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4月29日に行われた第74回関東大学バスケットボール選手権大会(=スプリングトーナメント)、東洋大学男子バスケットボール部は、成城大との初戦を迎えた。負ければ敗退となる一戦で、東洋大は、チームの強みである"ディフェンス"を活かし45点差で圧勝した。
試合後の様子
◯ 第74回関東大学バスケットボール選手権大会(スプリングトーナメント)3回戦
会場:大田区総合体育館
日時:2025.04.29 17:00 TIP-OFF
対戦相手:成城大学
《試合結果》
東洋大学 26 15 28 18| 87
成城大学 13 511 13| 42
【スターティングファイブ】
#11 大髙琉翔(済2=能代科学技術)
#25 ヌンビマトゥンガマイク(スポ3=福岡第一)
#13 清水拳(済4=東山)
#31 佐藤晴野(スポ2=東海大菅生)
#27 佐々木快吏(済4=開志国際)
試合開始直後、先制点を決めたのは今シーズンのキャプテン清水拳(済4=東山)だ。その後、早々に3ポイントを決められる。しかし、そこから反撃に出る。ルーキー工藤寧朗(済1=浜松開誠館)が入り、チームのギアがあがる。
ルーキー工藤
続く2Q、せめぎ合いの中で佐藤春野(スポ2=東海大菅生)のリバウンドで相手にボールを譲らない。佐藤はこの日、トータルリバウンド12という成績を修めた。その後も順調に点数を重ね、2Q残り4分半の時点で、37-15と22点差をつけた。相手の流れになる展開でも副キャプテン岡田光希(済4=帝京長岡)を中心に強度なディフェンスを続け相手を阻む。さらに、ゴール下では五十嵐陽介(スポ3=宗像)がディフェンスリバウンドで相手チームに更なるチャンスを与えない。この体を張ったディフェンスプレーこそ東洋大の強みだ。2Qは相手を5点でとどめ、41-18のリードで前半を終える。
後半も清水の動きは止まらない。前半での疲れを感じさせず、アグレッシブなディフェンスで相手にプレッシャーを与え、スティールからそのままゴール。キャプテンとしてだけではなく、コート内でも先導に立つ。さらに、大髙琉翔(済2=能代科学技術)のブロックでゲームを優位に進める。
今大会、ルーキーの活躍が光る。蓑原歩(済1=鳥取城北)、廣瀬晴信(済1=日川)が積極的なディフェンスと得点でチームに貢献し、それぞれ9得点と8得点の活躍をみせた。
ルーキー廣瀬
最終クォーターに突入しても、東洋大の勢いは止まらない。副主将岡田光希(済4=帝京長岡)のノールックパスで巧みな技をみせ、山下大志(済3=中部第一)のバックパスから五十嵐が得点するなど、連携プレーで得点を重ねていく。最終結果、87-42で幸先スタートをきった。
ノールックパスでアシストする岡田
〈主なスタッツ〉
ヌンビマトゥンガマイク12pts | 7REB
工藤 寧朗 11pts
清水拳 10pts
TEXT= 工藤空、PHOTO=髙梨美遼、近藤結希