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2016.01.06
アイススケート

[フィギュア部門]シンデレラガール河口 6位入賞でインカレデビュー

第88回日本学生氷上競技選手権大会

1月5日(火)栃木県立日光霧降アイスアリーナ

◆女子Bクラス

6位 河口優希 (社1=横浜創英)

◆女子Bクラス団体

7位


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笑顔で演技を全うした


 6位入賞と河口は華々しいインカレデビューとなった。初めてのインカレで、緊張があり固さが見えたものの成長が見える演技となった

 驚きの入賞だった。東日本インカレから磨きをかけたコンビネーションや持ち味である笑顔で、上手く演技を終える。しかし「自分の中では練習の成果が出せず納得できなかった」と自分の演技の内容に納得しておらず、河口本人も驚きの、入賞となった。

 笑顔が勝利のカギとなった。10月の東日本インカレが公式戦初デビューであったが、リンクの上では臆することなく、終始笑顔でスケーティングを見せた。今回のインカレでも前半は硬い笑顔となっていたが、はじける笑顔は健在だった。理想の演技は「スケートの楽しさが伝わる演技」と恥ずかし気に語る河口であったが、彼女の笑顔は確かに観客にスケートの楽しさを振りまいていた。

 東日本インカレでの10位から今大会は6位と、着実に順位を上げる河口。東洋大学のフィギュア部門の選手ほとんどが推薦入学。その中でも、一般で入学し頭角を現す河口のポテンシャルは目を見張るものがある。彼女のシンデレラストーリはまだ始まったばかりだ。


■コメント

・河口(社1=横浜創英)

東インカレではインカレへの出場権を取ることだけを考えて演技していたが、今回は順位を気にしていた。東インカレより良い演技が出来たが、自分の中では練習の成果が出せず納得できなかった。なので、6位入賞したのは驚いている。東インカレではダブルアクセル2本中1本失敗したので失敗をしないようにした。コンビネーションジャンプが苦手なので3回連続で成功することと、スピンのレベルを取りこぼさないようにした。初めてのインカレ緊張した。しかし、昼間は緊張したが演技直前は緊張しなかった。アクセルが得意なので、ダブルアクセルと笑顔が自分の持ち味。(理想の演技は)守り固めるのは好きではないので、攻める姿勢とスケートの楽しさが伝わる演技がしたい。


TEXT=星和典 PHOTO=坂口こよみ