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2024.02.15
陸上競技
[陸上競技] 第100回箱根駅伝インタビュー2日目・九嶋恵舜選手
鉄紺の再建を掲げ挑んだ東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根)。1区に選ばれたのは九嶋恵舜(総4=小林)であった。九嶋自身、3年次からの希望であった1区の出走。練習への復帰が箱根の2ヵ月前という状況の中、今の持てる力を出し切る力走を見せた九嶋に4年間の振り返りとともに、実業団での抱負、酒井監督や後輩への思いを語ってもらった。
・九嶋恵舜
ーーレースプランは
15㌔まで先頭に喰らいつく走りをして、ラストまでしっかり粘る。
ーーレースを振り返って
ハイペースのレースで難しい展開だったが、今自分が出せる力は発揮できたと思う。復帰して2ヶ月しか練習を積めなかったのが反省。もっと練習ができていればもっと上の結果が目指せたと思う。
ーーチームの結果を振り返って
全日本からしっかりチームを立て直す事ができたのが大きかった。主将、駅伝主将、副主将に感謝したい。何より19年連続でシード権を守る事ができて良かった。しかし、目標にしていた3位を目指していたので、目標を達成できず悔しい気持ちもある。
ーー1区に決まった時の心境は
自分の力を100%発揮できる区間は1区だと思っていたので、決まった時は緊張もあったが楽しみやワクワク感が大きかった。
ーー良かった点、悪かった点は
良かった点は自分の力を発揮できた事。悪かった点はあと30秒早くタスキを渡していれば3位も見えていたので悔しい。
ーー酒井監督からなにか声掛けはありましたか
自信を持ってスタートラインに立ってこいと背中を押して頂いた。
ーー東洋大に入学を決めた理由は
今西さんの走りに憧れて決めました。
ーー大学4年間の陸上生活を振り返って
今西さんの走りに憧れ東洋大学に入学し、ずっと背中を追い続けた4年間だった。憧れの存在の背中が少しずつ近くなるのを感じ憧れがいつしか超えたいと思うようになった成長の4年間だったと思った。競技面だけでなく、人として成長できたら4年間だった。
ーー安川電機に就職されますが、抱負をお聞かせください
まずは、駅伝で結果を残したいと考えています。東洋大学で学んだ事を活かしながら、実業団の生活に繋げていきたいと思います。
ーー同期や後輩の選手にメッセージをお願いします
まず、頼りない4年生でしたが付いてきてくれてありがとう。この1年を乗り越えられた後輩達ならもっと高みを目指せると思います。東洋の再建を果たし、強い東洋を取り戻してほしいです。絶対できると信じています。
ーー酒井監督への言葉をお願いします
4年間、練習だけでなく生活など様々な面で支えて下さりありがとうございました。この4年間、自分は東洋大学に入学してきて良かったと思える4年間でした。自分の世界が広がり、もっと上を目指そうと思う事ができているのも酒井監督と出会えたからだと思っております。これまで学んだ事は自分の宝です。本当にありがとうございました。
ーー4年間で3回走られた箱根はどのような大会でしたか
チームには3回とも貢献できず、チームに助けられた大会でした。走らない選手も含めて、チーム一丸となって臨んだ箱根は本当に良い経験となりました。今の自分があるのも箱根駅伝があったからだと思います。箱根に関わる全ての方々に感謝の気持ちで一杯です。 本当にありがとうございました。
◆九嶋恵舜(くしま・けいしゅん)
生年月日/2001・11・1
身長・体重/170・55
走りの強み/きついところでの粘り・ラストスパート