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2024.10.11
アイススケート

[アイスホッケー]延長戦で中大に勝利!苦闘の末に激戦を制す!

相手選手とパックを奪い合う大久保魁斗


10月6日(日)〇東洋大6-5 中大

35:33 森田(髙橋、大和)

37:02 大友(大久保雅、大和)

51:19 大友(佐々中、高田)

52:33 森田(髙橋、田中)

56:48 大久保魁(森田、髙橋)

60:00 大久保雅

※第3ピリオド終了時点で同点だったため、大会規定に基づきペナルティー・ショット・シュートアウトにより勝敗が決まりました。


試合中にコミュニケーションをとる選手ら


ファーストリーグも残り3試合となり、全勝に向けてエンジンがかかる東洋大。序盤こそ苦戦を強いられたものの、見事な連携と、東洋らしい勢いのあるホッケーで持ち直し春大会での敗戦の雪辱を果たした。


立ち上がりは中大が積極的に攻撃を仕掛け、試合は苦しい展開となる。FW陣が必死にパックを追うが、開始約5分に東洋大のペナルティによるSH(ショートハンド)の局面で中大に先制点を決められてしまう。チームはなかなか体制を持ち直せず、センターラインまでつなぐもパックを奪われる時間が続いた。さらに、第2ピリオド開始直後に2点を決められ、3点差に追い込まれる。しかし、全力で食らいつき、約15分後にFW森田(社3=駒大苫小牧)が1得点目をあげ、チーム全体が歓声と熱気に包まれた。この得点を皮切りに流れに乗った東洋は、その2分後にFW大友(社4=白樺学園)のシュートで1点差まで詰め寄る。しかし、その直後に失点し再び2点差となるも、諦めないプレーで徐々に勢いを取り戻していた。


白熱した試合展開でスタートした第3ピリオド。流れに乗ったら決めきる東洋。開始直後は拮抗したものの大友、森田の活躍はとまらない。人数的有利な時間帯に追加点を重ね、ついに同点に。その約30秒後、今試合2得点を挙げている相手選手がハットトリックを達成。しかしここで終わる東洋ではない。ルーキーFW大久保魁斗(スポ1 =駒大苫小牧)が試合終了間際にダメ押しのシュートを決め、運命の勝敗は延長戦に持ち込まれた。

得点に喜ぶ大友、山崎


会場が緊張に包まれる中始まったPSS(ペナルティ・ショット・シュートアウト)。先攻は東洋大。1本目は両者失敗するも、2本目でFW大久保魁斗が決める。大きなプレッシャーがかかる中、GK田村(スポ2=日光明峰)も力を尽くしてゴールを守り切る。最後にはキャプテンのFW大久保雅斗(社4 =駒大苫小牧)がゴールネットを揺らし勝利を決めた。


この日のチームMVPには何度もチームの危機を救い試合開始から最後の瞬間までゴールを守り切ったGK田村が選ばれた。逆境に追い込まれても諦めずにパックを追いかけ、白星を手にした選手たち。秋リーグ王者奪還に向けて更なる期待が高まる。


◆大友宏太選手

ーー中央大学との試合を振り返っていかがですか。

前半は相手のペースで試合が進んでしまったのですが、後半は相手にプレッシャーをかけながら自分たちのやりたいホッケーをすることが出来たので、勝ちに繋がったと思います。

ーー特に前半は苦しい試合展開となりましたが、試合に臨む際にどのようなことを考えていましたか。

いっさが何度も相手のチャンスを守りきってくれたので、何としてでも点数を取りたいと思い、試合をしていました。

ーー次戦に向けての意気込みをお願いします。

次の試合も自分たちのやるべきことをしっかりとやって勝ちたいと思います。


◆森田琉稀亜選手

ーー中央大学との試合を振り返っていかがですか。

2ピリ開始早々2点決められ3点差になってしまい、チームの雰囲気も少し悪くなってしまったが、それでも諦めないでみんなが努力した結果が勝利に繋がったのかなとおもいます。

ーー3点を追いかける中で得点を決めた際の心境を教えてください

自分の先制点からチームにいい流れを持っていけたのかなと思います。

ーー次戦に向けての意気込みをお願いします。

スタートから東洋らしいホッケーをして圧倒していきたいと思います。ゴール必ず決めます!


■次戦

10月14日(月・祝)16:30   法大

会場:東大和スケートセンター

※ 時刻は練習開始予定時刻です。

TEXT/PHOTO=岡本后葉