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2024.04.15
サッカー

[男子サッカー]山之内&依田の劇的ゴールで、東海大に逆転勝利!!

第98回関東大学サッカーリーグ戦1部第2節 東洋大vs東海大

4月13日(土) 埼玉スタジアム2002第2グラウンド


◯東洋大2-1東海大


〈得点者〉(アシスト)

90+2分 山之内(依田)

90+4分 依田(荒井)


〈出場メンバー〉

▽GK

前田宙杜(国4=京都橘)


▽DF

稲村隼翔(国4=前橋育英)

山之内佑成(国3=JFAアカデミー)

大橋斗唯(国2=柏U-18)


▽MF

中山昂大(国4=大宮U18)→90+5分 髙橋愛翔(国3=大宮U18)

新井悠太(国4=前橋育英)→87分 依田悠希(国2=三菱養和SC・Y)

高橋輝(国2=大宮U18)

田制裕作(国3=柏U-18)→78分 村上力己(国3=尚志)

荒井涼(国3=日大藤沢)

鍋島暖歩(国3=長崎U-18)


▽FW

町田悠(国4=三菱養和SC・Y)→65分 梅津凜太郎(国4=鹿島Y)


試合終了間際の逆転弾に喜びを見せる東洋大


 リーグ初戦を惜しくも落とした東洋大は、まぶしい日差しが照りつける中、昨シーズン1勝1分の東海大と対戦。前半は、両者セットプレーなどで幾度となくゴールに迫るも得点を挙げることができず。後半に入ってより激しい攻防が展開されると、相手の流れに押されて66分に失点。しかし、アディショナルタイムにDF山之内とFW依田の連続ゴールで劇的な逆転勝利を飾った。


依田のアシストにうまく合わせた山之内

依田は途中出場で1G1Aの大活躍を見せた


 試合序盤から両チームともにサイドへのパスから攻撃を展開して何度もCKを獲得する。ただ、なかなかシュートまで持ち込むことができない。チャンスは19分、自陣左サイドでのスローインから右サイドに開いていたMF高橋輝へボールが渡ると、快足を飛ばしてドリブルからシュート。ここは自身でシュートまで持ち込んだ高橋輝だったが、東海大のGK寺島にセーブされ先制とはならず。

 すると23分には、相手の素早いパス回しからドリブルでボールを運ばれ、ペナルティーエリア付近でFKを与えてしまう。このピンチをしのぐと、代わって東洋大にチャンスが。パスをつないでゴール前に人をそろえたところで、左サイドやや遠めから山之内がクロスを上げる。そこへ高橋輝が反応するが、またしても相手GKがキャッチ。その後は東海大のロングスローや細かいパスからのシュートをなんとか防ぎ、両チーム無得点のまま勝負は後半へ。


ナイスセーブで東海大を1失点に抑えた前田

後半にポスト上へ惜しいシュートを放った新井


 後半はスタートからやや東海大のペースで試合が進む。東洋大は連続で相手に与えたCKを守り切ると、55分。DF稲村から高橋輝へロングパスを通し、ボールはゴール前に走り込んできたFW町田へ。しかし、ここは惜しくも合わせることができず、得点のチャンスを逃す。代わって66分、東海大の吾妻にゴールを決められ失点。

 その後は、78分にCKのチャンスでMF新井がパスを受けにいき、相手の隙をつくシュートを放つもゴールは生まれず。それでもGK前田のナイスセーブなどで追加点を与えず耐えて、試合はアディショナルタイムへ。

 90+2分、左サイドでMF梅津がボールを奪い返し山之内、依田へとパスをつなぐと、ペナルティーエリア内で再びパスを受けた山之内がゴール右端へのシュート。ここでようやく同点に追いつく。そして、流れは一気に東洋大へ。プレー再開後、スローインからMF荒井がゴール前へ浮かせたパスを出すと、同点ゴールをアシストした依田がうまく合わせて劇的な逆転弾を放った。


高橋輝は快足を飛ばして何度もチャンスを作った


 試合終了間際まで集中を切らさず戦い続け、途中出場した依田の1ゴール1アシストの活躍で、貴重な勝利を手にした東洋大。目標とする「リーグ優勝」へ向け、今後も厳しい試合を粘り強く戦い続けてほしい。


◾️コメント

・前田宙杜(国4=京都橘)

ーー試合全体を振り返って

 前半は勢いがあるチームなので、そこの流れを感じながらも自分たちのペースをつかんでいければって中で、自分たちのリズムを作りつつ失点0に抑えられたので、それは大きかったと思います。後半は、ああいうチームは後半に勢いを持ってくるチームが多いので警戒してはいたんですけど、やっぱり失点してしまって、でもその後焦れないで連続失点せずに0に抑えて、その後に味方が体を張って2点決めてくれたので良かったと思います。


ーーハーフタイムに監督から言われたことやチームで話し合ったことは

 気持ちの部分で押されちゃうと良くないので、話し合ったことといえばもう少しシュートの数を増やそうというのと、前半ゴール前までは行けていたんですけど、シュートで終わるシーンが多いわけではなかったので、後半は打っていこうというそういう声は出ていました。


ーー後半に失点した後、何本かナイスセーブがあったが

 やっぱり失点しないのが一番いいんですけど、失点してしまった後で気持ちがナイーブになりがちなところを、連続失点しないように、味方を信じて止めていればやってくれるかなと思って、結果やってくれたのでそこは良かったかなと思います。


ーー次の試合に向けて

 次はまたアウェーで関東学院大との試合になると思うんですけど、2部から上がってきて勢いもあると思うので、自分たちのリズムで最終的に勝って終われたらいいなと思います。


・山之内佑成(国3=JFAアカデミー)

ーー得点シーンを振り返って

 うまくボールを拾えて依田に(ボールを)出したときに何も考えず走ったら、ボールが来てファーストタッチが決まったので、力を抜いていつも通り決めることができました。


ーー前半もゴールに迫るシーンが多かったが、どんなことを考えてプレーしたか

 相手の右サイドバックが結構食いついてくれたので、背後にスペースがあるっていうことを分かった上で、そこを使える分だけ使おうというイメージでした。


ーー今後の試合に向けて

 チームで目標としている関東リーグ優勝に向けて次も大事な試合になってくると思うので、みんなで勝ち点3を獲れるように頑張っていきたいです。


・依田悠希(国2=三菱養和SC・Y)

ーー得点シーンを振り返って

 リンクが競ってくれて、相手が潰れてその後ろに自分がいて、運もあったと思ったんですけど、ボレーのところでうまくミートできてよかったなと思います。


ーーハーフタイムに監督から言われたことは

 あまり自分に何か言うってことはなかったですけど、自分なりに試合に出た時にどういうプレーすればいいかなというのは常に考えていて、自分の番が来た時には絶対点獲ろうかなと思っていたのでその面では良かったなと思います。


ーー後半はどんな気持ちで臨んだか

 前半(失点)0で終えたというところはすごく大きくて、あとは点を獲るだけだなと思っていて、先に失点しまったのは良くなかったポイントだとは思うんですけど、自分が出て流れを変えることができてよかったです。


ーー今後の試合に向けて

 この先まだまだ厳しい試合が続くと思うんですけど、自分なりの特徴をどんどん出していって得点を積み重ねていければいいかなと思います。


[次節試合予定]

第98回関東大学サッカーリーグ戦1部第3節

4月27日(土) vs関学大 関東学院大学金沢八景キャンパスグラウンド 18:30キックオフ

※関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルまたはジェイネットTVにてライブ配信も予定されています。



TEXT=青柳そよか PHOTO=青柳そよか、望月桜