなってきていて、上のセットに上がっている部分でも負けたくないなと思っています。
大友選手、大久保選手ありがとうございました！
TEXT/PHOTO＝岡本后葉
