記事
3月12日、東洋大学白山キャンパス125記念ホールで「東洋大学ラグビー部ジャパンリーグワン2026年度加入選手 記者会見」が行われ、今春リーグワンに加入する4年生5名が出席した。
1年時の春期交流大会立正大戦で公式戦デビューし、2年時から先発に定着。最終学年時にはU23日本代表に選出されるなど、チームの中核として躍動してきた栗原大地(総4=伊勢崎興陽)はクボタスピアーズ船橋・東京ベイ に加入する。花園とは無縁の高校出身で大学でプレーすることさえ頭になかった栗原。東洋大での厳しい練習に耐えきれず「無断で逃げ出した」こともあったというが、折れずに突き進んだ先に、リーグワンの道が開けた。「無名校といわれるようなチームでも『ここまで頑張れるんだ』というところを見せていきたい」。自身と同様、大舞台を経験したことのないラガーマンに希望を与える選手になる。(取材日=3月12日、聞き手=市澤結衣)

――スピアーズの会見にも出席されていましたが、このような会見はいかがですか
全然慣れないですけど、クボタの時より今の方が戦ってきた仲間がいるので落ち着きながらできたかなと思います。
――大学でプレーすることさえ頭になかった選手がリーグワンへ。率直な気持ちは
今でも考えられないところはありますね。
――クボタスピアーズの印象は
暖かいチームで年の差関係なくみんなラフに話しかける、東洋大に似て家族みたいなチームです。

――クボタから声がかかったとき、2秒で断ったと聞きました
最初に声がかかったのが大学1年の冬頃。その頃は(ラグビーから)逃げてた時期でラグビーをそこまで続ける気はなかったので断りました。
――気持ちが変わったのはいつ頃ですか
自分が1年生の時の4年生の台の試合を何回か見てて、そこで自分も熱くなって頑張ろう、また声がかかったときに練習に参加してみようと思いました。
――会見で「1年生の時に何回も逃げ出した」とありましたが何回くらいですか
2回あるんですけど、1回無断で逃げ出して、2回目は監督に相談して帰りました。普通に「帰らせてくれ」と(笑)

――理由は
高校から大学で一気にレベルが変わったので、1年経ってもしんどかったです。
――栗原選手について皆「欲がない」と言いますが、気持ちは変わってきましたか
少なからず大学の時よりは欲は出てきているはずです。
――伊勢崎興陽高校からリーグワンの選手は初。今も母校に戻ることはありますか
入団する前に2回くらい行きました。後輩は今10人くらいで自分より欲のある人が多いかなと思います。

――どんな選手になりたいですか
自分の得意プレーがラインアウトで、クボタスピアーズはセットプレーのところに重点を置いているので安定したセットプレーを出せる選手になりたいと思っています。自分の出身高校があまり強くないので、無名校といわれるようなチームでも「ここまで頑張れるんだ」というところを見せていきたいと思います。
――福永監督からは「心配ばかり」と言われていましたが
正直に話すと自分でも心配です。東洋大からクボタスピアーズにレベルは上がりますけど自分も社会人になるので少なからず逃げ出すことはないと監督に伝えたいです。

――東洋大で良かったと思いますか
先輩、後輩間でも仲が良いし、暖かいチームなので良かったと思います。
――後輩へ伝えたいこと
無理せず、自分のキャパシティー範囲内で頑張ってほしいです。
PHOTO=北川未藍

