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2026.03.27
陸上競技

[陸上競技] 令和7年度陸上競技部卒業特集 鉄紺に刻んだ4年間/短距離部門・城崎滉青、舘野峻輝、廿浦亮仁

 東洋大学陸上競技部短距離部門を、この春卒業する4年生たち。鉄紺をまとった4年間で、一人ひとりが輝きを放った。

 主将の栁田大輝・副主将の小川大輝を筆頭に、チームをけん引し、確かな結果を残してきた。彼らの4年間の、歩みと思いをたどる。(聞き手=鈴木真央、近藤結希、土田夏帆/取材日=1月21、27日)

 



◼︎城崎滉青


ーー4年間を振り返って

 1、2年生の時はケガしてないのに実力が出せてないことが多くていいことがなかったですけど、3、4年生になってちょっとずつ結果が残せるようになってきてから実力出せてきたので、最後まで僕らしい4年間だったんじゃないかなと思います。


ーーターニングポイントは

 2年生の終わり、3年生が始まる前の日本選手権室内です。その時、初めてちゃんとした大会で2位になれていい経験になれましたし、それ以降の試合でも結果残せたり、大きな試合に出たりもしたので1番ターニングポイントだったのかなと思います。


ーー1番印象に残っていることは

 1年生の春学期の成績発表があって、部活の規則で15単位未満は部活に参加できない決まりがあって、僕が14単位だったので秋学期だけ練習参加できてなくて、、その成績を見た瞬間が1番記憶に残っています。


ーー秋学期はどのように過ごしたか

 勉強しながら個人的に練習していました。こっそり室内で練習したり、勉強しながらやっていました。



ーー競技生活で大切にしていることは

 練習1つひとつ何も考えずにやっていた時期もあったんですけど、監督やコーチから言われたことを考えて。

 なんでこういうことを言われているんだろうと1個1個意味を考えて、しっかり頭を使って練習することを意識していました。


ーー今後に向けて

 今後は社会人になってどうなるか分からないですが、陸上は大好きなので記録に頼りすぎず、陸上の楽しさを忘れずにやっていきたいです。この大学で学んだり、経験したことを続けていきたいなと思います。


ーー同期に向けてメッセージ

「ギンギン」でお願いします。


ーー後輩に向けて

 今を大切にして欲しいなと思います。楽しんで。


ーー特に宮尾選手に向けて

 ライバルでもありましたが、1番応援しているので、あまり深く考えすぎず頑張ってねという感じです。


ーー色紙の言葉について

 普段僕が言っている言葉でもありますし、ターニングポイントであった試合の結果も銀メダルで、1位を取り切れない自分らしい感じもありつつ、パッと出てきた言葉でした。






◼︎舘野峻輝


ーー4年間を振り返って

 1年の時に日本代表に選ばれて、U20世界大会で優勝して。そこから成績は落ちる一方だったけど、今思えば楽しかったなって思います。


ーー1番印象に残っていることは

 U20世界大会で優勝したことです。初めて日の丸を背負って試合に出て。優勝したとは思っていなかったけど、2位で日の丸を背負ってウイニングランをする中で一位が失格になって、繰り上がりで一位になったよって言われた時に、選手たちは全然知らなかったけど、会場からはおめでとうと。

 コロンビアのカリという、地球の反対側まで行ったけど、日本語で「おめでとう」と言ってもらって、やっぱり日本ってすごいなって。愛国心ではないですけど、日の丸を背負えてよかったなってすごく思いました。


ーーターニングポイントは

 2年生の冬に腰椎分離症で腰の骨を折って。そこから後半の2年間は本当に無駄にしてしまいました。

 良い意味ではなくて悪い意味にはなりますが、そこで何か変われたらというか、何かあったら後半の2年間は無駄にせずに終われたと思うので、そこで変われなかった自分をいつも悔しく思っていたかなと思います。


ーーけがが長引いていた?

