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2016.08.08
陸上競技

[陸上競技]4年生らが最後の全カレ標準チャレンジ 悔しさは来月へ

第11回N.S.S.U.オープン競技会

8月6日(土)~7日(日) 日本体育大学健志台陸上競技場


男子400m

6組

2着 丸池 49"02


男子110m障害

7組(風:-2.2m)

5着 相澤一 16"51


男子400m障害

4組

3着 相澤一 57"83

5組

3着 吉野 55"08


女子400m障害

3組

5着 長畑 1'05"39


丸池は苦手な前半から攻める積極性を見せた

 

 第11N.S.S.U.オープン競技会が2日間にわたり開催。最後の夏を迎える4年生らを含め各選手が全日本インカレ(以下、全カレ)の参加標準記録突破に挑んだが、惜しくも奮わず。相澤一(済2=つくば秀英)も110m障害では自己ベストを更新したものの、400m障害では記録が伸びなかった。

 

 全カレ出場条件である参加標準記録突破の期限は8月7日まで。ラストチャンスとなる今大会には4名の選手が参加し、その内3名が最終学年である4年生だった。1日目の男子400mに出場した丸池(工4=昭和一)は6月にけがが癒えたばかり。約1ヵ月程度の練習しか積めなかったが、前半から果敢に攻めた。しかし、本来であれば後半を得意とする選手。慣れないレース展開にラストは失速すると、ゴール後には「苦しかった」と口にした。高校時代はインターハイ男子400m8位入賞の実績を誇り、大学でも1年次から4×400m(以下、マイル)リレーのメンバーとして活躍した。だが、その後は度重なるけがに悩まされ、「毎回場所が変わって。またけがするのかと思うことが多かった。練習も限られたことしかできなくて、治療に専念するばかりだった」。標準突破を果たせなかったため個人での全カレ出場は無くなる。マイルメンバーに選出されなければこの夏で引退だ。それでも「最後まで頑張りたい」と最後の夏に再起を誓った。

 また、男子400m障害に出場した吉野(法4=浦和南)も後半に順位を上げるも、タイムは標準突破ならず。こちらも教育実習などによる練習不足が影響した。女子400m障害の長畑(ラ4=文京)も、標準記録を狙いスタートからペースを上げたが、終盤に余力を残せなかった。彼女も、来月の日大競技会での引退を表明。彼女にとって日大競技会といえば、今年5月に関東インカレ出場を決め笑顔を見せた縁起のいい大会。「思い入れの強い大会なので、しっかり調整していい形で引退したい」と意気込んだ。

 今大会唯一の2年生エントリーとなった相澤一は110m障害と400m障害の2種目に出場。専門の400m障害に向けたトレーニングの一環で始めた110m障害は自己ベストを更新したが、その後の400m障害は疲労により後半失速した。

 

 積極的なレースを見せた選手たちだったが、全カレ標準突破者はなし。しかし、これで戦いが終わっただけではない。4年生にとって次なる目標は有終の美を飾ること。最後の夏、彼らはまだ鍛錬を積む。

 

■コメント

・長畑(ラ4=文京)

思っていたよりうまくいかなった。全カレの標準を狙っていた。先週のレースではいい走りができていたので、もう少し頑張れたら良かった。あんまり調子も良かったわけではないので、悔しい走りになってしまった。(レース展開は)前半攻めたが、後半はその分持たなかった。最後は疲れてしまった。(今後の競技は)9月いっぱいで引退。9月25日の日大競技会が最後になると思うが、日大は思い入れの強い大会なので、しっかり調整していい形で引退したい。

 

・丸池(工4=昭和一)

苦しかった。大学1年の頃からいろんな個所をけがして、今年の6月から1ヵ月くらい練習しただけ。今日が復帰3戦目だった。(レースは)前半は苦手だけど、とばした。後半は何とかなるだろうと思ったけど持たなかった。最後の直線に入ったときには燃料が無かった。(けがについては)毎回場所が変わって、大学3年では右の裏ももを、2年では膝だった。けがそのものが苦しかった。またけがするのかと思うことが多かった。練習も限られたことしかできなくて、治療に専念するばかりだった。(今後は)インカレのマイルメンバーに入れなかったら8月末の大会で引退になる。最後まで頑張りたい。

 

・吉野(法4=浦和南)

自分の中では今までと比べるとスピードも出ていたし、ハードリングもインターバルもうまくいっていた手応えを感じていた。でも、実際ビデオを見てみると、自分が思っているものと噛み合っていない部分が多かったので、それを伸びしろとして、次に生かしていきたい。けがや教育実習があり、最近練習を始めたばかりだった。秋には54秒~53秒前半あたりを出せるように細かい修正点を直していきたい。

 

・相澤(済2=つくば秀英)

(1日目を終えて)110m障害は2年から取り組み始めた競技で、レースは今回で3本目。タイムは上がって来ているし、楽しめてできている。本職は400m障害だが、タイプの違う競技をやることで400m障害にも生かせる技術を身に着けるのが目的。(400m障害とは)動きが全く違くて、まだまだスピードが足りない。でもこのスピードを付けて、3年目、4年目では110m障害でも勝負できるようになりたいし、そうすれば400m障害のタイムも伸びてくると思う。(2日目を終えて)思っていた以上に悪かった。昨日の疲れはあったが、仮に無いにしても今の体の出来では記録を出すには程遠いと思う。3年につなげられるようにもっとレベルを高めていきたい。

 

TEXT/PHOTO=伊藤空夢

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