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2017.02.16
コラム

第544回 短気は損気、だけじゃない 執筆者・髙橋雪乃

 

 ここまで同期のコラムが続いています。どれも人柄が出ているなぁ…、なんて思ってたら自分の番が回ってきました。ご挨拶が遅れ、すみません。ボクシング、バスケ、射撃、少林寺拳法を担当していました、髙橋雪乃です。コラムを書き始めた現在13時55分です。今日まで一文字もコラムを書いておらず、とても焦っています…。やっちまった!! 

 きや(木谷)から「短気との付き合い方について書けば?」と言われたので即採用。今回も人から助言してもらったテーマで書きます。



 さて、私は超が付くほど短気です。些細なことですぐに眉間にしわができます。木谷から「そんなにすぐ怒ってスタミナの無駄じゃない?」と言われ、治そうと試みましたが状態は変わらず。大学卒業までに治っていることを願います。「短気は損気」。わかっているのに治らないものです。エスカレーターの順番の割り込みにも、自撮りに夢中で通行の邪魔をする若者にも、イラっとしない心がほしいです。


 そんなド短気な私がスポトウでイラッとしたこと、いや、していることの方が正しいでしょうか。それはスポトウのHP上で私の担当部会が全て「その他」というくくりになっていることです。仕方がないことですが、納得がいかないです。特にボクシング(部員のみんなはきっとこの流れになることをわかっていたでしょう)。1部で活躍しているのに、結果を残しているのに、あまり目立つことはありませんでした。

 ボクシング部の選手の皆さんも監督もOB会の方々も「いつもありがとう。いい記事頼むね」と私たちに声をかけてくださいます。その想いに応えたいと強く感じた最後の1年。昨年の11月、全日本ボクシング選手権大会で木村選手が優勝した時が、その想いを形にできる最後のチャンスになりました。木村選手の優勝が決まった瞬間、私は号泣。隣にいた1年生を困らせてしまいました(笑)。ごめんね。あの感動を伝えたい、今までで一番いい紙面を作りたい、と思いました。ですが、第76号は12月発行で駅伝シーズン真っ只中。さらに、相撲部の団体戦優勝、サッカー部の1部昇格とビッグニュースが目白押し。もちろん、スポトウの相撲班、サッカー班もカラー面を取ると燃えていました。そのメジャーな二つに対して、マイナーなボクシング。どうやって対抗すればいいのか、と考えました。その中でたどり着いたのは、私たちが唯一、ボクシング部を取り上げることのできる媒体ということでした。同じ学生だからこそ見せてくれる一面と、一番近くで取材してるからこそわかる選手達の努力。それを武器に戦うことにしました。面割会議(どこの面をどこの部活が担当するか話し合う会議)の日はずーーっと緊張していたことだけは覚えています。会議中は「最後だから嫌われてもいいや」と、好き放題に色々言いましたが、何を話したかその内容は全く覚えていません。

 会議の末、サッカーがカラー面をやることに決まりました。サッカー班の子に「いいもの作ってね」と強がったけど、本当はとても悔しくて、家に帰って悔し泣き。 けれど、「モノクロ面になっても、いいものを作ろう」と最後の編集を駆け抜けました。試合を控えていて忙しい中、村田選手にインタビューしたり、忙しい木村選手、馬場選手を部室に招き、再度インタビューしたり。たくさんの方のご協力の下、この活動ができているんだと改めて思った2週間でした。本当にありがとうございます。


 最後の編集をこんなに頑張れたのは短気ゆえかもしれません。些細ないらだちや負けん気が原動力にかわっていたのかも。「絶対どこよりも良い面を作ってやる!」と思っていましたが、それは結果として「第76号を良いものにしたい!!」にかわっていました。自分の中で納得のできる記事と紙面ができました。もし、お持ちの方はご覧いただけるとうれしいです。

 短気も捨てたもんじゃないかもしれないです。自分の扱い次第ですね!



 こんなにボクシングを好きだと思わせてくれたのは、二人の先輩の存在があります。「楽しく伸び伸びと、でも真面目に取材をする」。お二人の方針を私は引き継げたかはわかりません。なんせ、口うるさく後輩に注意することが多かったので(笑)。でも後輩たちが、「ボクシングって楽しい」と来年度からでもいいから、そう思ってくれたらいいな。


 そして最後になりましたが、バスケ部、射撃部、少林寺拳法部の皆さんにもとてもお世話になりました。また、ボクシング部の皆様、関係者の皆様も大変お世話になりました。スポトウに入っていなければ出会えなかった御縁に感謝しています。ありがとうございます。

 

 

 さて、書き終えました現在は17時です。ようやく書き終わりました。思いのままにキーボードを叩いては消していたため、思っていたよりも時間がかかってしまいました。長くつたない文章ですいません。この活動を通して出会えた皆様に感謝しています。 本当にありがとうございました!