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平成28年度 秋季関東学生リーグ戦
9月10日(土) 和光市総合体育館
女子2部リーグ
東洋大4-2東経大
○川上 | 3-2 | 山口● |
●荒井 | 0-3 | 高橋○ |
○村山、荒井 | 3-0 | 嘉瀬、村田● |
●浜田 | 0-3 | 福田○ |
○川上、中本 | 3-2 | 高橋、福田● |
○村山 | 3-0 | 嘉瀬● |
東洋大3-4筑波大
●村山 | 1-3 | 田﨑○ |
○川上 | 3-1 | 池田● |
●川上、中本 | 3-1 | 田﨑、田口○ |
●荒井 | 0-3 | 小室○ |
○村山、荒井 | 3-2 | 小室、眞瀬● |
○中本 | 3-2 | 眞瀬● |
●大谷 | 0-3 | 田口○ |
男子2部リーグ
東洋大1-4國學大
○中村 | 3-1 | 関谷⚫︎ |
⚫︎大森 | 0-3 | 宇仁田○ |
⚫︎安藤 | 0-3 | 松本○ |
⚫︎大森、岡田理 | 3-2 | 近藤、宇仁田○ |
⚫︎坂本 | 3-1 | 近藤○ |
東洋大2-4埼工大
⚫︎坂本 | 0-3 | 千葉○ |
○大森 | 3-2 | 祖父江⚫︎ |
○飯嶋 | 3-1 | 小笠原⚫︎ |
⚫︎大森、岡田 | 0-3 | 稲島、千葉○ |
⚫︎中村 | 0-3 | 稲島○ |
⚫︎石川 | 1-3 | 郭○ |
笑顔で楽しそうにプレーする村上主将
國學院相手に点数を重ねガッツポーズを見せる中村主将
秋季リーグ戦が幕を開けた。女子は、春に敗れた東経大に勝利。筑波大には敗れはしたものの、次戦につながるプレーが多々見られた。今季から2部でプレーする男子は、初戦から強豪校を相手に苦戦し、連敗。次に期待がかかる。
女子の第1試合は東経大戦。先鋒の川上(文4=真岡女子)が3-2で勝利し、荒井(済3=正智深谷)もこの流れに続きたいところだったが、序盤から相手に押されてしまい0-3で敗れてしまう。しかしそこは上級生の意地。続く3戦目では、村山主将(社4=武蔵野)と息の合ったダブルスで今度はストレート勝ちし、東洋に勢いをもたらす。第4セットは落としたものの、その後は順当に勝利し、結果4対2で白星。「チーム力で勝ち切れた」と江尻監督が語り、春敗れた東経大にリベンジを果たした。
第2試合目は強豪・筑波大。春は4対0とストレート負けしている相手。1部昇格する上で、カギとなるカードだが、初戦は1-4で負け。続いた川上の勝利で1対1と均衡にし、流れがほしいところだったが、3連続でカードを落としてしまい「1点取りたいところで取れなかった」と監督も課題を漏らした。しかし、このままで終わらない。最終カード、中本(法4=明秀日立)が強さを見せる。0―2で迎えた第3セット、両者譲らぬラリーが続き、気づけば18ー16。中本はそのまま2セット連続で取り、5-3で勝利。結果として筑波大には敗れはしたものの、この中本の脅威の粘りは必ず次戦につながるように感じた。一敗したものの、まだ優勝の可能性はある。「是が非でも勝つ。なんとしても取りたい」と監督の目は燃えていた。
一方、2部に昇格してから初めてのリーグ戦を迎えた男子の第1試合。相手は春季リーグを1部で戦った国学大。対しトップバッターでラケットを握ったのは主将の中村(法4=三浦学苑)だ。「普段は後半に起用されることが多いから戸惑った」と本音を「緊張してやるのはもったいない」と試合を楽しみ3-1で関谷(国学大)を破り好調なスタート。しかし続くシングルス2戦はストレート負けに屈し、ダブルスは2-3と競るもあと一歩及ばず。勝負をかけた5試合目の坂本(済2=埼玉栄)も1-3で敗退。1対4で第1試合は幕を閉じる。
