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2024.08.31
陸上競技

[陸上競技]実業団・学生対抗陸上競技大会 小川が400mHで大会新記録で優勝!宮尾が三段跳び準V!

秩父宮賜杯 第64回実業団・学生対抗陸上競技大会 2024オールスターナイト陸上

2024年7月20日(土)

神奈川・レモンガススタジアム平塚


男子三段跳

2位 宮尾真仁 15m99(風−0.8)

6位 城崎滉青 15m52(風−1.2)


男子400mH

1位 小川大輝 49"09 NGR

7位 栁田聖人 50"53


男子400m

6位 白畑健太郎 46"99


混合対抗4×400mR決勝

2位 学生チーム  3’21"91

    1走 白畑健太郎 


レモンガススタジアム平塚にて行われたオールスターナイト陸上(第64回実業団・学生対抗競技大会)。実業団、学生のトップが集うこの大会に東洋大からは5名が出場した。小川大輝の大会新記録での優勝など、日本選手権に続き日本のトップ選手が集まる大会で好成績を収め、シーズン後半に向けていい形で前半シーズンを締め括った。



 東洋大として最初には、男子三段跳びに日本選手権入賞者である城崎滉青(理3=小倉工業)、宮尾真人(法2=洛南)の2名が出場。日本選手権上位の選手が揃った今大会。向かい風が続く難しいコンディションの中、宮尾は1回目の15m49から大きく記録を伸ばし、2回目に15m99をマーク。1度は首位に立つ活躍を見せ、今大会を準優勝という形で終えた。記録も先週行われた京都選手権に続き15m90台で、安定感を示した。城崎は2回目の15m52からなかなか記録を伸ばせず、6位という結果に。「自分のダメなところが出てしまってあまり良くない形で終わってしまった」と冷静に振り返った。6月の日本選手権の上位8名とほぼ同じメンバーの中、その時よりも順位を上げる活躍を見せた2人。日本インカレで目指すのはともに優勝。関東インカレ、学生個人選手権に続くW表彰台、そして2人の熱い優勝争いに是非とも期待していただきたい。

 表彰式での宮尾

 跳躍中の城崎

男子400mHに、3週間前に行われた日本選手権にも出場した小川大輝(ラ3=豊橋南)、栁田聖人(法2=東農大二)の2名が出走。

 日本選手権でパリ五輪の出場権を掴んだ小川は、「最初のハードルを蹴ってしまった」と語りながらも、「課題の4、5台目はうまく跳べた」と立て直し、最後のハードルを2番手で迎える。10台目を跳び終えると、持ち味のラストで格段のスパートを見せ、逆転。「日本選手権後うまく練習が詰めていなかった」という中で、大会新記録を更新し、優勝を果たすと、パリ五輪前に良い仕上がりを見せた。

 1番内側のレーンでの出走となった栁田も、トップ選手らを懸命に追い、7着でのフィニッシュ。翌日にもレースを控え、連戦の中、1本目のレースを終えた。

優勝インタビューを受ける小川

男子400mと混合対抗4×400mR決勝に白畑健太郎(法1=米沢中央)が出場。1時間半ほどしかレース間が開かないハードスケジュールの中、2本のレースを走り抜いた。

先に行われた男子400mでは実業団、大学生ともにトップ選手らが集う中、白畑も引けを取らない走りで対等に渡りあう。隣レーンには東洋大OBで、パリ五輪マイルリレーの日本代表に選出された吉津拓歩(R3年度ラ卒=株式会社ジーケーライン)もエントリーされ、強力選手に懸命にくらいつくと、U20日本選手権で初めて記録した46秒台を再びマーク。セカンドベストでレースを終えた。

 続いて行われた混合対抗4×400mRは男女2人ずつが出走し、学生チーム対実業団チームで競う特殊なレース。白畑は1走を任され、実業団チーム1走の、世界陸上に出場経験もある今泉堅貴(Team SSP)と競った。内側レーンを走る今泉に第二曲走路で差を縮められ、先行を許すも、粘りの走りを見せ、スパートで再び前へ。ほとんど同時にバトンパスとなった。学生チームはわずか0.69秒差で実業団チームに敗れはしたものの、レース後には「個人(の400mのレース)よりも走れた」と充実の表情を浮かべた。

 8月28日にはリマで行われる第20回U20世界陸上競技選手権大会を控える白畑。「順調にタイムは伸びてきている」と、本人も確かな手応えを語る。今シーズン、著しい成長を見せる白畑が、さらなる大舞台で日本を背負い、世界に挑む。

 バトンを渡す白畑


◼️コメント

宮尾真仁

ーーー今回大会を迎えるにあたって調子はどうでしたか

先週の京都選手権で15m98で6本目で15m81だったんですけどそこで結構良い動きができたので今回の大会でその動きをもう一回やろうと思ったんですけど、今回はできなかったです


ーーー今回2位という結果になりましたが試合の内容としてはどうでしたか

1本目にまず16mをしっかり超えるが今回の目標ではあったんですけど、2本目で15m99でそこからうまく修正することができなくて暑さもあったんですけどそこが自分の弱みかなと思います。


ーーーシーズン前半としては今年どうでしたか

昨年のようにはうまくいかなかったんですけど、アベレージとしては上がって、冬季練習で培った自分の動きをうまく利用できなかったので結構自分としては苦い前半シーズンとなりました。


ーーー最後に全日本インカレに向けてお願いします

全日本インカレは昨年優勝したので2連覇目標にして記録の面では16m80以上を跳んで優勝することが自分の目標です。


城崎滉青

ーーー今大会に向けての状態はどうでしたか

日本選手権から期間が空いて練習が詰めたので自分的にはパフォーマンスが良い状態で出れたって感じです。


ーーー今回の跳躍振り返っていかがでしたか

自分のダメなところが出てしまってあまり良くない形で終わってしまいました


ーーーシーズン前半としては今年いかがでしたか

何本かPB(自己記録)を出せた記録もあったんですけど、ファールになってしまったり、コンディションよくても跳べなかったりが多くて自分の弱さがでた前半シーズンだったので、8月もう一回作り直して助走とか跳躍とか練習して全カレに向けて一からやり直していきたいなと思います。


ーーー最後に全日本インカレに向けての目標をお願いします

優勝です。


小川大輝

ーーーレースを振り返って

 日本選手権が終わってから、調整という調整はできていなくて、練習もあまり上手くつめなかった中でしたが、大会新記録で優勝できてよかったです。


ーーー今大会の収穫は

 修正点が4台目、5台目で、それは上手くとぶことができたんですけど、スタートの1台目を少し蹴ってしまって、そこがよくなかったので、これからしっかり調整して、(オリンピックで)1番いい状態でパフォーマンスできるように頑張ります。


ーーーオリンピックでの目標は

 オリンピックでの1番の目標は準決勝に出場することで、そこを達成できたら、世界の選手と肩を並べて勝負できるようになりたいです。


白畑健太郎

ーーー400mのレースを振り返って

 連戦で、疲労が残っている部分もあった中で(4)6秒台で走れたので、最低限の走りができたかなと思います。


ーーーマイルリレーを振り返って

 マイルは辛かったんですけど、意外と個人よりも走れました。


ーーー前半シーズンを振り返って

 順調にタイムは伸びてきているので、怪我をしないように頑張っていきたいです。


ーーー今後の目標

 (U20)世界(陸上競技)選手権があるので、そこや、世界選手権が終わった後の全カレに向けて頑張っていきたいです。




※掲載が遅れまして、誠に申し訳ございません