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2024.10.28
サッカー

[女子サッカー]主将・落合の劇的決勝弾で早大に4-3勝利!次週リーグ優勝をかけ最終節に挑む

第38回関東大学女子サッカーリーグ戦1部後期第10節 東洋大vs早大

10月26日(土) 東洋大学朝霞キャンパス・サッカー場


◯東洋大4-3早大


〈得点者〉(アシスト)

2分 宮本

10分 小林(落合)

84分 宮本

90分 落合(今西)


〈出場メンバー〉

▽GK

久保花穂(食3=1FC川越水上公園メニーナ)


▽DF

大箸桜子(食2=常葉大付橘)

楠さやみ(食1=セレッソ大阪ヤンマーレディース)


▽MF

落合依和(食4=十文字)

今西那歩(食4=INAC神戸レオンチーナ)

田中結衣(食3=健大高崎)

宮本妃菜里(食4=大商学園)

石塚木乃葉(食4=エルフェン埼玉マリ)

北岡梨愛里(食3=大商学園)→90+2分 山﨑綾乃(食2=JEFU-18)

清水優風(食1=浦和レッズレディースユース)


▽FW

小林莉々子(食4=常葉大付橘)→69分 高岡澪(食1=藤枝順心)



試合終了間際に決勝弾を放った主将の落合


 第38回関東大学女子サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)1部後期も残り2試合とする中で迎えた早大との第10節。前節でリーグ優勝を争う山学大に敗戦し、負けられない重要な一戦となる今節は、試合開始2分で幸先よく先制すると途中逆転を許すも、終了間際に主将のMF落合が決勝弾を放ち、4-3で競り勝った。


 試合開始からわずか2分、敵陣でパスを回して右サイドに展開を作り、MF田中がゴール前にクロスを上げる。そこへMF北岡がタイミングを合わせて走り込むと、相手DFに倒されPKを獲得。4年のMF宮本がゴール左上へ落ち着いて決め、先制点を奪った。しかし、すぐさま早大も反撃に出る。相手に前線へ浮かせた縦パスを許すと、狭いコースにシュートを決められ同点に。直後の10分、東洋大は右サイドに幅を取ると、中に一度パスを戻し相手の守備を引き付ける。その隙に、右サイドに回り込んだ落合へMF清水がワンタッチのパス。相手の守備を崩して最後はエースのFW小林が押し込み、1点リードで前半を折り返した。


得点を抱き合って喜ぶ小林(左)と宮本


 後半、早大に主導権を握られ守りの時間が続くと54分。ヘディングでうまくゴールを決められる。東洋大は72分にも細かなパスを守備の間に通され、痛恨の逆転弾を許した。78分、相手のハンドを誘いこの試合2度目のPKを獲得するが、ここは相手GKに弾かれチャンスをつかむことができない。しかし、それでも諦めずに勝利を信じる選手たちはここから圧巻の粘りを見せる。84分にCKのチャンスを得ると、ゴール前の混戦からバーに弾かれたボールを宮本が倒れながらも頭で押し込み、執念でゴールをもぎ取った。このゴールで一気に会場の空気を自分たちのものにすると、試合終了が迫る90分。MF今西からパスを受けた落合がドリブルでペナルティーエリア手前まで運び、そのままロングシュートをゴールネットに突き刺した。土壇場での主将の決勝弾に選手たちは抱き合って喜び、会場は大歓声に包まれた。


頼れる4年を中心にチームは最終節へ

(写真提供=東洋大学体育会サッカー部女子部)


 壮絶な戦いを勝ち切って、首位をキープした東洋大。次戦は泣いても笑ってもリーグ戦最後の試合となる。2年ぶりのリーグ優勝へ、頼れる4年生を中心にチーム一丸となって最高の勝利をつかみ取りたい。



[次節試合予定]

第38回関東大学女子サッカーリーグ戦1部後期第11節

11月3日(日) vs国武大 国際武道大学サッカー場 13:00キックオフ

※全日本大学女子サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信も予定されています。



TEXT=青柳そよか