第2試合の相手は1部常連校の埼工大。初戦の坂本はストレート負け。しかし続くシングルス大森(法4=甲府商)がフルセットまで粘り勝利を掴み、その流れで飯嶋(法3=遊学館)も3-1と余裕を見せて勝ち点を奪う。両校譲らず2対2で迎えたダブルス2戦は連続ストレート負けに終わり、埼工大には2-4で勝ち星を挙げることはできなかった。リーグ戦初日の試合では2敗となった男子だが「もともと力のある両校に、点も取れたし、せった試合をしてくれて頑張りが見ることができた」と伊藤監督。「残りの3戦は3勝します」と中村主将からも力強い意気込みが語られた。2部残留の達成に向け、挑戦は始まったばかりだ。
■コメント
・江尻監督
1試合目はチームの力で勝ち切れた。最終的に勝たなきゃならないところで取れたのは大きい。2試合目は取らなければならないところで落としてしまったことが課題だと思う。相手の戦術の分析はできているから、それをどこまで実戦で出せるかがポイント。メンタル面やチームの雰囲気等の総合的なものでまとまると思うので、次は一人ひとりがやれることを含めてやればチャンスが来る。もう一度1部で、という気持ちでやってきたので、あと1日調整して是が非でも勝ちに行きたいです。
・村山主将(社4=武蔵野)
東経大戦は前回負けているが、今回はチーム一丸となって向かっていく気持ちでいけて、結果も勝てたので良かった。筑波大戦はやれるだけの力は出したが、それで満足してたらダメ。もうひと踏ん張りしていたら勝てた部分もあったので、みんなで反省したい。(春から成長した点)チーム力が上がった。一人一人自分が今何をやらなきゃいけないのかっていうのを確認することができて試合に挑めている。それが今の東洋のいいところ。(ダブルスの調子は)春は全敗なので、秋は今まで以上に練習してきたのでダブルスは全勝してチームに貢献したい。(ラストシーズンに懸ける思いは)残り3試合全力で勝ちに行きたい。
・伊藤監督
春で久々に2部に復帰できたので、しっかりと上位を狙って来年に繋げられる試合にしていきたい。國學院は春は1部、埼工大は1部常連校で、もともと力のある両校に、点も取れたしせった試合をしてくれたので、選手たちの自信にもつながったかと思います。生徒も力を出し切れたと思います。1試合目2試合目それぞれで、個人個人の頑張りが見れた。試合内容も良かった。1試合目の國學院戦で負けてしまったが、自信持って自分の卓球をやりきって欲しいということで2試合目に臨んだ。次に当たるのが2部の中では下位校と当たることになる。できたら2勝をして4位くらいには着きたいなと思っている。
・中村主将(4=三浦学苑)
今大会の目標は2部の上位を目指すことで、難しいことは分かっているが残留して次の代に繋げたいというのが4年生としての気持ち。2部の選手は大事な場面場面で点を取るのが上手い、そこに食らいついていけないのが現状。せった試合を勝ちきれないというのが足りない部分かなと思う。國學院戦のときはベンチの雰囲気も勝つ雰囲気がなくて勝てたらいいなくらいの気持ちが見受けられて、不安があったが、埼工大戦では点がせるにつれて、周りの歓声も盛り上がって選手もいいプレーができていた。1試合目で負けて落ち込んでた選手も多かったがチームメイトで励ましあった。(1試合目のトップバッターの緊張は)あんまりなくて、いつも後半に起用されるタイプなので1番と言われて自分も戸惑った。でも0-0の状態で緊張して負けるのはもったいないなと思って思い切ってやった。後輩に4年生の背中を見せて成長してもらいたい。残りの3戦は3勝していい結果で終わりたい。