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春季リーグ戦振り返りインタビュー8人目は、大学初先発となった立正大3回戦で勝利を果たした谷公希(総4=三重)投手。中継ぎとしても登板し、安定した投球でチームを支えた。春のリーグ戦で平均球速が上がり、力で勝負できたことで自信をつかんだ。「防御率にこだわり、点を取られない投手」を目指す彼に、春季リーグを振り返るとともにラストシーズンとなる秋リーグに向けて意気込みを聞いた。(取材日=6月30日、聞き手=髙梨美遼)

ーー入れ替え戦から数日経ちましたが、今改めて湧き上がってくる思いはありますか。
大学野球の最後まで神宮でできるのはめちゃくちゃ嬉しいです。
ーー1部残留が決まった瞬間、一番に思ったことは何ですか。
みんなに感謝ですね。みんなありがとうという。応援の人も、試合で頑張ってくれた人も含めて、みんなにありがとうって感じです。
ーー残留が決まってから、チームのみんなとはどんな話をされましたか。
正直終わってから、やっぱり1戦目は結構焦ったけど勝ててよかったなっていう、そういう思いでしたね。

ーー立正大3回戦では初勝利、國學院大2回戦でも勝ちがつきましたが、勝てた要因は何ですか。
1カード目の開幕戦も、最終回投げさせてもらって。その次の日の2日目が、たぶん投げなかったんですけど、ブルペンで掴んだっていうか。感覚がそこでめっちゃ良くなって。次の日に投げたら平均球速が4〜5キロ上がってて。その日が、結局終わってみれば、先発の日が1番球走ってたんですけど。そういうのもあって、自信を持って投げられたのが1つかなと思います。
ーー春の個人成績をどう受け止めていますか。
結果だけ見たらたぶん防御率以外はいい風に出てるんですけど、でも投げてる感覚としては良かったんですけど、失点が全部ホームラン。ここまで3年間、この春のリーグ戦まで、紅白戦とか含めても大学で1回もホームラン打たれたことがなくて。初めて打たれたと思ったら、そこから5本も浴びるっていう。しかもその球種が球種で、結構困ったらカットボールを投げてたんですけど、そのカットをカウント球で狙われてたなって。狙われて打たれたって感覚があったんですけど。その分、スライダーがリーグ戦中に良くなって、1番投げない変化球だったんですけど、スライダーが良くなったのが右バッターとかに投げやすくなったかなと思います。
ーー谷さんが先発するという話はなかったのですか。
ちらっとその自分も可能性があるとは言われてたんですけど、まあ結局無いまま終わったって感じですね。

ーーこのリーグ戦を通してご自身が成長した点、課題はどこですか。
成長したのは、やっぱり真っ直ぐの平均球速が上がって、力で勝負するところもできて、変化球も生きたって思っています。
課題としては、全部追い込む前にカウント球をホームランにされたんで、やっぱりそこの組み立てですかね。しかも右バッターによく打たれたんで、右バッターへの組み立てですかね、配球。そこが課題かなと思います。
ーーチームとして今季優勝に足りなかったことは何だと感じていますか。
ピッチャーの……そうですね、ちょっとホームラン打たれすぎ(笑)。ホームラン打たれすぎだったかなって。やっぱりリーグ戦中にも、ピッチングコーチとみんなで話し合う時間もあったんですけど。やっぱりそれは急にどうこうできない話なんで、この夏そこをできるだけゴロ、三振を取れるように。そういう練習をしていって、夏もオープン戦結構あるんで、そこで試していけたらなって思います。
ーー今季の試合で一番印象に残っている試合とその理由を教えてください。
個人的に1番印象残ってるのは、青学戦のタイブレークですかね。
まあ先発は先発で楽しかったんですけど、やっぱりドキドキするのは後ろのほうなんで。タイブレークが1番緊張はしなかったですね。あの日が1番フォームと、球速が1番出てたってわけじゃないんですけど、身体を全部使って投げてる感覚がブルペンからあって。もう何の不安もなく投げられました、あの日だけは。

ーー入れ替え戦にはどんな覚悟を持って挑みましたか。
リーグ戦と違って、なんか高校野球の夏大会みたいな緊張感があって。4回目なんですけど、個人的には初めてだったので。1戦目で投げられたのは大きかったんですけど、その雰囲気を知ったまま2戦目で、ああいう風にホームラン打たれたのは結構悔しかったですね。
ーー入れ替え戦3回戦はいままでのリーグ戦と比べると雰囲気が良かったように感じましたが何が変わった?
元々、雰囲気はみんなで上げていけるチームなんで。でもまあ1つ、ピッチャーで集まって、大坪から話があって。「今までの打たれたことは全部忘れてもう開き直って。全部忘れて戦おう」っていう。それで楽しんでいこうっていう話で入れたのが良かったのかなって思います。
ーー今季の反省から夏と秋リーグに向けて取り組みたいことは何ですか。
個人的に左バッターのほうが得意なんですけど、やっぱり右バッターに苦手意識持ってたらダメなんで。右バッターへの配球の組み立てと、決め球っていうよりやっぱりカウントをどう稼ぐかっていうのが課題だと思うんで。そこ意識して、試合で投げられたらなと思います。
ーー秋がラストシーズンとなりますが、どんな意気込みで臨みますか。
とりあえず防御率にこだわって、点取られないように。そういうピッチャーになれたらなと思います。

◇プロフィール◇
谷公希(たに・こうき)
生年月日/2004・6・23
身長・体重・最高球速/182㌢・83㌔・147km/h
出身高校/三重
オフシーズンに楽しみなこと/帰省で帰った時に地元の子とバーベキューをすること
PHOTO=スポトウ硬式野球班

