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2016.04.03
硬式野球

[硬式野球]特集 春季リーグ戦開幕直前9日連続独占インタビュー 第8日 中川圭太

 新主将・笹川(営4=浦和学院)を筆頭に新たなシーズンが幕を開ける。昨年の絶対的エースだった原樹理(H27年度営卒=東京ヤクルトスワローズ)が抜け、今年は打の東洋復活を目指す。開幕を前にした今、監督、選手は何を思っているのか。9日間に渡ってお届けする。 


 昨年、1年生ながら全試合に先発出場し、一時は4番も担った。そんな中川(法2=PL学園)は今年から、ミスターTOYOの証である背番号8を笹川に代わって身につける。大学2年目を迎えた心境とは。(取材日:3月19日、聞き手・菅野晋太郎)


――オープン戦の調子はどうですか。

 結果的には数字も出てないので、あまり良くないです。ケガもあったのですが、それ以前に調子が上がらない状態です。

――調子が上がらないと思う理由は何ですか。

 昨年の打てていた時に比べて、バッティングの感覚が違うと感じています。なので、調子の良い時と悪い時のビデオを見比べて、どんなリズムやポイントで打っていたかを確認しながら、改善しているところです。

――冬の間はどんな練習をしていましたか。

 キャンプの前までは、ケガを治すために体幹を鍛えていました。キャンプ期間に入ってからは、守備の基礎の形やプルペンで実際の投手の球を見たり、実戦に向けて準備をしていました。

――その中で、特に重視していたことはありますか。

 バッティングです。感覚を戻すために、体感速度を体に叩き込むことを重点的にやっていました。

――今年は守備に就く機会も増えそうですが。

 監督さんからは一塁、二塁を守れるようにと言われています。いつ守備に就いてもいいように準備はできています。

――津田(総1=浦和学院)の存在が刺激となることはありますか。

 津田は守備に就いていて、自分も守りたいと思っています。負けていられないです。

――その津田を含め1年生が入ってきました。気持ちの変化はありますか。

 自分は昨年、入寮してすぐに試合に出させていただいた。それから1年が経って、より自覚を持ってプレーしなければいけない、と思うようになりました。

――最後に、今年の目標をお願いします。

 個人では、首位打者とベストナインを取りたいです。チームとしては全勝で優勝して、全日本で日本一になることを目指します。でも、目標というよりは達成しなければいけないことだと思っています。