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2016.04.04
硬式野球

[硬式野球]特集 春季リーグ戦開幕直前9日連続独占インタビュー 最終日 笹川晃平

 新主将・笹川(営4=浦和学院)を筆頭に新たなシーズンが幕を開ける。昨年の絶対的エースだった原樹理(H27年度営卒=東京ヤクルトスワローズ)が抜け、今年は打の東洋復活を目指す。開幕を前にした今、監督、選手は何を思っているのか。9日間に渡ってお届けする。 



主将として1部の舞台に挑む笹川。昨年末には1日5食の肉体改造に着手し、オープン戦では昨年の不振を感じさせない活躍ぶりだ。シーズン開幕を間近に控え、その胸中を打ち明けた。(取材日:3月19日、聞き手・美馬蒔葉)


――オープン戦の調子はどうですか。

まあまあですね。五分五分。出てなかったピッチャーが登板したり、野手が打ったり。個人的に打ってはいて、去年の打ってないときの感覚はなく、いい感じでオープン戦に入ってます。


――その中で見えた課題はありますか。

もっと緊張した場面や確実なところ、チャンスでどうやって打つかというのが課題になってると思うので、練習からそれを想定して取り組みたいです。


――新体制になって雰囲気はどうですか。

いいですね。試合に向かう雰囲気とか、メンバー外も試合中しっかり声出してくれたり、「1部に上がって勝とう」という雰囲気になってると思いますね。


――1部優勝へのキーマンを指名するなら誰でしょうか。

みんなですね。誰かが活躍するんじゃなくて、みんなが打たないと勝てない。自分が活躍するのは当然として見ないと、と思ってます。この思いをみんなも自覚してやってくれているんじゃないかなと感じています。ミスもあるけどその代わり打ってくれる。ミーティングで良いことも悪いこともしっかり言って、今のうちに悪いことはつぶしていこうとしています。


――阿部(営4=帝京)さんはライバルとして意識しますか。

右打ち左打ちやポジションも違いますが、いいものを持っていて、羨ましいこともたくさんある。ただ、自分も阿部に持ってないものがあると思うので、ライバルと言えばライバルだし、信頼してる仲ではありますね。ずっと二人でレギュラーとしてやってきたので、阿部と自分が活躍したら負けることはないと思っています。


――津田(総1=浦和学院)さんに伝えていることはありますか。

思い切ってやるように伝えています。ミスしても彼のせいじゃないので、しっかり思い切って出来るように1年生に負担がないように、2、3、4年生がフォローしてやらせるようにみんなに話しています。


――主将として意識することはありますか。

チームが1部に上がってすぐ落ちるというのは自分の責任。任されているものは大きいと思うので、まずそれをさせないこと。その中で昨季亜細亜が優勝したので、打倒亜細亜でやっていける。1部優勝、全国制覇できるところにやっと立てたので、それを目標にこれからやっていきます。


――春はどんな結果を残したいですか。

各カードの初戦を勝てるように。個人は、首位打者とベストナインのタイトルを取れるようにしっかりと内容を残して打点を稼ぎ、納得のいく1部のシーズンにしたいです。



 5日(火)から東都大学野球1部リーグ戦が開幕します!全試合神宮球場で行われます。東洋大学の初戦、専修大学戦は同日13:30開始予定です。