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2016.12.18
ラクロス

[ラクロス]決勝リーグ1回戦敗退も新人の成長を魅せる

関東学生フレッシュマントーナメント・決勝リーグ

1217日(土) 江戸川臨海球技場

 

東洋大・国士大0―3立教大


    チームをまとめたキャプテン瀬田

   


    1年生メンバーで戦う新人戦。予選リーグを突破し、見事決勝リーグへ進出した。しかし、優勝候補である立教大に得点を伸ばせず0―3と敗北を喫した。

   人数が足りず、国士大との混合チームとして新人戦に出場した東洋大。予選リーグで慶応大に1―1、駒大・東農大に3-1、獨協大に3-2と2勝1分けという結果でBブロック1位通過で決勝リーグへコマを進めた。

 迎えた決勝リーグ。相手は予選を無失点で勝ち上がってきている強豪立教大。「オフェンスがいいように見えて、ディフェンスがいいチーム」とDF瀬田主将(ラ1=東京成徳)は立教大を分析し、コート内で声を掛け、ベンチを盛り上げるなどチームを支えた。試合が開始すると終始相手のペースに持ち込まれてしまった。AT大澤(ラ1=松商学園)がゴールに何度も切り込むもなかなか点が決まらず、苦しい時間が続く。その間にも1点、また1点と得点を許し、残り2分でついに0―3と点差を離された。観客席からは「まだあと2分あるぞ!」と選手たちを鼓舞する声。ベンチの選手たちもわずかな時間でも望みを捨てず、最後までコートにいるチームメイトに向けて指示をとばした。しかし、その望みも絶たれ決勝リーグ1回戦で姿を消す結果となった。

 大差で負けてしまったが「正直全く勝てなかったという相手ではなかった」と瀬田主将は今回の結果に前向きな姿勢を示した。特にAT大澤、G徳田(工1=浦和南)、DF御前(国士大)、AT上田(国士大)の活躍を取り上げたが、「出た選手はみんなが活躍してくれていたと思う」とチーム全員の活躍を称えた。決勝リーグ進出は男子ラクロス部として数年ぶりとなり、今後活躍するフレッシュマンたちの成長が見られた試合となった。この勢いのまま今回出た課題を修正すれば、来年の学年試合であるあすなろカップで飛躍した彼らを見られるに違いない。


コメント

・瀬田(ラ1=東京成徳)

 (試合を終えて)悔しいというのが初めに浮かんでくる。やりながら本当の基礎だったりというところがまだ足りなかったというのを感じた。だが、正直全く勝てなかったという相手ではなかったと思うので0ー3という大差で負けたのが悔しい。(どんな目標を持って臨んだか)予選のときは予選突破という目標を掲げて、それが達成できたときはこのままの勢いで優勝しようという感じだった。だが、この勢いが逆に自力がない中で運で勝てた面もあったのでそれを意識しないで勢いできちゃったところが敗因かなと思う。(立教大の印象)全てのところで東洋大・国士大はもちろん今大会出てるチームの中でも優勝候補のチームだった。オフェンスがいいように見えて、ディフェンスがいいチームだったので、一応東洋・国士も攻め方を決めてやっていたが、それを発揮させないほどのディフェンス力があった。今後、対策して勝ちたい。(混合チームで苦労した点)練習時間の確保が難しくて、平日はやっぱり授業があるので土日に合わせた。あとは戦術面でどうしても一緒に練習するときにしか全体の練習ができないので、戦術面の意識のすり合わせというのが上手くできなかったというのも敗因の一つだと思う。(キャプテンとして臨んだが)キャプテンだったが、一応国士舘の方にもキャプテン的なポジションの人もいて、東洋にもMF池田(ラ1=桐生)やDF村松(工1=浦和南)の支えもありつつ全体でまとめたのが自分だったので、たまたまキャプテンというだけだった。気持ちという面で自分は出ているときは声をかけたり、ベンチにいるときも盛り上げるというところを意識してまとめられたのは良かったが、技術的なところで引っ張らなかったというのが悔しかった。学年試合でいうと来年のあすなろがあるのでチームのエースとしてプレーでも気持ちの面でも引っ張っていけるように頑張りたい。(活躍した選手は)決勝では見られなかったが、AT大澤(ラ1=松商学園)、G徳田(工1=浦和南)、DF御前(国士大)、AT上田(国士大)。ATはやはりその2人が主に得点を挙げて予選を積み上げられた。DFでは御前君のDFでゴールを防げた。シュートにいったときに今日は特に徳田が粘ってくれて、3点失点したが徳田がいなかったらもっと失点していたと思う。正直“この人”というのは難しい。出た選手はみんなが活躍してくれていたと思う。(自身の良かった点)足の速さに自身があるのでボールを持ったらとりあえずゴールに向かった。ゴールに向かえたというのが良かった。(反省点)実際に試合して感じたのはシンプルに1対1の技術が足りなかった。あとは体力面。一応トレーニングは全体でやっているが、疲れた状態でのプレーが良くなかった。(今後の課題)決定力。シュートにいけてもシュートを決めきれなかったというのが予選を通してあった。あとはクリア。自分のゴーリーをセーブしたり、自分のボールになってもそれをオフェンスに繋げられないというところ。


TEXT=水野桜 PHOTO=吉川実里