 そうですね。3年は腰のけがが悪化して、冬からは練習を積めたんですけど、「さぁラストイヤー頑張るぞ」という4年目で肉離れと腰椎分離を再発して、1年間終わってしまいました。

 その腰椎分離さえなければ自分も何か変わってたんじゃないかなという風には思っています。


ーーその中で大切にしてきたこと

 個人種目ではあるんですけど、やっぱり練習はチームでするものですし、自分が他に与える影響はいい意味でも悪い意味でも強いと思います。自分がけがをして、腐ってるなっていうのは分かってもいたので、極力周りには影響を出さないようにというのは大切にしていましたし、練習に来るのであれば必ずいい影響を与えようと思っているので、自分がしんどくても周りのために練習は頑張るというのは心がけてきました。


ーー同期の存在は

 今になって気づいたんですけど、みんな卒業して引退して。僕はもう半年だけいるんですけど、同期が少なくなってから、自分の頑張る踏ん張りどころが見つけられなくなって。同期に強い栁田・小川がいて、一緒に日本代表になっていたから、これからも一緒に日本代表になりたいなっていう思いで。頑張りたいなっていう思いはあったけど、いざ今同期が数人しかいないとなった時に練習のモチベーションが薄れてきて、すごい大切だったんだなっていうのは今になって気づきました。


ーー同期にメッセージ

 色々と迷惑をかけたけどありがとうございましたっていう感じです(笑)。



ーー後輩へエール

 楽しんで競技をやってくださいってことかな。今は多分一年生とかは入ったばっかりであまり自覚はないかもしれないけど、4年間って本当にあっという間で。

 長い人生の中で4年間って本当に短くて、こんなに短い4年間をこんなに陸上に捧げて、他の大学生活とか娯楽とか、全て捨ててまで陸上に捧げてるんだったら、楽しく競技をやってほしいなって思います。せっかくこれを極めにきている人たちなのに、それを嫌いになってしまったら残されているものは限られてくるから、みんな楽しんで競技をやれるように。けがして辛いんだったら少し休めばいいし、楽しくないなって思うんだったら楽しくなるように工夫すればいいので、ぜひ楽しんで競技生活を送ってほしいなって思います。


ーーご自身も「楽しく」という部分で苦労した面もあるのか

 そうですね。基本的にはけがして置いて行かれてばかりだったので。楽しくないなって思う部分もありました。うちの陸上部は優しいので、監督に相談して一度休ませてもらったり。そういう時に対応してくれるスタッフがいるので、そういった方に支えられて楽しく続けてくることができました。苦労はしましたが。


ーー今後に向けて

 あまり嬉しいことではないんですけど、もう一度チャンスが巡ってきたので。やるからには本気で日本代表を目指したいですし、一年置いて行かれているので、その差を埋められるように努力したいと思います。


ーー色紙の言葉について

 もう一度がんばる、がんばるというか、止まっていたわけではないんですけど、けがもやっと治って、陸上に対する向き合い方も少しずつ変わってきてはいるので、もう一度陸上と真剣に向き合って、短い時間ではあるんですけど、陸上だけではなく、一人の人間としてもう一度進み始める時間になればいいなと思います。




◼︎廿浦亮仁


ーー4年間を振り返って

 怪我の多い4年間だったなと思います。


ーー1番印象に残っていること

 4年の最後の日本インカレのマイルリレーです。自分は1年生から怪我ばかりで、日本インカレに出られたことが無くて。でも最後の年に出場できて、マイルリレーに出場させてもらって。決勝も走って学生記録を出せたことが印象に残っています。


ーーターニングポイントは

 ターニングポイント。そうですね、諦めないでやってきたという部分が自分のターニングポイントかなと思います。


ーー競技生活で大切にしてきたことは

 何事も折れないで、ブレずにやることです。


ーー今後に向けて

 今まで筋トレができなかったので、筋トレたくさんしたいなと思います。


ーー色紙の言葉について

 自分の性格的に周りを盛り上げたりとか、元気付けるっていうところが自分の持ち味だったので。インカレの走りとかも周りから「男だな」みたいな。今までのけがが多かった時期を乗り越えてここまで来れたっていうところも含めて、あの漢字が自分に似合うかなと思います。



ーー同期へメッセージ

 これからも自分の同期で陸上続けていくやつが何人かいると思うので。栁田、小川以外にも日の丸を背負って活躍してくれる選手が出てきてくれたら嬉しいなと思ってます。


ーー後輩へエール

 後輩にもけがとかで苦しんでいる選手はたくさんいると思うんですけど、結構自分がいいお手本になって、けがして苦しい時期があっても、最後にいい結果待ってるよっていうことを証明できたと思うので。それを糧にではないですけど…。けがしててもあきらめずに頑張ってほしいし、今も成績がずっと伸びてる選手はもっと上を目指して、日本代表だったり、オリンピックとか世界陸上に出られるような選手になってほしいなと思います。




Photo=窪内彩乃

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