Article

記事


2025.09.01
硬式野球

[硬式野球]4年生で挑んだ交流戦、逆転サヨナラ勝利で底力を見せる

[硬式野球]東都大学野球 交流戦・国士舘大戦

8月25日(月)明治神宮野球場

〇東洋大8ー7国士舘大


国士舘大
東洋大3x

 

淵上、小林、松田、畑ー鈴木


・打者成績

打順守備名前打数安打得点打点
(遊)  寺田啓悟(総4=土佐塾)
(指) 佐藤裕一郎(総4=山村学園)

打→指西川太基(営4=九州学院)
(三)飯田大空(総4=成田)

宮下朝陽(総4=北海)
(一)→三池田彪我(営4=三重)

政所蒼太(営4=天理)
(右)月見海晴(済4=東洋大姫路)

花田旭(総4=大阪桐蔭)
(左)藤井一輝(営4=浦和学院)

(捕)鈴木二知佳(済4=長崎日大)
(中)坂本寅泰(営4=聖光学院)

秋元俊太(済4=木更津総合)
(二)鏡内零央(営4=高岡第一)

吉田元(営4=龍谷大平安)


3711


・投手成績

勝敗名前回数球数被安打四死球三振失点自責点

淵上雄生(総4=創成館)2 1/335



小林春葵(文4=佼成学園)2 2/359

松田和真(営4=花咲徳栄)38
畑日向葵(法4=広陵)21



          東洋大先発の淵上


         初安打を打ち喜ぶ佐藤


  2ラン本塁打を打った秋元をベンチに向かい入れる選手たち


      逆転サヨナラ安打にガッツポーズを見せる秋元


           勝利後の選手たち


 来月に秋季リーグ戦が控える中、東洋大は4年生を中心としたメンバーで国士舘大に挑んだ。序盤、ロースコアでの試合を繰り広げ追う展開となったが八・九回裏、秋元(済4=木更津総合)の2ラン本塁打、逆転サヨナラ安打で見事勝利を果たした。


 東洋大先発の淵上(総4=創成館)は安定のピッチングで国士大の打線を抑え満面の笑みでガッツポーズを見せる。

 四回裏、東洋大の初安打は普段主務を務めている佐藤(総4=山村学園)。右前打を放ち、その後得点にはつながらなかったもののチームに明るさをもたらせた。

 五回表、ロースコアで進んでいた試合が大きく動いた。  投手小林(文4=佼成学園)が、2連打を浴び、その後中堅への犠打で1失点。さらに、四球を与えた後右方向へ3連打を許し、4点を失った。流れが一気に国士大に傾いたが4年生らしく落ち着いた投球でこの回を凌いだ。

 その裏、5–0の厳しい場面で東洋大に無死満塁のチャンスが訪れる。坂本(営4=聖光学院)の犠打で1点追加、鏡内(営4=高岡第一)の右安打で2点目を狙うが本塁封殺され惜しくも届かず。そして2死満塁で打席は佐藤へ。初球、迷いのないスイングで中堅手前へ適時打を放ち、2点目を追加した。

 七回裏、寺田(総4=土佐塾)が中前安打を放ち2死一塁と打線を繋げる。盗塁で二塁に進み、相手の失策でホームに生還し3点目を奪う。

 着々と点を追っていく東洋大だが八回表に2点を追加され7–3とまだまだ厳しい現状は変わらず。その裏1死一塁。なんとか食らいつきたいところで秋元の初打席。「後ろに繋ぐことだけを考えて」打席に入ると、見事右翼席に2ラン本塁打を放ち2点を追加した。大きな一打にベンチからは歓喜の声が湧き上がった。

 九回裏、勝ち越しを狙う2死満塁のチャンス。再び秋元の打席。仲間の思いを背負い強気の一打で3点適時二塁打を放つ。7–8の逆転サヨナラ安打に4年間の底力を見せつける試合となった。


 秋季リーグ初戦は9月16日、ジャイアンツタウンスタジアムで行われる駒澤大との一戦だ。4年生のメンバーを筆頭に強気なプレーで熱い戦いになるのを期待したい。


◼︎コメント

•佐藤(総4=土佐塾)

〈普段は主務としてチームを支えていると思いますが、今日の試合はどんな気持ちで挑みましたか?〉

4年生だけの試合ということで、ただただ楽しもうという気持ちで挑みました。

〈先制点を取られロースコアで試合が進む中、2本の安打、さらに打点をあげた感想を教えてください〉

最高に気持ちよかったです。また、1、2年生の時に中々試合に出られなかったけどその時の努力が今日の結果をもたらしてくれたと思います。


•秋元(経4=木更津総合)

〈今日の試合を振り返ってみてどうでしたか?〉

4年生全員で試合に出て勝てたことでより一層一致団結できたかなと思います。

〈夏の強化練習でチームが成長したなと思うことを教えてください〉

身体と心を鍛えたので両方の面で成長できたと思います。

〈秋季リーグ戦に向けての意気込みをお願いします〉

あっというまに最後のリーグ戦になってしまったので悔いの残らないように優勝を目指して頑張ります。


TEXT=吉田妃莉 / PHOTO=鈴木真央•高梨美遼