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第99回関東大学サッカーリーグ戦1部第22節 東洋大vs中央大
11月15日(土) 東洋大学朝霞キャンパスサッカー場
○東洋大3-1中央大
《得点者》 (アシスト)
45分 村上 力己(依田 悠希)
49分 村上 力己(依田 悠希)
88分 香取 武(仲野 隼斗)
▽GK
磐井 稜真(国2=東京Vユース)
▽DF
荒井 涼(国4=日大藤沢)
髙橋 愛翔(国4=大宮U18)
山之内 佑成(国4=JFAアカデミー)
岡部 タリクカナイ 颯斗(国1=市立船橋)
▽M F
田制 裕作(国4=柏U-18)
鍋島 暖歩(国4=長崎U-18)→76分 仲野 隼斗(国4=三菱養和SCユース)
湯之前 匡央(国4=柏U-18)→74分 髙橋 輝(国3=大宮U18)
宮本 新(経2=横浜FC)→78分 西村 龍留(国3=柏U-18)
▽F W
依田 悠希(国3=三菱養和SCユース)→72分 香取 武(国1=川崎Uー18)
村上 力己(国4=尚志)→89分 大橋 斗唯(国4=柏Uー18)
第99回関東大学サッカーリーグ戦1部(以下、リーグ戦)は第22節を迎え、東洋大はホームで最終節に臨んだ。前半からシュートを多く放ち、攻めの姿勢を見せ、前半終了間際に村上が先制点を挙げ1-0で前半を折り返した。後半開始早々にも村上が追加点をを決め、リードを広げる。しかし、その後中央大に1点を返され2-1となるも、香取のスーパーゴールが決まり、最終的に3-1で勝利を収めた。
リーグ戦9位の東洋大は、勝点差が1で順位が1つ上、8位の中央大と対戦。今日の試合を落とせば、他会場の結果次第ではプレーオフ圏に落ちる可能性もあり、会場には「絶対に負けられない」という緊張感が漂っていた。

東洋大学應援指導部も加わりみんなで応援
試合開始から果敢に攻め込むも、相手GKの好セーブに阻まれ、なかなか得点に結びつかない。一方、中央大も攻撃の姿勢を見せる場面があったが、DF陣の的確な守備が光り、相手に先制点を許さなかった。
前半終了間際の45分、MF鍋島がラインギリギリで中央大のDFからボールを奪いシュートするもGKに弾かれる。しかし、弾いた球をすかさず FW依田が奪い味方へパスを出すと、FW村上がワンタッチでマークをつかれる隙を与えずゴールで1-0。このまま前半を折り返した。

点を決めた村上に駆け寄る
後半開始2分、相手DFがGKへバックパスを出すも、GKが前にいたためボールはそのままゴールへ向かう。GKが慌てて戻りかろうじて防ぐも、そのこぼれ球を依田が素早く奪取。ゴール前で待ち構えていた村上へパスを通し、冷静にファーサイドへ流し込み、貴重な追加点を挙げた。
また後半35分、相手が中盤でボールを持つと、素早いパスワークと推進力を見せ、相手FWにボールが渡る。そのまま鋭いミドルシュートを放ち、スコアは2-1に。その一撃で勢いを取り戻した中央大は、以降シュート数が増え、コーナーキックのチャンスを立て続けに得られ、東洋大にもやや焦りが見え始めた。
しかし、中央大の攻勢が裏目に出る形で、東洋大の3点目が生まれた。中盤で中央大がボールを回す中、相手のパスミスをMF仲野が奪い、FW香取へとつなぐ。中央大のDFとGKが前に出ていたため、背後には大きなスペースが生まれていた。香取はその状況を見逃さず、思い切ってロングシュートを選択。放たれたボールは美しい弧を描いてゴールに吸い込まれ、スコアは3-1に。このまま試合終了となり、東洋大は後期リーグ戦におけるホーム初勝利を挙げた。

リーグ戦最終節を勝利で終えた
この試合をもって東洋大はリーグ8位となり、4月から始まったリーグ戦はその長き戦いに幕を下ろした。東洋大は第49回 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント(以下、総理大臣杯)優勝により、第74回全日本大学サッカー選手権大会(以下、インカレ)への出場資格を既に獲得している。総理大臣杯優勝・天皇杯ベスト16と輝かしい成績を収めた今年のチームは、例年以上に注目を集め、他大学からも警戒される存在となっているに違いない。その中で、果たして今年のインカレも優勝をつかめるのか。インカレは12月6日に開幕する。東洋大の初戦は、2025年度東海学生サッカーリーグ1部で残り1節を残し優勝した東海学園大学だ。2連覇がかかるインカレから目が離せない。
▪️コメント
・村上 力己
ーー今日の試合を振り返って。
試合でみんな緊張していたと思うんですけど、みんなしっかり走って戦ってということができていたので良かったと思います。
ーー東洋大学のサッカー部の中でもリーグ戦で多くの得点を挙げていましたが、リーグ戦に臨むにあたって意識していたことや、目標にしていたことはありましたか。
FWなので点をたくさん取ることです。ですが、それがあまり結果として今シーズン出せなかったことに対して悔いが残ります。
ーーインカレに向けての意気込みを教えてください。
去年の冬も今年の夏も全国優勝をしていて、対戦相手も警戒してくると思うんですけど、そこで勝たないと自分たちの力を証明できないと思うので頑張りたいと思います。
・香取 武
ーー今日の試合を振り返って。
今日はチーム全体として、絶対に勝たなければいけない試合でした。前半からスタメンで出ていた選手たちが良い立ち上がりを見せてくれていたので、その勢いをさらに加速させるために自分が途中から入りました。また、さらにゴールを取りたいなと思っていて、GKの位置も見えていたので、イメージで蹴ったら思いのほか良いところに入ったので、ゴールにつながって嬉しいです。
ーー総理大臣杯以降の活躍が見られますが、東洋に来て成長したことはありますか。
自信を持って大学でプレーできていることが一番大きいです。自分の技術やシュート技術っていうのは、他の選手よりもあると自覚しているので、練習を積み重ねてさらに自信につなげていけたらもっともっと成長できると思います。
ーーインカレに向けての意気込みを教えてください。
去年の冬と今年の夏と2連覇を達成しているので、このチームは勢いに乗れば本当に止まらないと思います。3連覇を目指して、まずは初戦から良いスタートを切って、優勝できるように頑張りたいと思います。
[次戦試合予定]
第74回全日本大学サッカー選手権大会
12月13日(日) vs 東海学園大 草薙総合運動場 陸上競技場 14:00キックオフ
TEXT=山﨑萌衣 PHOTO=森花菜

